あなたはどんな人になりたいですか?

「自信に溢れた人」「活動的な人」「いつも冷静な人謙虚な人」などは魅力的ですよね。

どんな人かを表す時には、その人の持っている特質の中でも、特に特徴的なものを用いて表現します。

対人関係や行動の仕方など、生活の様々なところにその人の特徴的な特質が現れますが、ぜひ、人から美しい、心地よいと思われるような特質を自分の中で培って、〇〇な人と言われる時には、美徳とされる言葉で表されたいですね。

今日はたくさんある美徳の中でも「謙虚さ」について見ていきたいと思います。

「謙虚な人だね」等、良い意味で使われる言葉

あなたは「謙虚な人」と言われたことがありますか?

もしくは自分でそう思いますか?

または、誰かをみて「謙虚な人だな」と思うのは、どんな時でしょうか?

日本では特に、「謙虚」とは褒め言葉として用いられていますね。

「仕事ができるのに、威張らない」、「地位が高い人なのに、腰が低い」「注意された時には素直に聞く」人のことを、謙虚な人と表現するのではないでしょうか?

簡単に言うと「偉ぶらない人」と言えます。

ですから、謙虚な人だねと言われたら嬉しいですし、謙虚だなと思う人の言動は、爽やかに感じるものですね。

詳しい意味を知っている人は少ない


謙虚という言葉は、控えめで、決して偉ぶらないなど良い意味で用いることはわかっていても、ニュアンスで使っていることが多く、正確な意味や、詳しい意味について辞書で調べたことがある人は少ないでしょう。

しかし言葉の意味を詳しく調べるなら、より良い点に気づくことも多いので、せっかくの機会ですから、これから謙虚の意味について調べていきましょう。

謙虚の意味

国語辞書によると、謙虚とは「控えめで、慎ましいこと」、「へりくだって、素直に相手の意見を受けれることやそのさま」、「自分の能力や地位などに奢ることなく、素直な態度で人に接するさま」となっています。

相手を敬い素直な態度で接する

相手を敬うとは、相手がどんな人であれ、社会的地位や職種、収入や容姿、国籍に関係なくその人の尊厳を認めて敬意を持つことです。

自分がその人より優れているとか、立場が上だとは考えません。

ですから偏見なく素直に接することができるのです。

謙虚という言葉を分解して考えると、「謙」は、へりくだって相手を敬い、自分を控えめにすることという意味合いがあり、「虚」は、空、悪い心を持たないという意味があるので、謙虚は人は、何か自分の目的を成し遂げるため、もしくは相手に取り入るためにへりくだるのではなく、清い心つまり無心で相手を立てることができる人というとこがわかります。

控えめでつつましいさま


控えめで慎ましい人は、自分の能力や地位に奢ることは決してありません。

しかしそれは自分を低く評価していることとは違います。

自信がなかったり、本当に自分はできないと思っているのではなく、謙虚な人は、自分の持っている優れたものを理解し、十分に用いはしますが、人にひけらかすことをしないのです。

ですから、ただの控えめな人や、謙遜な人とは少し意味合いが異なります。

例えば、仕事で良い成果を上げ、周りの人から褒められた時に、「自分なんて大したことない」「たまたまです」と言うと、控えめではありますが、自分の価値を低めているとも言えますよね。

しかし謙虚な人は、仕事の成果を自慢したり威張ったりせずに、さらに仕事の質を高めるように努力し続けるのです。

微妙な違いがおわかりいただけたでしょうか?

自分の能力は正しく評価しますが、それを決してひけらかさずに、さらに自分が向上するために自分自身に対してストイックに向き合う姿勢、その慎ましさを指して謙虚と言うのです。

謙虚な人になりたい

謙虚という言葉の意味を調べてみて、心の美しさや、能力に対する正しい認識、そして自尊心など、魅力的な要素がいくつも含まれていることがわかり、ますます「謙虚な人」と言われるような人格を身に付けたいと思われたのではないでしょうか?

そうするためにも、まずはお手本となるような謙虚な人の特徴を調べてみましょう。

謙虚という言葉が持つ字義的な意味が、生活の中でどのように現れるかに注目してみてください。

謙虚な人の特徴

一緒にいると、爽やかになり、感銘を受けることの多い「謙虚な人」には、5つの目立った特徴があります。

「自慢しない」「自分のことを後回しにする」「見返りを求めない」「我慢強い」「他人の悪口を言わない」というどれも素晴らしいものです。

どの特徴も、自分もそうありたいと願うものですし、そういう人を友としたいと思うものですね。

では、それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

自慢しない

劣等感が強かったり、大したことない人ほど自慢話しをします。

いかに自分が頑張っているかを熱く語ったり、過去の武勇伝や、今までに自分が成し遂げた成果などをひけらかして、人からの評価を上げようとするのです。

褒めてくれる人が少ないので、自分で褒めるしかないのかもしれませんが、それは自信のなさを露呈させているともいえるでしょう。

一方、本当に有能な人や、自分に自信がある人は、自分の成果や努力を自慢することは決してありません。

何故なら人からの評価で自分を判断することもなければ、見栄を張る必要も感じないからです。

心に邪心がないので、人と自分を比べたり、人を値踏みするような感覚がそもそもないので、自分を高める行為をすることはないのです。

自慢話しを聞くのは、あまり心地よいものではありません。

本当に素晴らしいことなら一緒に喜べますが、ただ自分の評価をあげたいだけだったり、ライバルと差をつけるためだったり、とにかく注目を集めたいというような動機のことが多いので、聞いていてその人の自信のなさを残念に思うことの方が多いですよね。

自分の事は後回し

自分のことより、人のことを優先できる人は決して多くはありません。

どうしても人間は主観的に物事を見て、利己的な考え方が先に浮かんでしまうことでしょう。

しかし、謙虚な人は利他的に考えて、それを実践できるのです。

例えば、同じプロジェクトで働いている場合、多くの人は、目立つことや、手柄に直接関係することに携わりたいと願い、面倒なことやサポート役は誰かにやってほしいと感じます。

しかし、進んで人をフォローしたり、人が嫌がることでも嫌な顔一つせずに自分から行う人がいたらどう思いますか?とても爽やかに感じ、なんて利他的で謙虚な人なんだろうと感銘を受けますよね。

しかも、それらをそつなくこなしてくれた時には、また一緒に仕事がしたいと皆が思うのではないでしょうか?

このように謙虚な人は、自己中心的な考え方をしたり、自分の利益のためだけに動いたりするのではなく、皆の益を考え、率先して人のために動けるという特徴があります。

見返りを求めない

謙虚の虚は、空、悪い心がないことを指すと学びましたが、見返りを求めないことには、まさにその清い心が関係しています。

交換条件で何かをしてあげたり、感謝されたり、敬意を示されることを動機として何かを行うのではなく、直積的にありがとうと言われなくても、誰にも気付かれなくても良いことを行うのです。

「〜してあげるね」とよく言ってしまいますが、それだと「だから〜してね」と続いているようにも感じ取れます。

何かを期待して行うと、それが得られないとがっかりしたり、勝手に腹立たしく感じるかもしれませんが、見返りを一切求めていないなら、例え誰にも気付かれなくても、思った通りのリアクションがなかったとしてもネガティブな気持ちになることはないでしょう。

このような行動を見ると、心から尊敬できますし、多くの点を学べますよね。

だからこそ謙虚な人は、人に愛せれ、重んじられるのでしょう。

この境地に辿りつきたいものですね。

我慢強い

謙虚な人は、仕事を押し付けられたり、理不尽なことを言われても、何も言い返さなかったり、黙々と仕事をこなすことでしょう。

人から見れば、とても我慢強く見えます。

確かに置かれた状況を甘んじて受け入れることは、我慢強さや忍耐強さが関係していますが、謙虚な人は、ただ仕方がないから我慢して言われる通りにしているわけではありません。

謙虚な人は、芯が強く積極的な態度を保つので、本当は、理不尽なことを押し付ける人を論駁することも可能かもしれませんが、いやいや行うのではなく、自分の成長のため、周りとの調和のためと前向きな考え方で取り組めるのです。

他人の悪口を言わない

口をひらけばネガティブなことを言ったり、どんな人のことも悪く言う人がいますが、そのような人は、そもそもの見方や感じ方がネガティブで、言葉の裏を読もうとしたり、自分のマイナス思考と人の言動を勝手に結びつけて、感情を害されたと騒ぎます。

しかし謙虚な人は、友人や上司からのアドバイスも、ひねた見方をすることなく素直に聞けます。

それに自尊心があり、芯がしっかりしているので、自分と価値観の違う人のことも受け入れることができますし、批判されたとしても、それはその人の意見として冷静に聞き入れ、感情を揺さぶられることなく、もっともな点は自分に当てはめ、同意できない点に関しては聞き流すことができます。

ですから悪口を言う必要がないのです。

素直に物事を捉え、柔軟性に対応することができるのです。

謙虚になるための8個の心構え

謙虚な人には、非常に魅力的な特徴がいくつもありましたね。

まさに、できた人と言われるような、一緒にいて心地よく、周りに良い影響を与えることができる人です。

さらに本人も、周りの環境に影響されることなく内面の平安を保っているので、幸せな人生を送ることができることでしょう。

ぜひ私たちもそうなりたいですね。

ではこれから、謙虚になるための心得を見ていきましょう。

1、他人の良い所を取り入れる

人は皆それぞれ違うので、自分に持っていない良いところを持っている人がたくさんいます。

ですから、素敵だなと思った行動や、素晴らしいと思う考え方に気づいたら、自分に取り入れるように努力するようにしましょう。

それはただ、憧れる人の真似をするのではありません。

まず、自分の良いところや悪いところを認識して、自分というものを持ちながら、感銘を受けた言動をどのように自分なりに取り入れられるか考えることです。

ですからむしろ、自分とその人の違いを謙虚に認めることから始まります。

素晴らしい特質を示している人の、行動だけに注目するのではなく、そうするようにその人を促している動機や、考え方にまで注意を払うなら、同じようにするためには、自分には何が足りないのか、どこを完全するべきかが明確にわかってくることでしょう。

他人の優れている面を探しだす

周りにお手本となるような人がいないと思うことはありますか?そうお持っているようでは、謙虚な人にはなれません。

人は皆どこかしら良いところがあるものです。

一見優れたところがないように思えたとしても、良い点はないかという積極的な見方でその人を見るようにしましょう。

性格上、前面には出せなくても、実はとても優しかったり、周りのことを考えていたりする人もいます。

また、人知れず努力していることが後からわかることもあります。

ですから、よく観察したり、じっくりと話に耳を傾けるなどして、すぐにこういう人と決めてかからずに、意識的に良い点を探すようにしましょう。

さらには、自分と同じタイプを見るのではなく、全く異なるタイプの人の良い点や優れている点も探しましょう。

出会う人皆が自分の先生になりうるという謙虚な気持ちを持つならば、視野を広く保つことができるでしょう。

2、素直になる

素直になると言われても、純真無垢な子供とは違い、大人になると様々な固定概念が植えつけられて、身につけるというより、持っているものをそぎ落としていく作業も含まれるので、どうしたらいいのか難しく感じますよね。

そこで、ご紹介したいのが経営の神様と言われている日本を代表する実業家の言葉です。

パナソニックを1代で築き上げた松下幸之助氏は、著書の中で、素直な心というものは「誰に対しても耳を傾ける心」「全てに対して学ぶ心で接し、そこから何らかの教えを得ようとする謙虚さを持った心」「良いものは良いと認識し、価値あるものはその価値を正しく認めることのできる心」と語っています。

こう言われるとどうすれば素直になれるかわかる気がしませんか?学ぶ気持ちを持って、人の話をよく聞き、それを認めることです。

これをどんな人に対しても行うなら、素直さを身につけていけるでしょう。

今までの態度を見直す

自分自身に対しても、素直になりましょう。

自分はどんな人間なのか、一度立ち止まって振り返るのはどうでしょうか?正直に自己吟味して見るのです。

今まで自分が正しいと思ってきたこと、こうあるべきと強く意識していたことは、本当に正しいことでしょうか?

素直になって見つめ直すと、それほどまでにきっちり守らなくても、もっと柔軟に考えることができることに気づくかもしれません。

また、自分はできている、立派にやっていると思っていたとしても、それゆえに誇りの気持ちが出てきてはいないでしょうか?

知らず知らずに、自分を高めていたり、価値観や思い込みで心や頭が硬くなっていないか見つめ直すようにしましょう。

3、放漫な発言・態度を直す

放漫な人は、自分は絶対に正しいと考え、人を見下したような言い方をしたり、横柄な態度をとったりします。

謙虚さの真反対とも言えます。

これだと周囲の人と衝突してしまいますし、誰からも好かれもしませんし、尊敬もされませんよね。

ですから、自分の中に「自分こそが正しい」という間違ったプライドがないか、自己吟味して、少しでもその要素があるなら早めに取り除くようにしましょう。

社会的経験を積んだり、立場が上がると、実際に知識も経験値も増えていきますし、下の人に教える機会も増えるので、ともすると放漫な発言や態度をとってしまうことがあるかもしれません。

たとえ部下であっても、「なんでそんなこともできないのだ」「自分の方がよく知っているのだから、言う通りにしろ」などと、相手の人格を否定し、自分を押し付けるような態度をとることは間違っています。

そのような狭い心はすぐにでも正す必要があるでしょう。

指摘されたら素直に受け止める

放漫な人は、自分が一番と考えているので、人の意見を聞きません。

指摘されたとしても、自分は間違っていないと頑なに否定するので、指摘した人に対して悪感情を抱いたり、責任転嫁をするようになってしまいます。

「うまくいかなかったのは〇〇のせいだ」「〇〇がもっとこうだったら良かったのに」と、誰かや何かの責任にしたり、自分以外を変えようとするので結局同じ過ちを犯したり、周りの信頼を失ってしまいます。

そうならないためにも、耳の痛いことこそ感謝の気持ちを持って聞くようにしましょう。

「自分は気づいていないがそういう部分があるのかも」「もっとよくするためには自分はどうすれば良いのか」と素直に学ぶ姿勢を持って受け止めるなら、自分を成長させる良い機会とすることができます。

4、他人の意見を受け入れる

謙虚な人になるためには、とにかくどんな人の意見にも必ず耳を傾けるようにしましょう。

人の話を聞くことは、その人に敬意と関心を表す最善の方法です。

自分には関係がないように思えても、薄い内容のように思えても、「でも」「だけど」と話を遮ることなく、誠実に話を最後まで聞くことが大切です。

謙虚な人は、誰からも学ぼうとしますし、素直な心でそれを受け入れることのできる人です。

そのためには話を聞くことが最初のステップでしょう。

話を聞いたからといって、全てに同意するわけでも、話の内容当てはめたり、それに基づいて何かをする必要はありません。

しかし、聞かないではねつけるのと、聞いてから自分で判断するのでは全く意味合いが違うことはみなさんお分かりですよね?

年下だから後輩だからと無下にしない

話を聞くべき相手は、自分が尊敬する人や、自分より物事をよく知っている人だけではありません。

年下の人や、自分が面倒を見てあげている後輩の意見であっても、誠実に耳を傾けるようにしましょう。

そうすることによって、彼らはあなたから敬意を持って扱われていることを感じますし、あなたの心の広さや謙虚さを感じることでしょう。

自分のプライドに縛られずに、フラットな気持ちで全ての人の意見を受け入れるように努めましょう。

年下の人から学ぶことも意外と多いですし、後輩が的をえたアドバイスをしてくれることも思ったより多いことに気づくかもしれませんよ。

5、感謝の気持ちを忘れない

謙虚な人は、周りの人のありがたさをよく認識している人でもあります。

自分一人でここまできたと考えるのではなく、「仲間の協力や上司の指導のおかげで今の仕事ができている」「家族のサポートのおかげで今の自分がいる」と常に周りの存在を意識し、大切に感じています。

そのように感じていれば自ずと感謝の気持ちを抱き、それを言葉や行動で表すようになるでしょう。

この感謝の気持ちを、きちんと相手に伝えることも大切です。

どんなに心の中で思っていても、相手には伝わっていないかもしれません。

ですからちゃんと言葉に出して「ありがとう」伝えましょう。

少し恥ずかしく思うかもしれませんが、部下や、家族にもどんな人にでもきちんと感謝の気持ちを言動で、相手がわかる仕方で表現するようにしましょう。

感謝を表されて嫌な気持ちになる人はいません。

むしろやる気になり、もっとしてあげようと思うのではないでしょうか?お礼を言った方もすっきりとした気分になれます。

ですから、感謝できることを探し、積極的に表すようにしましょう。

してくれた事を当たり前と思わない

「それが彼らの仕事」「それぞれの責任は果たして当たり前」などと考えていては、感謝の気持ちは湧いてきません。

もちろん各々が果たすべき義務がありますし、毎日忙しく過ごしていると、いちいち感謝してられないとか、周りの人がしてくれていることを見落としてしまうこともあるでしょう。

しかし、今の自分がいるのは、周りにいる全ての人のおかげなのです。

ですからそれを決して当たり前と思わないためにも、時には時間をとってどれだけの人にお世話になっているか、彼らがいなかったら自分の生活がどうなるか、どんな不自由さを味わうか想像して、心からの感謝の気持ちを培うようにするのはいかがでしょうか?

6、他人を見下さない

どんな人にも良いところがあると考えると考え、人の良い所を探そうとするなら、人を見下すようなことはしないはずです。

逆に、自分が一番と考え、なんの根拠もなくプライドだけが高い人は、人を下に見ることによって、優越感に浸ったり、自分のプライドを維持したりします。

でも、人を見下す人は一体何者なのでしょうか?

どんな誇るべき理由があるのでしょうか?

一部の点である人より優れているとしても、他の点ではどうでしょうか?

よくよく考えると、人に誇るようなことでもないことで威張っていたり、どうでも良いことを自慢しているのではないでしょうか?

人を見下すのは、恥ずべきことです。

そもそも誰一人同じ人はいないのですから、人と自分、人と人を比べるべきではないのです。

「あの人は上だ、下だ」と考えないようにする

社会には、地位や収入、学歴など、人をランク付けするような価値観がありますが、謙虚な人はそれに左右されることはありません。

なぜなら、その人が置かれている立場は、その人の一部でしかないこと、また、人の価値はそのようなもので図るべきではないことをわかっているからです。

確かに、高学歴な人はものをよく知っていて、賢く仕事もできることでしょう。

さらに地位が高い人は、力や権力を持っていてそれなりの敬意を示すべき存在です。

だからといって、地位や名誉がない人が、人間的に下ということにはなりませんし、地位やお金を持っていた人がそれを失った途端、下の人間になると考えているようでは、浅い人間関係しか気づけないでしょう。

そうではなく、空の心で人と接するようにしましょう。

7、上下関係を意識する

ここでいう上下関係とは、立場のことです。

例えば、生徒と先生なら、当然教える立場である先生が上で、学ぶ立場である生徒が下になります。

謙虚な人になるためには、この立場の違いをしっかりと認識できるようになる必要があります。

全ての人を敬い、認めることはもちろん大切ですが、それと、立場の違いをあやふやにすることは全く違うことです。

店員とお客、講師と実習生、専門家と素人、社長と従業員、取引先と接待主など、立場の違いは社会の至る所に存在します。

そしてその立場に応じて、ふさわしい敬意を示したり、気配りをすることが求められます。

この立場の差を意識しないで、無思慮に立ち振る舞ったり、自分の分を超えた発言をしたりするなら、人間関係が崩れますし、大きなトラブルに繋がりかねません。

教わる時教える時に大事になってくる

特に、教えをこう時には自分の置かれている立場をよく意識するようにしましょう。

専門家に詳しい説明を求めている時に、自分の方が知っているかのような発言をしたり、先生と呼ばれるような人を否定するような態度をとるなら、一体どうなるでしょうか?

きっとその専門家は気分を害して、教えることをやめてしますでしょう。

あなたがどんなに事前に下調べをしていったとしても、その分野で経験を積んでいたとしても、もしくは専門家が少し間違ったことを言っているように思えても、相手は専門家で、自分は教えを受けに来た生徒であるという立場をよくわかっているなら、そんな態度は取らないはずです。

ですから、教えを受けるチャンスを逃したり、人間関係を良好に保つためにも、立場の違いによる上下関係を意識するようにしましょう。

8、他人を認める

人を認めるということは、自分と違う考え方や価値観、好み、仕事の仕方をする人がいても、それを否定しないことです。

人は、どうしても自分と違うことをする人に対して違和感を感じますし、ネガテイブな気持ちを抱いてしまう傾向があります。

なぜなら、自分が良いと思う方法で物事を行い、自分の価値観が正しいと思い生きているからです。

謙虚な人も、自分自身について絶対的な自信があります。

しかし、人を否定して自己主張をすることはありません。

確固たる自信があるからこそ、自分のやり方や好みを人に認めさせようとはしませんし、価値観を強要することもないのです。

むしろ、「あなたはそう考えるのね」「そのやり方もいいかもね」と人の考え方や、やり方を一歩引いて見守ることができるのです。

しかし、自分に自信がない人や、自分が一番と高慢になっている人は、自分と違うやり方をされると、それを否定してなんとか自分の主張を認めさせようとしてしまいます。

ですから、他人を心から認めることができるようになるためにも、自分自身と向き合い、人の評価や意見に振り回されない、確固としたものを築けるように自己鍛錬するようにしましょう。

他人の優れている面を見つけ出す

他人の素晴らしい点、褒めるべき点、秀でている一面などを見つけるようにするなら、他人を認めることはより容易にできるようになるでしょう。

どんな人にも長所と短所があります。

しかし、自分がどちらに注目するかによって、その人に持つ印象が全く変わります。

そして印象が変われば、その人に対する接し方や評価も変わって来ます。

さらには、自分の態度が変わるなら、相手の態度も変わってきます。

ですから、他人の良い面を探して、そこに注目することは、人間関係を良好にする鍵ともいえるでしょう。

謙虚になるには自分自身と向き合う事が必要

確固とした自信を持ちながらも、決して自己主張するわけでもなく、能力はあるのに自慢せず、人に対して思いやりがあり、誰に対しても穏やかにあたたく接することのできる謙虚な人は、本当に魅力的で、ぜひ自分もそうなりたいと思う人柄ですね。

今日は、そんな謙虚な人になるために必要な8個のポイントを一緒に考えることができました。

すぐに考え方や感じ方を変えることはできないとしても、決してあきらめないようにしましょう。

人は一日で変われるものではありません。

大切なのは、謙虚な人になりたいと思って、日々戦い続けることなのです。

自分の嫌な面に気づくならそれを直すように努め、少しでも進歩したならたくさん褒めてあげながら、少しづつ前に進むようにしましょう。

そのようにあきらめずに頑張れば、きっと周りの人から「謙虚な人」と言われていることに気づくかも知れませんよ。