なぜなら、女性の場合は好きでもない相手にサインととれるような行動を取るからです。
女性のサインを知るには周囲の状況やそれまでの流れ、微細な違いなどを総合して判断することが大切です。
具体的に見ていきましょう。
距離が近い
距離に関して女性のサインを知る鍵は「パーソナルスペース」です。
男性の場合は好きな相手へのサインとして傍にいると言っても、会話ができる程度の範囲全般を指しますが、女性の場合はその距離にいる人の多くはただの他人です。
パーソナルスペースは、講演会などの場での登壇者と聴衆といった「公衆距離」、体に触れることができない程度の「社会距離」、お互いが手を伸ばせば届く「個体距離」、容易に触れることができる「密接距離」という4種類の距離帯があるとされています。
重要なのが「個体距離」と「密接距離」の差です。
個体距離は友人との距離であり、密接距離は家族や恋人との距離です。
平均的には相手との距離が45cm以内であれば密接距離とされるようですが、人によっては極端に密接距離が狭い人がいます。
つまり、個体距離の幅が広い人です。
密接距離に女性が来れば、好意を持たれている可能性は高いです。
では、その女性の密接距離の範囲を知る方法をお伝えします。
まず、その女性が確実に興味を持っていない他の男性社員と女性との距離を見てみます。
これが社会距離です。
その後、仲の良い女性社員と話している距離を見てみます。
これが個体距離です。
つまり、それ以上に近づいてきて初めて密接距離、つまり好意のサインといえるわけです。
もし自分以外に密接距離に達している男性社員がいたらリードされていることになりますが、焦りは禁物です。
密接距離に踏み込むのは相手の許可が必要で、むやみに飛び込むと最大限の嫌われ方をします。
軽いボディタッチ
これもまたなんとも差が難しいです。
「おばさん女子」または「男の友情系」かどうかをよく見てみましょう。
おばさん女子の場合はたとえ見た目が綺麗で可憐であっても心はおばさんなので、面白いことがあれば人の肩を叩いて笑いますし、同性同士の友情のように振舞う女性であればなんの躊躇もなく肩を組むでしょう。
こういう人にとってのパーソナルスペースは一時的には破られます。
ただし、ずっとその距離にいるのを許しているかがポイントで、すぐに自然と手をひっこめたり、他の人に移ったりするのであれば全く意識されていないと思った方がいいでしょう。
脈ありのボディタッチは二の腕やモモ、お腹、顔といった肌の柔らかい部分に触れられる場合です。
肌や肉の感触が伝わる部分に触るのは好意のない相手には気持ち悪くて出来るものではありません。
柔らかさや質感を感じるという意味では髪に触れるのも脈ありです。
やたらと差し入れが多い
自分にだけお菓子やコーヒーなどの差し入れやお土産をくれるならサインと言えそうです。
とくに「他の人には内緒ね」と言われたら、まぁ大体間違いはないでしょう。
ただし冒頭でも示したように、女性は好きでもない相手にこうした行動がとれる時があるのです。
とくに物が絡む場合は要注意。
好きではない相手に差し入れをするのは、差し入れ以上に自分の利益になる場合です。
たとえばプロジェクトの責任者が女性で、男性が作業をしている場合、そのスピードが遅ければ女性は自分が女性であることを利用して可愛く励ますためにコーヒーを差し入れるのです。
あるいは、女性が用事があって早く帰りたいのに残業を言い渡された場合、そっとお菓子を差し入れた後少ししてから、「あぁーあ。
今日は大事な友達が上京するから会う約束してたのに遅くなっちゃう」などと聞こえるように言います。
差し入れをもらった男性は好きな女性から好意があると感じて嬉しくなっているので「手伝うよ」と言ってしまいます。
その時女性が「そんな!悪いよ!…でも助かるな。