では、内省的な人は一言でいえば、どのような人を指すのでしょうか?
自分自身について分析しがちな人
内省的な人は、常に自分自身について分析しがちです。
自分の考えや言動、行動、生き方などについて常に自問自答しています。
誰かと会話をして別れた後で、会話の内容を思い出して自分が良いことが言えていたか、相手を傷つけるようなことを言っていなかったかを何度も反省します。
ふとした時に自分自身について分析することが多いため、ぼんやりと考え込んでいることも少なくはありません。
気付いたら自己分析をしているという人は、内省的な傾向が強いのかもしれませんね。
️内省的って良いの?悪いの?
内省的な人は、向上心が強い一方で、何かとネガティブになりがちです。
しっかり頭で考えて確実な行動を取れるかと思いきや、知らないことには不安で一歩を踏み出すことが出来ない部分もあります。
また、仕事で上手くいっても驕ることはありませんが、失敗すればいつまでも引きずることがあります。
そんな良い面と悪い面の両方を持っている「内省的」とは、私たちにとって良いのでしょうか?それとも、悪いのでしょうか?
内省的は決して悪いことではない
内省的であることは、決して悪いことではありません。
ネガティブな面を含めたとしても、常に自己反省を繰り返し、衝動的にならないように自分をコントロールして行動することはとても大切なことです。
また、自分に驕ることがないため常に成長し続けることが出来ますし、どれだけ成功しても謙虚さを忘れることがないため、周りの人の信頼も得やすいです。
それは誰にでも簡単に出来ることではありません。
内省的な人だからこそ出来る良いことなのです。
ただしいきすぎると悪い状態になる
内省的な人は、自己反省を全くしない人や、自分のことも満足に出来ないのに他人に構いたがる人よりも優れた能力を持っています。
しかし、ネガティブな面が目立ち過ぎてしまうと、精神的な疲労やストレスが重なってしまい、自分自身に対する重圧で潰されてしまう恐れもあります。
気持ちが繊細な人ほどその傾向が強いため、自己反省も行き過ぎないように注意が必要です。
なぜダメなのか?
内省的であることは、時によっては自分自身のためにならないこともあります。
自分に厳しすぎるといつまでもゴールが見えずに、また満足感を覚えることも出来ないため疲れてしまいます。
そうして自分に対する重圧で押しつぶされてしまっては元も子もありません。
そこで、内省的であることのどこがダメなのか、何故ダメなのかということも特徴からきちんと学びましょう。
自分の内省的な部分ときちんと向き合うことで、デメリットよりもメリットを大きくしていくことが出来ます。
️視野を狭くしすぎずに自分について考えよう
内省的であることはしっかりと自己反省・自己分析が出来ている反面、自分自身の視野を狭くしてしまっていることもあります。
自分の限界を自分で決めてしまったり、メリットよりもリスクを恐れてチャンレンジ出来なくなったりと、内省的も行き過ぎると自分の可能性を縮めてしまうのです。
そうならないように、内省的でありながらも、出来るだけ視野を広く持つように心がけましょう。
視野を広く持つと、これまで以上に自分で出来ることが増えていくことでしょう。