確かな続報が確認できない状態ですが、2011年当時の条件を通し続けているのであれば、未だ就活中の可能性は十分にあります。
一説では某空港会社に就職しているのでは?と颯爽としたパイロット服姿の男性がネットにあがっていますが、残念ながら他人の空似とのことです。
(まあ、もし本人であったとしても、勤め先に迷惑が係ってしまいますから決して認めないでしょうけれど。)
「働いたら負け!」は間違い?!世の中そんなに甘くない話し
「働いたら負け!」は確かに当時、一世を風靡しました。
大人からは総スカン・呆れられる事が多かったわけですが、同じような境遇にあった若者達から大きな共感を呼びました。
ですが「働いたら負け!」は本当に良い事なのでしょうか?
「働いたら負け!」の問題点について解説しましょう。
親に迷惑をかける
いつまでも働かない子供がいると、親に迷惑が掛かります。
親にとっては自分の子供ですから不肖の息子、娘であっても簡単に見放すことはできません。
親が元気で財力がある間は、金銭面・住居面・食事面など面倒をみてくれることが多いでしょう。
子供の不運な境遇を慮って、表向きはそれほどきついことを言わないかもしれません。
ですが、子供の面倒を見ることは結構大きな負担です。
親もどんどん年を取っていきます。
会社で現役でばりばり稼げる時間はせいぜいが30年位のものです。
多くは家のローンなどを払いきって、その後は退職金で残りの余生を送ろうと生活設計を建てていたりします。
そんな場合、20歳を過ぎてもずっと親の扶養に入っている子供がいたら正直辛いのです。
更に年が経過すれば親が要介護状態になるかもしれません。
そうなったらもはや親子共倒れです。
事実、長年引きこもり状態の息子が、高齢になった親になじられて殺傷事件に及んだり、あるいはその逆など悲惨な事件が年に数件は必ず報道されています。
長くニート状態であることは、親にとっては大変な負担になるのだといことを認識しましょう。
兄弟・姉妹・親戚に迷惑がかかる
あなたがもしニート状態で生活に困窮してしまった場合、兄弟・姉妹そして親戚にまで迷惑を掛ける事になります。
ご両親が他界済みだったり、あなたを扶助する能力がない場合は、兄弟姉妹がいる場合は兄弟姉妹に、もし兄弟姉妹もいない場合は、親戚が、あなたを扶助する義務を負うことになるのです。
兄弟姉妹とは疎遠だから、とか親戚づきあいがほとんどないから「生活保護」を申請したい!といっても普通は審査が通りません。
まずは頼れる親族が扶助すべし!と法律で決められているのです。
血縁は近しい間柄だけに、頭を下げて援助をお願いするのは結構つらいものがありますよね。
もし生活費の支援を頭を下げてお願いして回らなければならなくなったら、あなたの自尊心はずたずたです。
避けたいですよね。
どんどん年を取って雇用市場での価値が下がる
くだんのニート君自身の発言の主旨でもある「安売りはしたくない」は一理ありますが、あなたはどんどん年を取っていくことも忘れてはなりません。
雇用市場においては、よほどのスキルや経験がある即戦力でない限り、中途採用よりも新卒採用を重視します。
新卒採用であれば、もちろん学歴も大事ですがより若い人材を欲しがります。
年齢が低ければ人件費を総合的に抑えられることと、若いほど柔軟で自社に必要な技能・スキルを吸収して役立つ人材に育てられる可能性が高いと考えているからです。
まだ売り手市場になっていないから、と就職を見合わせ続けていると、刻一刻とあなたの人材としての商品価値は下がってしまうのです。
まるで、結婚相手をより好みしてしまって30歳を越えてしまった女性みたいですよね。
それに、結婚の場合は失敗するとバツ1やバツ2とペナルティがついてしまいますが、就職の場合は、たとえ就職に失敗してしまったとしても、何も仕事をしていないよりも職歴があったほうが商品価値としてはプラスの評価になります。
就職条件を選り好みし過ぎて見送り続けるのは得策ではありません。
無職のまま長く過ごすことは、就活においてはデメリットしかありません。