で、どのようにしたら、脳がしっかりと覚醒したり、整理されたりするのかというと、よく寝ることなわけです。
脳は寝ている間に記憶を整理整頓します。
ある程度の時間しっかりと寝ないと脳の中が雑然としてテンションを上げようと思ってもいろいろなところで妨害されてしまい、上げることができません。
また、脳をしっかり覚醒させることも、その前に十分に睡眠をとる必要があります。
人の脳は90分刻みですっきりと起きれる時間がやってくると言われています。
4時間30分か、6時間か、7時間30分のどれかの時間眠ることができればとても良い目覚めを迎えられるでしょう。
とはいえ、さすがに毎日4時間では少ないでしょうから、理想的なのは6時間程度、時々7時間30分寝るというのが日中テンションを上げるためにはかかせない作業になります。
5.疲労が溜まっている
先ほど、充実した睡眠がテンションを上げるために効果的であると書きましたが、いくら眠っても一向にテンションが上がらない場合もあります。
そういう人はたいてい、ひどく疲れていることが多いのです。
日ごろから仕事に人間関係にプライベートにと、忙しく多忙な日々を過ごしている人は、疲れがなかなか取れにくい傾向にあります。
単に疲れといっても、肉体的な疲れだけであれば、数日しっかりと眠ればさすがに解消さえるでしょう。
しかし、精神的に疲れると、寝たからといって必ず疲れが解消されるとは限りません。
疲れにはストレスなどが原因で起こる精神的な疲労もあります。
また、常に忙しくしていることで、思考能力が低下してしまう脳疲労というものもあります。
単に肉体的疲労だけではないので、解消するのが難しいんですね。
疲労を溜めないようにするためには、肉体疲労であれば、休んでいる時間と体を動かす時間を両方作ること、つまり運動もする必要があるのです。
運動する時間、リラックスす時間の両方をバランスよく作ることで、肉体的な疲労は大部分を解消することができるでしょう。
特にも眼精疲労になると、体だけでなく、精神的にも疲労してきますので、目からの刺激を減らす努力が必要になります。
眼精疲労は睡眠をとればよいという問題ではありませんので、やはり適度に目を休める必要があります。
目を温めたり、電子機器を見る時間を減らしたり、自然を見る時間を作ったりすることで、眼精疲労を軽減することができるでしょう。
精神的疲労については最近はストレス社会ですので、精神的なストレスは感じていない人はほどんどと言っていいほどいないのではないでしょうか。
ストレスを強く感じていると、交感神経が優位になり、脳が緊張状態に陥ってしまいます。
そうなると、睡眠を取ろうと思っても十分に取れなかったり、脳が疲労したりと、精神的疲労だけでなくその他の疲労も悪化し、悪循環に陥ってしまいます。
ストレスを解消する時間を一日の中に必ず設けるようにし、こまめにストレス解消を図る必要があります。
「今日は別にストレスたまってないな」と思う日も、必ずなにかしらのストレスは受けているでしょう。
趣味でもぼーっとするだけでもなんでもいいので、毎日必ずストレス解消を行いましょう。
6.なかなか目標に到達できない
頑張っているのに、成果が出ない。
焦っているのに何も進まない。
目標は立てるけど、達成できない。
なんてことがよくあります。
このように、自分の思うように事が運んでいかないと、テンションはどんどんと下がります。
テンションを上げるには、成功体験を積み重ねていくことが必要不可欠ですから、目標は低く設定し直して、少しずつ達成することに効果があるのです。
そもそも目標は最初から高く設定するものではありません。
マラソンで例えれば、42.195km地点のゴールは「目的」でそこまで達成する必要がある地点のことを言います。
これを目標にもしてしまう人がいますが、それは間違いです。
目標とは、5km地点、10km地点、15km地点のそれぞれのタイムのように小刻みに設定されるものなのです。
マラソン選手は走る前には作戦を練りますよね。
15km地点までは先頭集団に入りながら様子見するとか、35km地点になったらスイッチを入れて速度を上げるとか。