このような気持ちがあるからこそ、努力したり、他人との正常なコミュニケーションをとることを学んできました。
なので、この自己顕示欲は社会生活を送るうえで欠かせない大切なものなのです。
でも、この気持ちが適度な範囲を超えて、強くなり過ぎると、”自己顕示欲の強い人”として、自分の意見を周りに押し付けようとします。
そして、周りに自分を認めさせようと必死になったり、周囲に迷惑をかけることで自分の存在を目立たせてアピールしようします。
といった、周りから少しめんどくさい人として見られてしまうことになりかねません。
使い方
「自己顕示欲」という言葉は、一般に「自己顕示欲が強い」というように使われています。
目立ちたがり屋の人や、自分のことについて社会アピールを盛んに行っている人に向けて使われることが多いようです。
さらに、権力に対して強い欲求があって、自己の権利の誇示、他者の権力を弱めて自分の権力を主張したいという傾向を持つ人に対しても使われます。
今は、インターネットで世界に自分から発信することができるようになりましたし、
ブログやfacebookやTwitterなどで自分のことをみんなに見てもらえるようになりました。
このSNSは自己顕示欲をさらに増大させている傾向にあるらしく、人より多くの「いいね!」がほしいとか、
もっと多くのフォロアーを獲得したい、といった欲求になるようです。
自己顕示欲が強い人には12の共通点がある
自己顕示欲は、人間ならだれしもが持っている正常な欲求です。
これがあるからこそ社会活動や人との健全なコミュニケーションが生まれるということで、大事なものだということがわかりましたね。
だから、自分を向上させるためにも役立っているものなのです。
でも、この欲求があまりにも強くなると、ちょっとめんどくさい人とか、人をイライラさせてしまう人になってしまう危険もあります。
では、この自分を社会にアピールしたい、他者に自分を認めてもらいたいという気持ちがとても強い人というのは、どんな特徴があるのでしょうか?
自己顕示欲の強い人の12の共通点をチェックしてみましょう。
1.注目の的でありたい
自己顕示欲の強い人は、自分がいつもみんなの注目の的であることを望みます。
みんなが自分を注目してくれていないと気が済まないような感じです。
それで、自分に注意を向けてもらうために、いつも自分のことを話していたり、そこにはたくさんの自慢話も多く出てくるでしょう。
自分で気づいているのかいないのかわかりませんが、自然と自分の考えや性格、やってきたこと、
そして人に良く見られることや「すごい!」と言われることを、アピールすることに忙しくなっています。
特に今はSNSでだれでも自分のことを自由に発信できますよね。
facebookやTwitter、さらにLINEのタイムラインなどの人がチェックするものでアピールします。
「自分はこんなに人気者だよ」とか、「こんなに友達が多いよ」とか「こんなすごいことしてるよ」と、人から注目してもらえるようにしている人も多いです。
2.上昇志向がある
自分をみんなに見てもらいたいとか、認めてもらいたい、という気持ちは、その人が自分を向上させたり、成長させる原動力ともなります。
なので、自己顕示欲のある人は上昇志向のある人です。
いつも最新の流行に遅れずについていく努力をしていたり、自分を社会の中で目立たせるために努力を惜しみません。
それで、友だちや恋人といった個別に対してだけでなく、社会全体のなかでも自分をアピールしたいという気持ちを持つ人は、大きな目標をもって自分の活躍の場を広げようとします。
特に、芸能人や政治家、さらにスポーツ選手などは自己顕示欲が強いと成功しやすいようです。
人から見られる、目立つような職業は、いつも自分をみんなに注目される存在、認められる存在に維持する必要があります。
それを達成するにはそれなりの努力が必要ですから、この自己顕示欲がその人の強さになるわけですね。