CoCoSiA(ココシア)

スカートめくりを男子小学生がやる理由(続き5)

性的刺激を受けた男子がスカートめくりの行動に走ることで、高ぶった感情を発散させているのです。

マリリン・モンロー

映画の歴史の中で多くの話題を提供してきて、セックス・シンボルとまで言われた女優がマリリン・モンローです。

マリリン・モンロー出演の有名な映画「七年目の浮気」のワンシーンで、地下鉄の排気口から吹き上がる風により白いスカートが舞い上がる場面は有名です。

この場面では、風がスカートめくりをしたのです。

マリリン・モンローは舞い上がったスカートを両手で慌てて押さえている姿が男性の好奇心を刺激し揺さぶりました。

この映画の公開が1955年ですから、今から60数年前になりますので、スカートめくりの元祖と言えそうです。

「ハレンチ学園」

「ハレンチ学園」は、作者である永井豪氏の学生時代の目撃体験が題材になっていると言われています。

永井豪氏が学生時代に、「教諭が女子生徒の体を触り、その場は教諭個人の冗談を含む一過性の性的揶揄と思ったが、後で隠れて泣いている女子生徒を目の当たりにし・・・」という作者の言葉にあるように、本人の目撃談を元に作品を描いたという経緯が覗えます。

1969年の作品の中で、「モーレツごっこ」をテーマにスカートめくりをする場面が、スカートめくり流行の一因となったという説があります。

「まいっちんぐマチコ先生」

私立あらま学園に赴任した、グラマラスな女性教師であるマチコが主人公となり、エッチなイタズラ行為やセクハラ行為が展開していく漫画です。

乳房が露出する場面があったりして、読者の性的好奇心を揺さぶる一方、PTAなどからの苦情が多かったと言われています。

主人公のマチコ先生は赴任するなり、生徒からスカートをめくられてしまいますが、「まいっちゃうわね」と言いながら怒らずにかわしています。

この漫画の読者にとっては、スカートめくりの行為をイタズラ感覚として安易に捉えるキッカケになったと言えます。

「ドラえもん」のしずかちゃん

「ドラえもん」の登場人物は作者の少年時代の人間関係をモデルにしていると言われています。

「ドラえもん」は、読者層が小学生や中学生が中心となっているところが、他のマンガには観られない特徴と言えます。

登場人物のひとりである、しずかちゃんの存在は、作者が描く理想とする女性像と言われています。

作者がモデルになっている、のび太にとって、しずかちゃんは、理想の女性であり、憧れの女性と言えます。

のび太は、しずかちゃんの前ではメロメロになってしまいます。

「ドラえもん」に登場する、女の子しずかちゃんの周りでは、スカートめくりには縁のない平和で、和やかな日々の生活が繰り広げられています。

この漫画では、様々な欲に汚れた大人の世界が全く登場してきません。

ですから、小学生の『性』の芽生えの世界とは全く異なる面をもつ、平和な子供の世界が描かれています。

コスモ石油のCM

現在のコスモ石油が丸善石油であった1969年当時のCMで、小川ローザの白いスカートが風になびいてヒラリとめくれるシーンは当時、大きな話題となりました。

白く輝くスカートが風に舞うシーンで「オー!モーレツ」とつぶやく場面は爽快な色気を振りまいていました。

当時の小学生男子は、このCMを見て、大いに刺激されてスカートめくりをして「オー!モーレツ」というコトバを放っていたと言われています。

「オー!モーレツ」は、スカートめくりに『火をつけた』CMと言えます。

️最近のスカートめくり事情

最近の小学生の世界は、元気のある男子が少なくなっていて、女子の元気良さが目立ち、男子が女子よりも消極的になっている場面も観られます。

今の時代、スカートめくりをする元気な男子が影を潜めてしまった面があると言えます。

男子にとって友達の女子に向かってスカートめくりをしますが、全く知らない女子に向かってスカートめくりをすることは殆んどありません。

男子がスカートめくりをするためには、女子との間に友達関係が成り立っていることが前提となります。

しかし、今の世の中全体を包み込んでいる閉塞感により、人々の心は閉じてしまい、周りの人を疑心暗鬼で観るようになっていることから、心に余裕を持てない状況に陥っています。

このため、スカートめくりをイタズラとして観る大人の心の余裕がなくなっています。

疑心暗鬼になってしまった『世間の目』は、スカートめくりをセクハラ行為として見てしまいます。

このため、小学生男子にとっては、スカートめくりをしたい衝動に駆られても、大人から『セクハラ』行為として非難されることを恐れています。

最近のスカートめくり事情は、小学生男子のスカートめくりの行動を起こす場面が見られなくなったと言えます。