少年漫画の主人公などは信じる力が強い人物像が多いですよね。
その姿に憧れる読者が多いということですが、つまりそれだけ現実世界で信じる力を身に着けることは大変ということでもあります。
信じる力を持っている人にはどのような特徴があるのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
信じる人ってほんとうに素敵♡
まずは疑わずに相手を受け入れ、信じて任せることができる上司などにあたると本当に快適に仕事をすることができますし、プライベートでも信じてくれる人とは一緒にいて居心地が良いです。
そういった気持ちを含めて、他人を信じて行動ができる人はほんとうに素敵に感じられます。
そのため、こういった人の周りには自然と人が集まってきます。
それによってチームでの成果を上げやすくなったり、良質な交友関係が広がるなど、人を信じることはメリットがあり、人間関係を円滑にする上でも大切になってきます。
人を信じる心が大切な理由5つ
メリットに軽く触れましたが、人を信じるのは何故大切なことなのでしょうか。
信じる力がもたらす様々な効果を読み解いてみると、その理由が見えてきます。
代表的なものを5つご紹介しますので確認していきましょう。
自分自身を信じるということ
自分自身を信じていないと、たとえ「この人なら信じられる」と一度は思っても、自分の考えを自分で信用していないので、その内何かちょっとしたことがあるたびに判断がグラつき、「本当に信じていて大丈夫かな」と思い始めます。
それがよく見られるのは仕事場で、後輩に仕事を任せたのに結局あれこれと口を出して巻き取ってしまう人がいます。
こういう人は、後輩に仕事を任せようとした自分の決断を信じていないのでこのような行動に出てしまうのです。
つまり、人を信じるということは、信じると決めた自分自身を信用しているということです。
そして信じてもらった相手はその信頼に応えたいと思うため一層頑張ってくれるようになります。
自分自身を信じている人は言動も堂々としているため、初対面の人や上司からの信頼も得やすくなり自分の思うように事を進めることができたりもします。
人付き合いに自信を持つことができる
そもそも疑ってかからないので誰とでも良好な人間関係を築くことができます。
また、なんの疑いもなく最初から自分のことを信じてくれる人に対して不義理をはたらこうという気は普通の人なら出てきません。
出来るだけその信頼を裏切りたくないと行動する方が多いでしょう。
またそれらの循環から周りの評判も良くなるため、より良い人たちが集まってきてくれます。
人から信頼されるにはまず自分が相手を信頼すること、とわかっているからこそ、このようなつながりを持っていくことができ自信にもつながってきます。
期待に縛られない
期待をしていない相手からはそもそも裏切られたと思うことがないので、最初から期待しないことが人を信じるには大切なことです。
これだけ聞くと信頼していないってことじゃないか、と思うかもしれませんがそうではないのです。
裏切られたと思うからには、「この人なら上手くやってくれる」とか「この人に任せたら安心」などと期待しているからで、その根底は「上手にやってくれ」という自分の欲望があるにすぎません。
たとえば後輩に仕事を任せたとしても、その後輩に上手くやるように期待する方がひどい話で、先輩として経過を見たりさりげなくフォローしたりしながら最後までその後輩にやり遂げさせるのが望ましく、期待したのに裏切られたなんて思っては後輩が可哀想です。
その前に自分の指導力不足を反省する方が建設的です。
あるいは、大人としてこうあるべき、男なら女ならこうあるべき、といった狭い了見での期待もしていません。
それは自分にとっての価値基準であって、大人なら合理的に考えるであろうといったような期待が無い分、「この人はこういう人なんだな」と誰とでもフラットに接することができるようになります。
どんな状況でもいい方向に転機させることができる
周囲の人を信じているからこそ、緊急事態や不測のトラブルが起きても乗り切れると信じることができます。
絶望や失望をするより先に、「このメンバーなら乗り切れることは確実だが、どうやってやろうか」とポジティブに考えることができるのです。
また、「信じれば叶う」と言われるように、信じて行動することで、その姿勢を周囲の人に見せるという点でとても良い効果をもたらします。
見ている人は安心しますし、できる気がしてくるのでネガティブな面に目がいかなくなりやってみようと思えるわけです。