自分自身の行動を省みることが出来ない人は、自分勝手な行動を取ってしまいがちですし、周囲に気を配ることも上手に出来ません。
また、自分に甘ければ成長することも出来ませんし、人間としての魅力も磨くことが出来ません。
内省的な人は、周りの人からすればとてもしっかりとした、出来た人間に見られます。
内省的というだけで周囲からの評価は上がりやすいため、自分のためにもある程度は内省的になった方が良いでしょう。
では、内省的であることで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
以下にご紹介していきます。
経験をもとに行動できる
内省的な人は向上心が強いため、常に上を目指しています。
新しいことにもどんどんチャンレンジしますが、決して無茶をしない程度に抑えます。
いきなり飛び抜けたことにチャレンジすることはなくても、徐々に段階を踏んで経験を積んでいきます。
まったく向上心のない人に比べると知識や経験が豊富ですので、何かあった時には自分の経験をもとに行動することが出来ます。
仕事や私生活で困ったことがあれば、自分の経験と全く同じ状況でなくても、経験したことを参考にして対策を立てることが出来ます。
経験上自分が危ないなと感じることであれば近寄らないように距離を置きます。
少々強引に進めても大丈夫そうだなと判断すれば、無理のない程度に物事を推し進めることも出来ます。
一方で自分が経験したことのないものに遭遇すると、不確定要素が多いために判断に困ったり、目の前のことを避けたりすることもありますが、自分の身を第一に考えての行動ですので間違ってはいません。
成長することにつながる
内省的な人は自分に自信をつけるためにも、常に前や上を向いて行動します。
もし失敗することがあれば落ち込みますし、暫く失敗を引きずることもあります。
ですが、そこで「これをしたら失敗した」という経験になりますので、今後は二度と同じような失敗をすることはありません。
そして次の時に活かすことが出来るため、自分自身の成長に繋がります。
失敗せずに上手くいけばそれはそれで「自分が出来た」という成長にも繋がります。
内省的な人は自分に厳しいため、成功を重ねてもそれが全て自分の自信に繋がるということはあまりありません。
むしろ謙虚に、「今回は上手くいったけど次も上手くいくかは分からないから慎重に行こう」と考える傾向にあります。
そのため、自信満々で自分に驕ることがないため、ストイックに生長し続けていくことが出来ます。
謙虚な姿勢を保てる
内省的な人は向上心が強い反面、ネガティブな部分も強いです。
仕事や人間関係で失敗することがあれば落ち込みますし、何日も引きずってしまうこともあります。
精神的に弱く、向上心が弱い人では落ち込んでしまうとそのまま酷い時には心が病んでしまうこともあります。
ですが、内省的な人は向上心が強いため、思い切り気持ちが下がった後には、必ず「次は絶対に失敗しないようにしよう!」とまた気持ちを盛り返すことが出来ます。
それの繰り返しで成長していきますので、一度や二度の成功で驕ることは決してありません。
例え大きな成功を収めたとしても、それを喜びこそすれ、内心では「もっとすごい人はたくさんいる」という気持ちを持っているため、どこまでも謙虚な姿勢を保つことが出来ます。
謙虚な姿勢があれば周囲の人からの評価も高くなるため、意識せずとも自分自身のためになっているのです。
冷静に判断することができる
内省的な人は、自分自身のことをよく理解しています。
そのため、もしも自分が感情的になってしまいそうな出来事があった時には、先に自分の気持ちを落ち着かせて、冷静に対処することが出来ます。
例え人から嫌なことを言われても、もやもやする気持ちを内心で留めておき、表面上は穏やかに対応することが出来ます。
そのため、周囲からは「あの人はいつも穏やかで落ち着いている」と思われることも多いです。
また、予期せぬ出来事で内心パニックになってしまうことがある時も、無意識に深呼吸をして気持ちを落ち着けようとしますし、人目があればより表面上は動じることがありません。
また、もしも自分の友達同士で揉め事が起きてしまった時には、冷静に判断してどちらに非があるかを諭したり、関係を修復させるためのフォローに立ち回れたりもします。
そのため友人からも頼りにされることは多いです。