あなたは自分自身のことをきちんと分析できていますか?

自分の能力や価値、考え方や行動などを分析して省みることができる人のことを内省的といいますが、内省的な人にはいくつかの共通する特徴が見られます。

内省的な人の特徴や、内省的であることのメリットなどについて詳しくご紹介していきます。

️内省的な人について解説

内省的という言葉は、普段はあまり耳にする機会がないと思います。

人によっては初めて聞いた言葉で、どんな意味を持つのかを知らないという人もいるかもしれません。

確かに日常会話の中で、「あの人は内省的だよね」なんて言葉を耳にすることはあまりないですよね。

一般的な日常用語として用いられる機会は少ないですが、会社に出ると耳にすることもあるでしょう。

実際に内省的という言葉を聞いた時に、その意味を知らないと恥ずかしい思いをするかもしれません。

そのため、社会人であれば知らないよりは知っておいた方が良いでしょう。

内省的とは、自分自身のことを分析して、言動や行動を省みることが出来る人のことを指します。

そんな内省的な人にはいくつかの特徴が挙げられますので、それをこれから詳しく見ていきましょう。

️内省的な人の10個の特徴


内省的な人には、いくつかの共通する特徴が挙げられます。

その多くは真面目な性格をしており、冷静で自己分析能力に長けています。

また、感情を上手にコントロールすることも出来るため、周囲からは「できる人」と思われることも多いです。

さらに、自分に対して厳しい目で見ることが出来るため、仕事でだらけたり、遊んだりすることもなく、周囲の信頼も厚いことが多いです。

しかし、内省的な人にはそんなポジティブな面だけでなく、ネガティブな一面もあったりします。

それらを10個の特徴にまとめ、以下に挙げていきます。

自分をよく理解している

内省的な人は、自分自身のことをよく理解しています。

自分がどんな人間で、どんな性格をしているのか、どんなことが好きでどんなことが嫌いか、また得意なことや苦手なことなど、自分のことを冷静に、また客観的に見ることが出来ます。

どんな場面でカッとなりやすいのか、興奮しやすいのかも理解しているため、予期せぬ出来事が起きても感情を制御して、落ち着いて対処することが出来ます。

そのため、周りの人から見るといかにも理想的な大人の姿に映ることが多いです。

また性格も大らかで感情的ではなく、私生活や仕事が上手くいっているように見えることも多いです。

心理学では「ジョハリの4つの窓」という考え方があり、これは「自分が知っている・分かっていること」「自分が知らない・分かっていないこと」「他人が知らない・分かっていないこと」「自分も他人も知らない・分からっていないこと」の4つの面が自分の中には存在しているとする考え方です。

大抵の人は「自分が知っている・分かっていること」については自信満々ですが、実際に自分のことを詳しく挙げていこうとすると、途中で止まってしまうことがあります。

それは、自分で思った以上に実は自分のことを知らなかったことが原因ですが、内省的な人は他の人のように途中で止まってしまうことが少ないです。

つまりはそれだけ、自分自身についてしっかりと把握出来ているということなのです。

自分をとても大切にしている


内省的な人は自分のことをよく理解していますので、必要以上に自分にリスクのある行動を避けますし、自分が傷つくようなことにもならないように注意します。

場合によっては無茶をすることもありますが、自分を一番に優先した上で他の人を助けたり、親身になったりします。

仕事で例を挙げるなら、誰かの仕事が終わらずに困っているのを見つけたら、自分の仕事をまずきちんと片付けた後でそちらの手助けに入ります。

自分の仕事や身の回りを疎かにしたまま別のことに取り組むことはほとんどありません。

優先すべきは第一に自分のことであり、その上で余裕があれば他の人も助けるため、周りに振り回されて自分自身のことが中途半端になることはまずありません。

場合によっては自分勝手に思われてしまうこともあるかもしれません。

しかし、自分のことも満足に出来ない状態のままであちこちへ中途半端に手を伸ばすよりは、まず自分のことをしっかりとやった後での行動ですので、社会人としては当たり前の取るべき行動と言えるでしょう。

自分のことをまず優先し、余裕があれば周りのことも助ける、このように行動するからこそ、内省的な人は自分をとても大切にしているのです。

自分に厳しくする

内省的な人は自分のことをまず優先しますが、だからといって決して自分に甘いわけではありません。

むしろ、自分自身に対しては厳しい傾向があります。

目標を立てれば、それを最優先させるために甘えたことは言いませんし、手を抜きたいなと思うことはあっても実際に手を抜くことはありません。

それは、その場で手を抜いてしまうと、後になって自分が大変な目に遭うということをよく理解しているからです。

そのため身勝手な理由から仕事や勉強をサボることもありませんし、不用意な嘘やごまかしで自分を甘やかすこともありません。

ストイック過ぎるというわけではありませんが、他の人から見れば決して甘くはない生き方をしているでしょう。

内省的な人は「もうこの辺りでいいや」と適当な切りを付けることもあまりありませんので、無意識に自分の能力や価値を高めていくことが多いのです。

自分に自信を持てない

内省的な人はどれだけ自分に厳しくしても、中々自分に自信を持つことは出来ません。

それどころか、自分に自信が持てないからこそ、自分の行動には厳しくなってしまうところがあります。

自分に自信を持つためには、自分が納得するまで突き詰めて行動して、例え失敗をしても自分で経験をするということが大切ですが、内省的な人は慎重派な性格でもありますので、自分にリスクがあるかもしれないという行動を取ることはそもそもありません。

計画性があって賢い性格をしているために、後先を考えずに行動することが出来ず、結果として自分が挑戦出来る範囲が狭まってしまっているという原因が挙げられます。

悪く言えば理屈っぽい性格でもありますので、新しいことに飛び込む前にあれこれとリスクを考えてしまって、行動に移すことが出来ないのです。

自分に自信がある人というのは、ある意味で無謀な大胆さも持ち合わせています。

普段はきちんと計画を立てて行動しますし無理もしませんが、場合によっては先の分からないことに飛び込んでいく勇気も持っています。

しかし、内省的な人にはその勇気が足りないために、どうしても行動が制限されてしまい、自分に自信を持つまでには至らないことが多いです。

不安を感じやすい

内省的な人は、不確定要素に対して精神的に弱い部分があります。

つまり、自分が分からないことに対してはとても不安を感じやすいのです。

自分が分かることに関しては、ある程度自信を持つことも出来ますし、積極的に取り組むことも出来ますが、分からないことになると途端に行動が消極的になってしまいます。

例えば目の前に高い壁があったとして、その壁の向こうは未知の世界が広がっているとします。

勇気がある人や好奇心の強い人、自分に自信がある人は壁をどうにか乗り越えて、未知の世界へと挑戦しようとするでしょう。

しかし内省的な人はそれをすることが出来ません。

仮に先に壁の向こうへ行き、何事もなく過ごせている人がいれば多少は安心して自分も壁の向こうへと行くことは出来るでしょう。

しかし、最初の一人になることはどうしても出来ないのです。

それは、内省的な人が不確定要素に対するリスクをとても現実的に考えているためです。

誰でも持ち合わせている感情ではありますし、現実的に考えることも頭を働かせることも、人間としてはとても賢い選択と言えるでしょう。

しかし、不安に感じることがあれば、決してそれ以上先に進むことが出来ないため、内省的な人は自分で自分の限界を決めてしまいやすいのです。

心が傷つきやすい

内省的な人は、日頃理性的に頭を働かせることを得意としています。

そのため計算式のように、決まっている解答を出すことについて戸惑うことはそうありませんが、反面心の部分はとても繊細です。

感情の波はいつも予期せぬ出来事によって大きく動きますし、自分の気持ちだけならばまだしも、自分以外の人の感情を敏感に感じ取ることは得意ではありません。

そのため、表面上の人とのコミュニケーションには問題がなくても、感情同士がぶつかるような状態は苦手としています。

例えば喧嘩や人間関係のトラブルにおいては、内省的な人はとても消極的になってしまいます。

また、日頃はリスクを回避する行動を取っているため、本当にピンチの状況や自分が傷つくことはあまりありません。

そのため不意に人から罵倒されたり、傷つくようなことを言われたりすると、繊細な心は直ぐに傷ついてしまいます。

そして傷ついてしまうと、自分を傷つけるものからは遠ざかろうとして、それと真正面から向かい合うことは避けようとするのです。

向上心が強い

内省的な人は自分に厳しいです。

また自分に自信がないために自信をつけようとして、コツコツと真面目な行動を取り続けます。

さらにはどんなに周囲からは尊敬されるような仕事振りや行動をしていても、それで自分を甘やかしたり満足したりすることはないため、立てる目標に切りがありません。

そのため、常に高みを目指している状態にあります。

それは言い換えればとても向上心が強く、自分自身が努力するということに対してはポジティブの塊でもあります。

また、自分を他人と比べる時には、常に自分よりも高みにいる人と比較しますので、下を見ることがありません。

下を見ないということは、油断することがないということと、常に上を見続けているため向上し続けるということです。

本人は自分に自信をつけるためにしている行動が、周りから見れば尊敬の対象になっていることも決して珍しくはありません。

ネガティブになりがち

内省的な人はとても向上心が強いですが、それはネガティブの裏返しの行動でもあります。

自分に自信がないからこそ「もっと自分に自信が持てるようになりたい」と思って、あれこれと努力を重ねるのです。

そのため、普段は向上心が強いですが、人からは見えないところでネガティブな感情に陥りがちな面もあります。

勉強であれば、自分が分からない問題に苦戦すれば、「何でこんなに解けないんだろう、本当に自分は頭が悪い」と自分の能力を卑下してしまうことも少なくはありません。

また、仕事で失敗をしてしまい、それがどれだけ些細なミスだとしても、「こんなミスをするなんて自分はまだまだ未熟者なんだな・・・」と落ち込んでしまうことも多いです。

内省的な人は、自分の弱みを周りには見せたがらない傾向がありますので、落ち込む時は一人で落ち込むことが多いです。

そのため周りの人から見た時には、内省的な人はとても努力家で前向きで、しっかりとした人に思えることが多いのです。

【ネガティブな人の特徴は、こちらの記事もチェック!】

過去を振り返りがち

内省的な人は向上心の強さがある一方で、ネガティブな考えも強いです。

そのため、何かと過去を振り返りがちです。

落ち込んだ気持ちになっている時には、ふと過去の失敗を思い出したり、人間関係で揉めたことなどを思い出したりしてさらに落ち込んでしまうことがあります。

そして過去はもう修復することは出来ないと頭では分かっていながらも、「どうしてあの時あんな失敗をしてしまったんだろう・・」「あの時ちゃんと誤解を解いておけばよかったなぁ」などと、ネガティブスイッチがいったん入ってしまうといつまでもうじうじと悩んでしまうのです。

後悔や失敗を引きずる

内省的な人は一度ネガティブな気持ちになってしまうと、中々その気持ちから脱出することが出来ません。

仕事中に何かミスをしてしまったら、その落ち込んだ気持ちを一日中引きずってしまうため、次の仕事だからと気持ちを切り返ることが出来ずに、ずっと落ち込んだままになってしまいます。

周りの人には何とか気付かれないように振舞いますが、休み時間には一人でミスした時のことを延々と思い返してはため息をつくこともあります。

心が繊細な人は、その日の夜、寝ている夢の中でミスした時のことが出てきてしまう人もいます。

また、誰かに迷惑をかけてしまうことがあれば、謝罪をした後で相手がもう気にしていなくても、こちらはいつまでも気にしてしまって、勝手に気まずい思いを覚えてしまうこともあります。

このように、内省的な人は向上心が強い反面ネガティブな部分も強いため、一度落ち込むことがあると冷静ではいられなくなってしまうこともあります。

内心ではグルグルと悩むことがあっても、それを表面上は出すことがあまりないため、周囲からは気付かれないにくいというだけなのです。

️良い事もあれは悪い事もある内省的思考

内省的な人は、上に向かう気持ちと下に向かう気持ちとの両方を持っています。

そしてどちらに対する気持ちも強いため、周りの人が見る以上に、実際は感情が激しく波打っているのかもしれません。

とくに失敗をした時などにはそれが顕著で、しっかりと観察していればどこか落ち込んだ様子がうかがえることでしょう。

内省的な人は、自己を冷静に分析出来る能力から、自分に無理のない程度で行動することができます。

また自分が出来ることを少しずつ増やしていこうとする向上心を持っています。

常に上を目指し、努力し続ける姿勢は本人にとってとてもメリットになっています。

しかし一方で、一度ネガティブな気持ちになってしまうと自己嫌悪や自己否定の感情に襲われてしまい、自分のことを大切に出来なくなってしまいます。

内省的な人には、メリットな部分とデメリットな部分がどちらも大きく存在しているため、良い事もあれば悪いこともあるのです。

️内省的なことのメリット

内省的な人の特徴についてご紹介してきました。

内省的な人にはネガティブな面も見られますが、一般的にはやはり自己を省みることが出来るということはとても良い事だと考えられています。

自分自身の行動を省みることが出来ない人は、自分勝手な行動を取ってしまいがちですし、周囲に気を配ることも上手に出来ません。

また、自分に甘ければ成長することも出来ませんし、人間としての魅力も磨くことが出来ません。

内省的な人は、周りの人からすればとてもしっかりとした、出来た人間に見られます。

内省的というだけで周囲からの評価は上がりやすいため、自分のためにもある程度は内省的になった方が良いでしょう。

では、内省的であることで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?以下にご紹介していきます。

経験をもとに行動できる

内省的な人は向上心が強いため、常に上を目指しています。

新しいことにもどんどんチャンレンジしますが、決して無茶をしない程度に抑えますので、いきなり飛び抜けたことにチャレンジすることはなくても、徐々に段階を踏んで経験を積んでいきます。

まったく向上心のない人に比べると知識や経験が豊富ですので、何かあった時には自分の経験をもとに行動することが出来ます。

仕事や私生活で困ったことがあれば、自分の経験と全く同じ状況でなくても、経験したことを参考にして対策を立てることが出来ます。

経験上自分が危ないなと感じることであれば近寄らないように距離を置きますし、少々強引に進めても大丈夫そうだなと判断すれば、無理のない程度に物事を推し進めることも出来ます。

一方で自分が経験したことのないものに遭遇すると、不確定要素が多いために判断に困ったり、目の前のことを避けたりすることもありますが、自分の身を第一に考えての行動ですので間違ってはいません。

成長することにつながる

内省的な人は自分に自信をつけるためにも、常に前や上を向いて行動します。

もし失敗することがあれば落ち込みますし暫く失敗を引きずることもありますが、そこで「これをしたら失敗した」という経験になりますので、今後は二度と同じような失敗をすることはありません。

そして次の時に活かすことが出来るため、自分自身の成長に繋がります。

失敗せずに上手くいけばそれはそれで「自分が出来た」という成長にも繋がります。

内省的な人は自分に厳しいため、成功を重ねてもそれが全て自分の自信に繋がるということはあまりありません。

むしろ謙虚に、「今回は上手くいったけど次も上手くいくかは分からないから慎重に行こう」と考える傾向にあります。

そのため、自信満々で自分に驕ることがないため、ストイックに生長し続けていくことが出来ます。

謙虚な姿勢を保てる

内省的な人は向上心が強い反面、ネガティブな部分も強いです。

仕事や人間関係で失敗することがあれば落ち込みますし、何日も引きずってしまうこともあります。

精神的に弱く、向上心が弱い人では落ち込んでしまうとそのまま酷い時には精神疾患になってしまうこともありますが、内省的な人は向上心が強いため、思い切り気持ちが下がった後には、必ず「次は絶対に失敗しないようにしよう!」とまた気持ちを盛り返すことが出来ます。

それの繰り返しで成長していきますので、一度や二度の成功で驕ることは決してありません。

例え大きな成功を収めたとしても、それを喜びこそすれ、内心では「もっとすごい人はたくさんいる」という気持ちを持っているため、どこまでも謙虚な姿勢を保つことが出来ます。

謙虚な姿勢があれば周囲の人からの評価も高くなるため、意識せずとも自分自身のためになっているのです。

冷静に判断することができる

内省的な人は、自分自身のことをよく理解しています。

そのため、もしも自分が感情的になってしまいそうな出来事があった時には、先に自分の気持ちを落ち着かせて、冷静に対処することが出来ます。

例え人から嫌なことを言われても、もやもやする気持ちを内心で留めておき、表面上は穏やかに対応することが出来るため、周囲からは「あの人はいつも穏やかで落ち着いている」と思われることも多いです。

また、予期せぬ出来事で内心パニックになってしまうことがある時も、無意識に深呼吸をして気持ちを落ち着けようとしますし、人目があればより表面上は動じることがありません。

また、もしも自分の友達同士で揉め事が起きてしまった時には、冷静に判断してどちらに非があるかを諭したり、関係を修復させるためのフォローに立ち回れたりもします。

そのため友人からも頼りにされることは多いです。

新しい自分と出会える

内省的な人は、基本的にリスクを避けようとする傾向があります。

そのため、新しいことに挑戦する時にも予め準備を怠りません。

挑戦したいことに対する事前知識を入手して、万全の状態で臨もうとします。

そのまま上手くいけば満足しますし、予期せぬトラブルに襲われた時にもある程度落ち着いて対応することが出来ます。

そして挑戦し終えた後には、これまでの自分とは違った新しい自分に出会えますし、トラブルが起きた場合には次はそんなことがないように十分に注意します。

内省的な人は常に向上心が強いため、一つ新しいことを乗り越える度に、新しい自分と出会うことが出来るというメリットがあります。

人に優しくできる

内省的な人は自分自身をとても大切にしますし、第一に考えて行動しています。

それは一見自分勝手に思えるかもしれませんが、自分を大切にした上で他の人に対してもフォローやアドバイスなどが出来ますので、むしろ人に対して優しく出来るというメリットがあります。

「衣食足りて礼節を知る」ということわざがありますが、これは「物質的に不自由がなくなって初めて礼儀に心を向けることが出来る」という意味です。

つまり、自分の身の回りに十分な余裕が出来て初めて他人の事情に対しても気にかけることが出来るようになるのです。

内省的な人はこのことわざのように、まずは自分自身のことが出来た上で他人に対しても気を配りますので、それだけ人に優しく出来る心の余裕が持てるのです。

️内省的ってどういう性質?

内省的な人の特徴や、内省的であることに対するメリットについてご紹介してきました。

内省的な人は大抵がもって生まれた気質や、子どもの頃の家庭環境などによってそのような性格になりますが、内省的な人は、具体的にはどのような性質を持っているのでしょうか?

内省的というと小難しい言い方に聞こえるかもしれませんが、要するに個人の持つ性格そのものです。

優しい、怒りっぽいなどの性格と同様に、向上心とネガティブな面のどちらも強いのが内省的な人なのです。

ここからは「内省的」という言葉について、もっと具体的に解説していきます。

内省の意味

日頃から、内省的という言葉はあまり聞き慣れない人の方が多いでしょう。

誰かの性格を言い表す際には、「あの人は温厚な人だね」「あの人は真面目だけど神経質だね」などという具体的な言葉として用いることは多いですが、「あの人は内省的だね」という言い表し方をする人はあまりいないでしょう。

それもそのはずで、内省とは己自身を省みることですので、他者に対して「あの人は自分自身をよく省みている」なんて言う人はほとんどいないのです。

そのため、日頃からあまり積極的に使われる言葉ではないのでしょう。

自分自身の内面を省みること

内省は、自分自身の内面を省みることを意味します。

つまり、自分の考え方や言動、行動などについて客観的、かつ冷静に省みて判断することが出来る人を指しています。

つい感情的になってしまった後で、己の行動を省みることが出来る人は多いでしょう。

しかし、内省的な人はそもそも感情的にならないように自己分析して、その場に合わせた対応を取ることが出来る人のことなのです。

自分の考えや行動などを深く考えること

内省的な人は、予期せぬ出来事に遭遇してもパニックに陥ったり、感情的になったりすることがあまりありません。

それは日頃から自分の考えや行動などについて深く考えているからです。

自己を省みる機会が多ければ多いほど、万一の出来事に遭遇した時にも直ぐに頭で対応を考えて行動することが出来るのです。

内省的な人は、それだけ日頃から自分自身を省みて、自己分析を繰り返しています。

内省的な人とは

内省的な人は、傍から見るとその人が内省的かどうか分かり難い場合が多いです。

また、本人も無自覚であることが多く、心理テストなどの自己分析で初めて自分が内省的だと気付くことも少なくはありません。

では、内省的な人は一言でいえば、どのような人を指すのでしょうか?

自分自身について分析しがちな人

内省的な人は、常に自分自身について分析しがちです。

自分の考えや言動、行動、生き方などについて常に自問自答しています。

誰かと会話をして別れた後で、会話の内容を思い出して自分が良いことが言えていたか、相手を傷つけるようなことを言っていなかったかを何度も反省します。

ふとした時に自分自身について分析することが多いため、ぼんやりと考え込んでいることも少なくはありません。

気付いたら自己分析をしているという人は、内省的な傾向が強いのかもしれませんね。

️内省的って良いの?悪いの?

内省的な人は、向上心が強い一方で、何かとネガティブになりがちです。

しっかり頭で考えて確実な行動を取れるかと思いきや、知らないことには不安で一歩を踏み出すことが出来ない部分もあります。

また、仕事で上手くいっても驕ることはありませんが、失敗すればいつまでも引きずることがあります。

そんな良い面と悪い面の両方を持っている「内省的」とは、私たちにとって良いのでしょうか?それとも、悪いのでしょうか?

内省的は決して悪いことではない

内省的であることは、決して悪いことではありません。

ネガティブな面を含めたとしても、常に自己反省を繰り返し、衝動的にならないように自分をコントロールして行動することはとても大切なことです。

また、自分に驕ることがないため常に成長し続けることが出来ますし、どれだけ成功しても謙虚さを忘れることがないため、周りの人の信頼も得やすいです。

それは誰にでも簡単に出来ることではありません。

内省的な人だからこそ出来る良いことなのです。

ただしいきすぎると悪い状態になる

内省的な人は、自己反省を全くしない人や、自分のことも満足に出来ないのに他人に構いたがる人よりも優れた能力を持っています。

しかし、ネガティブな面が目立ち過ぎてしまうと、精神的な疲労やストレスが重なってしまい、自分自身に対する重圧で潰されてしまう恐れもあります。

気持ちが繊細な人ほどその傾向が強いため、自己反省も行き過ぎないように注意が必要です。

なぜダメなのか?その特徴から知る

内省的であることは、時によっては自分自身のためにならないこともあります。

自分に厳しすぎるといつまでもゴールが見えずに、また満足感を覚えることも出来ないため疲れてしまいます。

そうして自分に対する重圧で押しつぶされてしまっては元も子もありません。

そこで、内省的であることのどこがダメなのか、何故ダメなのかということも特徴からきちんと学びましょう。

自分の内省的な部分ときちんと向き合うことで、デメリットよりもメリットを大きくしていくことが出来ます。

️視野を狭くしすぎずに自分について考えよう

内省的であることはしっかりと自己反省・自己分析が出来ている反面、自分自身の視野を狭くしてしまっていることもあります。

自分の限界を自分で決めてしまったり、メリットよりもリスクを恐れてチャンレンジ出来なくなったりと、内省的も行き過ぎると自分の可能性を縮めてしまうのです。

そうならないように、内省的でありながらも、出来るだけ視野を広く持つように心がけましょう。

視野を広く持つと、これまで以上に自分で出来ることが増えていくことでしょう。