おそらく一緒にいて楽しければよい、と女性は思っているに違いない、と男性側が考えがちでしょう。
ところが女性側はそんなに甘くないのです。
筆者の勤めていた会社内にお似合いのカップルがいました。
このケースでは、確かに女性の方は、出世は見込めなくても、楽しいからこの人でよい、と思っていました。
ところがこのケースでは、彼女の両親が頑強に反対したそうです。
こんな甲斐性のない奴ではだめだ、というわけです。
敵は意外なところにいました。
説得するのに相当な時間を必要としたそうです。
性格が合わなかった
性格が正反対であったために、磁力が働いて惹きつけられた、というケースはよくあります。
しかし魅力的に見えた、自分にはない相手の長所が、ふとしたきっかけで急に色の褪せることがあります。
そうなると逆にいやなところばかり大きくみえるようになってきます。
それも鮮やかな色彩で、表れてきます。
こうなるとたいていの場合、もう元のさやにはもどりません。
すれ違い
仕事によるすれ違いは、しかたない部分といえます。
すれ違った結果、互いの意識が遠くなるようなら、そこまでの関係ということでしょう。
白黒はっきりさせるにはよい方法です。
筆者は中国に駐在していたとき、駐在を機会ととらえて結婚し、新婚で赴任した日本人を何人も見かけました。
それは基本的にいいことだったと思います。
しかし最初の生活が海外ということで、その負担に耐えられず、奥さんが日本へ逃げ帰ってしまった、というケースもありました。
長く付き合いすぎてドキドキしなくなった
長く付き合ってドキドキしなくなったカップルは、次の相手をイメージしていることも十分考えられます。
つい本音が出た、という瞬間から、察知されてしまうことがほとんどでしょう。
ここで交際の土台がぐらつき始めたわけです。
もうひと揉めあったあとで、雨降って地固まるが、地割れがそのまま崩壊するか、はっきりすることでしょう。
これは避けられないターニングポイントなのです。
他に好きな人ができた
他に好きな人ができても、あっさり別れられるとは限りません。
振られたいと思うと、逆にすんなり実現しないことの方が、多いものです。
相手を刺激して燃え上がらせてしまうことがあります。
このあたりのやりとりは、男女の恋のかけひきでも、最も劇的で面白い場面です。
韓流ブームの引き金となった“冬のソナタ”について、某女性評論家が、次のように評していました。
昔の男と今の男、どちらを取るべきか真剣に悩む。
これは女にとって、理想の状態を表している。
という趣旨の発言でした。
これを聞いたとき、女たちは、こんなことを理想と考えていたのか、とあきれる思いでした。
男性側としては、こういう状況に陥らないように、注意気を払うしかありません。
暴力
暴力は近年になってがぜんクローズアップされてきました。