あなたは、この地球上に何人の人間が存在しているのか、ご存知ですか?
およそ、70億人超。
米国勢調査局と国連の推察データを見ると、なんと一日に20万人近くの人間が産まれていると言われています。
一年では、おおよそ1億3000万人もの人が産まれ、逆に亡くなる人は、一年に約6000万人がいると言われています。
少子化、少子化と、日本を含む先進国では嘆かれていますが、亡くなる人の数よりも誕生する人の数の方が、多いことが事実。
貧富の格差はあれ、先進医療が発達し、病気による寿命が長引いていることも、全体的な要因の一つであるのかも知れません。
いずれにしても、刻々と、地球の人口は増えていっています。
そんな、たくさんある人の数の中で、同じ日本に生まれる確率とは?
また、その中で、出会う確率とは?
考えただけでも、気が遠くなってしまうような低い確率です。
砂浜の砂を、思い浮かべてみてください。
その一粒が、あなただとします。
他の一粒と出会う確率が、どんなに低いものなのかが分かりますよね。
人と人が出会う確率だけで、宝くじの一等が当たるよりも稀な確率であるのに、その更に上があります。
低い確率で出会った人の中で、更に、更に、低い確率。
出会った人を、好きになること。
この世に生まれてきて現在まで、出会ってきた人の中で、好きな人は何人できましたか?
出会った人の全員を、全て好きになれる程、人間は出来たものではありません。
思想の中には博愛主義もありますが、全員を対等に愛するだなんて、聖人君子でもない限りはできません。
普通の人間は、嫌いな人がいて、苦手な人がいて、どうでもいい人がいて、それなりの好感を持っている人がいて、そして、好きな人がいるのです。
自分の「大好き」という気持ちに正直に生きていますか?
好きな人ができるということが、奇跡にも等しいことなのだということを、分かっていただけたでしょうか?
「好き」の感情が自分の中に芽生えると、その感情があることが当たり前のように感じてしまいます。
人間は、新鮮味が薄れてしまうと、大事であることさえ忘れてしまう生き物ですので、それも仕方はありません。
ですが、出来ることなら、せっかくの「好き」の感情を大切にしたいと思いませんか? 大切であることを忘れたままなのは、あまりにも悲しすぎるものです。
自分の中に芽生えた感情を、大切にして生きること。
それだけで、漫然と、なんとなく過ごしていただろう日々が、変わっていくんじゃないかな、と思います。
自分の気持ちに素直に生きると、ストレスが軽くなる
朝起きて、準備をして、会社に行って仕事をして、家に帰ってきて、寝る。
或いは、朝起きて、準備をして、学校に行って勉強をして、帰宅し、寝る。
私たちの毎日は、ある程度の生活パターンが出来上がっていて、同じようなローテーションに沿って、日々の時間を過ごしていきます。
この、大して変わり映えのない毎日を繰り返していると、漫然と、なんとなーく、生きているだけという気持ちになったことがありませんか?
何のために生きているのだろう?
生活パターンの隙間にできる空き時間も、同じようなことばかりを放送しているテレビを、面白味があるのかないのか呆然と見て、
スマホでは薬にも毒にもならないようなコンテンツを見て、呟いては、消費している……。
そうこうしている間に寝る時間がきて、朝起きたら、また同じローテーションに沿って動き出さないといけない。
至極、つまらない日々のように思えます。
何も変わったことがない毎日のようにも思えますが、実は違うんです。