自分の存在を周りの人に知らせたいという欲求が強い人は、アピール上手な人ともいえます。
社会の中では自分のことは自分でアピールしていかないと、誰も自分の存在に気付いてくれませんよね。
この点で自己顕示欲の強い人は自分のことをアピールするのが得意です。
なので、会社で上司にかわいがってもらうのがうまかったり、さらに成果を認めてもらうのも上手だったりします。
さらに、よく自分の日常をマメにSNSでアップしていたり、動画を作って日常生活の様子を投稿していたりします。
人から注目されやすいような発言をして時には炎上させても自分をアピールする人もいます。
この自分をアピールする能力というのは、ある意味でその人の特技でしょう。
うまく使えば、仕事での出世にうまく利用することができますよね。
それに、好きな人に自分の存在に気付いてもらうためにも利用することもできます。
4.自己中心的
自分を認めてもらうことに必死になってしまうと、自分がいつも世界の中心のように考えてしまう傾向もあるようです。
それで、自己中心的という特徴もあります。
いつも、会話は自分のことばかり。
こちらが話をしていても、いつも自分のことにすり替えて話を持って行ってしまう人っていますよね?
「わたしは~だ!」という主張が強すぎて、周りをうんざりさせてしまうこともしばしばかもしれません。
それで、相手はいつも「そうなんだ~」「すごいですね~」ばかりを言わされるはめになり、最悪の気分になってしまうこともあります。
相手に自分を認めさせたい、という気持ちは時に相手に負担を感じさせることもあるのです。
さらに、相手のことを理解し受け入れることよりも、自分の意見や考えを押し付けることを優先してしまう傾向にあるので、自己中な人と思われてしまいます。
5.空気が読めない
空気が読めない、ということは自己顕示欲の強さとどういった関係があるのでしょうか?
”場の空気を読む”ということは、つまり、その時の状況や周りの人の意向、感情、気持ちに敏感になりそれを察知する能力です。
そして、それに応じて自分を合わせていくということです。
この場の空気を読むことは、家庭でも仕事上でもとても大事です。
空気が読める人はその状況や相手の感情が悪くなっていることを察知したら、逆に明るいものとするように意識的に行動したりすることができます。
それで、社会的コミュニケーションにおいて役立つものであるともいえます。
でも一方で、自己顕示欲の強い人はその場の空気を読むことよりも、自分を目立たせることを優先する傾向にあります。
つまり、その場にとって溶け込むことよりも、自分をちゃんとアピールできるほうを選択しているわけです。
なので、時には「空気が読めない人」「場をしらけさせる人」と思われることも少なくありません。
しかし、よく言えば「どんな状況でも自己アピールのできる人」ということになるでしょう。
6.評価されたい
他人からの評価をとても気にする特徴もあります。
人からどう思われているか、ということが常に意識のなかにあって、評価されることを願っています。
いつも自分の自慢話や成果をアピールしたり、「すごいね」などの評価をもらえると思うことを話題にします。
自分がほしいと思っているほどの周りからの評価がないと、もっと必死になって自分をアピールするようになっていきます。
それが結果、「我が強すぎる」とか「厚かましい」といった印象を与えてしまうこともあるようです。
7.周りのことを考えていない
目立つ役職に就きたい、もっと仕事で上に行きたい、といった願望がある人の中には、もちろん人の役に立ちたいという思いがある人もいます。
しかし、ただ単に自分を周りに認めさせたい、尊敬のまなざしで見られたい、自分が人より上に立ちたいといった、自己顕示欲だけが理由の人もいます。
その場合、向上心はあるのですが、そこには”周りのことを考える”ということはないことも多く、結局自分の益のために物事を動かすようになってしまうこともあります。
自分の自己顕示欲を満たすことが一番になる人は、自分の利益のために何でも物事を操り、周りのことはどうでもいい、というような態度をとってしまうことがあるのです。