みなさんの周りにも、忙しい生活をして多くの案件や責任を抱えているのに、それらを確実にこなし、自分の心の安定を崩さずに、さらに周りにも気配りができるような、”余裕のある”人がいませんか?
そういう人は周りからの信頼も厚く、尊敬されている人物ではないでしょうか?
なぜなら同じような状況になれば、多くの人は気持ちが焦ったり、それゆえにイライラしたり、「忙しい」が口癖のようになってしまうからです。
自分のことで精一杯になってしまうので、人に親切にできなくなってしまうでしょう。
本当は余裕を持った生活をしたいし、気持ちに余裕があればいい仕事もできるし、周りにも優しくできることはわかっているはずです。
でも、どうしてもいっぱいいっぱいになってしまう、ということもあるでしょう。
では、そんな状況で心に余裕を持てる人と、余裕がなくなってしまう人がいるのはなぜでしょうか?
きっと、みなさんもできるなら前者のように、いつでも心に余裕を持てる人になりたいと思いますよね。
そこで今回は「この人、余裕があるな」と思える人の特徴を16個をご紹介します。
さらにどうしたら心の余裕を持つことができるのかそのヒントを見つけたいと思います♪
余裕がある人の16個の特徴
では、心に余裕を持っている人は具体的にどのような特徴があるのでしょうか?
心に余裕を持っている人がしていること、またはしないことをご紹介していきますので参考にしてみてくださいね。
「しなくてもいいこと」と「するべきこと」を見極めている
毎日の中には、やりたいことややらなくてはならないことがたくさんありますよね。
そのため、いつも時間に追われているような気がして、余裕がなくなりイライラしてしまうのです。
しかし、心に余裕がある人というのは、自分の「しなくてもいいこと」と「するべきこと」を見極めることができています。
それが整理できていれば、「あれもこれもやらなくては」と頭が混乱してしまうことも避けられます。
仕事でもそうですが、やれたら一番いいけど、しなくても大丈夫なことってありますよね?
それらを全部自分の中でやらなくてはいけないことと分類して、やらなくても大丈夫なことまで全部していると、時間はいくらあっても足りません。
そして、いつまでたっても終わらないし、片付かないから焦るし、イライラするのです。
なので、目の前にあることの中で、しなくてもいい事を見極める力も大事なのです。
余裕のある人は、今は何をしなくてはいけないのか、何はしなくてもいいのか、ということをちゃんと理解しているのです。
自分の前にあるたくさんの”やりたいこと”や、”やるといいこと”の中から、本当に”やるべきこと”、”最低限やらなくてはいけないこと”を見極めているのです。
万が一を備えている
物事には何らかのアクシデントやトラブルなどが起きることがあります。
全て予想通りに順調にいけばいいのですが、そうもいかないものです。
そのことをちゃんと予想して、万が一に備えていることも大切です。
時間の点でも、万が一が起きた時のためにそれに対処できるための時間の余裕をつくっておくということができます。
さらに、気持ち的な備えをするために「もしかしたら○○が起きるかもしれない」とリスクを予想をしておくことも必要でしょう。
そうすれば、そのリスクを最小限に抑える努力をするとともに、それが起きた場合にどうするかということもあらかじめ考えておくことができます。
冷静に対処できますし、その時になってバタバタと焦ったり、パニックにならずに済むでしょう。
一貫した考え、計画性がある
忙しいと行き当たりばったりになったり、その時にパッと考えて行動してしまうということも多くなるかもしれません。
でも、そうなると物事の対応がその場しのぎになってしまうことがあり、結果効率の悪い行動が増えていきます。
そのため、計画性と一貫した考えというものを持つ必要があるでしょう。
実際、心に余裕を持っている人は、自分のやるべきことについて一貫した考えに基づいて、計画を立てています。
そのため、効率よく無駄なく取り組むことができるのです。
優先順位がつけられるか
余裕を持っているように見える人たちは、物事の優先順位を知っています。
つまり、今は何を優先すべきときなのか、今は何を第一にして考えるべきなのか、ということがしっかりと理解できているのです。
これは、忙しくなればなるほど重要なスキルの一つと言えます。
たくさんの物事こなさなくてはいけない時に、物事の重要性やタイミングとして優先すべきこと、後回しにできることがあることを、ちゃんと見極められていないと判断を誤ってしまいます。
判断を誤ると、あとでまたそのミスに対応していかなくてはいけないし、二度手間になってしまい仕事が増えるのです。
かなり効率が悪いですよね。
そして、優先順位がつけられないと、「あれもこれもしなきゃ!」とすべての物事にいっきに取り組もうとするので、全てにおいて中途半端になってしまうこともあります。
やるべきことに集中できるか
今やるべきことに集中できているか?という点も違いになります。
とにかく気持ちが焦っている人や、精神的にいっぱいいっぱいで余裕がない人は、やらなくてはいけないことがハッキリと整理できていないのかもしれません。
そのため、不安になり「これでよかったんだよね?」という疑問から、集中できていないということもあります。
さらに、周りのことに気を取られすぎて自分のやるべきことに集中できない、ということもあります。
余裕がある人は周りと自分とである程度割り切っているので、他人に振り回されすぎずに、自分の仕事に集中できます。
もちろんそれは、自分がやるべきことに関して確信しているからできるということでもあります。
適度なリフレッシュをしている
みなさんは、自分の気持ちをリフレッシュさせる時間を取れているでしょうか?
「忙しい!」という言葉が口癖になっている人は、自分のための適度なリフレッシュ時間が取れていないのかもしれません。
イライラした気持ちを解消できていないので、効率がどんどん悪くなって、もっとイライラしていくという悪循環になっています。
逆に、本当はものすごく忙しいのにあまり「忙しい」と言わない人は、ちゃんとリフレッシュさせるための時間を取り分けています。
なぜかというと、その方が効率が良いことを知っているからです。
時間がないからといって、休息も取らずにとにかくずっと仕事をしていても効率は悪くなる一方であることを知っているのです。
そのため、忙しい中でも余裕をもっていい仕事ができているのです。
周囲への気配りができる
余裕がある人は、周りが見えています。
逆に、余裕がない人というのは、もう自分のことで精一杯なので、頭にも心にも周りの事なんて考える隙間がありません。
それも、いっぱいいっぱいのときに人から何かを頼まれると、ものすごくそれが重荷に感じてイライラしたり、嫌な顔をしてしまうこともあります。
そうなれば周りからは印象が良くないですし、いつもピリピリしていてめんどくさい人と思われてしまうのです。
自分のことだけに精一杯になればなるほど、どんどんと孤立していくのでもっと気持ちに余裕はなくなってしまうでしょう。
余裕がある人は、自分のやるべきことを済ませた時に、周りの状況や必要を見極めて気配りができるので、周囲からも頼られる存在です。
また、必要な時には自分も協力を得られる環境が作れているので、より心のゆとりができていきます。
なんでも1人で解決しようとしていない
なんでも一人で解決しようしないという点もあります。
もちろん、自分ですべきことは自分でこなします。
しかし、自分自身がすべきことと、他の人の力を借りれることを見極めているのです。
時間内に物事を終了させるためにはどうしたらいいのかを考え、人にお願いするべきことはお願いすることができます。
いつも「忙しい」というのが口癖の人というのは、何でも自分ひとりで抱え込もうとする傾向があります。
人にお願いすることが苦手だし、自分でやった方がいいと思っているので、どうしても時間がかかってしまうのです。
実現無理なスケジュールは立てない
みなさんは、予定を立てるときに理想を追い求めすぎていることはないでしょうか?
これくらいいけるといいな、とか、これができたらいいなと思うことと、実際に実現可能なことは違いますよね?
理想をスケジュールにしてしまうと、予定を詰め込みすぎてしまい、いつも時間に追われるということになりかねません。
余裕がある人というのは、スケジュールの立て方が現実的です。
予定を立てるとき、「頑張ればできそう」ということは大抵できないことが多いのです。
なぜかというと、現実では”予定外”のことが起きるからです。
余裕がある人は、その”予定外”のことへの対応もスケジュールの一つとして組み込んでいるのです。
そうすると、いつも予定がぎっしりと詰まった中に、予定外の仕事が入ってきてもそれを引き受けることもできますし、精神的にも余裕が生まれます。
人と比較しない
いつも余裕がなく、何かに追われている人というのは、人と自分を比較しています。
反対に、心に余裕がある人は自分と人を比較しません。
なぜなら、比較することによって生まれるのは、優越感または劣等感であることを知っているからです。
例え優越感に浸ることができるとしても、それは自分よりも上の人が現れれば簡単に劣等感に変わります。
そうやっていつも「自分はあの人よりもダメだ」とか「あの人の方が自分よりも○○がすごい」と思っていると、いつまでも自分に満足できないし、人をすぐにライバル視してしまいます。
ライバルがいることで高め合えるということもあるかもしれません。
ですが、あまり比較してばかりいると卑屈になったり、他人の成功を喜べない人になってしまい、人間関係でストレスを抱えやすくなります。
「自分は自分、人は人」ということをきちんとわきまえている人の方が、精神的な余裕を持つことができるでしょう。
前向き
心に余裕がある人は、物事をいつも前向きに考えているという特徴があります。
物事の考え方、受け止め方というのは人それぞれです。
同じ出来事を経験したとしても、そのことに対する反応というのはみんな違います。
しかし、前向きな人というのは、失敗や嫌なことがあっても、そのことを糧にして前に進む力を持っています。
例えば、仕事で上司に怒られたなら、失敗したからこそ気づけたことがある、と前向きに捉えることができます。
そして、そのことから教訓を学んで次に生かすことができるし、いつまでも落ち込んでいることなく、自分で自分の気持ちをコントロールすることができます。
しかし、消極的で悲観的な人というのは、”怒られた”とか”失敗した”ということにばかり注目して、とにかく落ち込み、仕事も手につかなくなったりします。
何かガッカリすることや悲しいことがある時に落ち込むのは当然だとしても、そこから這い上がったり、自分の感情をコントロールできないと、心に余裕を持つことはできないでしょう。
オシャレに気を抜かない
余裕を感じる人って、ちゃんとオシャレにも気を抜きませんよね?
いくら忙しくても、どんなことがあっても身だしなみはいつもきちんとしていて、オシャレを楽しんでします。
オシャレを楽しむ余裕があってすごいなと思うかもしれませんが、逆に言うとオシャレに気を抜かないことで、自分の気持ちをコントロールしているとも言えます。
気持ちが不安定になるとオシャレにも気合が入らず、適当になってしまうことも多いと思います。
しかし、そうやって身だしなみがだらしなくなっていくと、もっと気持ちもだらけてやる気がなくなってしまうのです。
そのため、モチベーションを一定に保つためにも、どんなときにもオシャレに気を抜かないように、身だしなみはきちんとするように意識しているのでしょう。
身だしなみは心の状態を表すものでもありますから、身だしなみを整えることで、気持ちもシャキッと整うのです。
時間管理が上手い
余裕がない人は、常に時間に追われ、常に時間との闘いをしています。
それはもしかしたら、時間の管理の仕方があまり上手ではないからかもしれません。
いくらい忙しい人でも、みんな一日の中で使える時間は同じです。
その時間をどこにどう充てる必要があるのか、どの仕事にどのくらいの時間がかかり、自分のための時間としてどの程度必要なのか、ということがちゃんと把握できていないと、自己管理のための時間が犠牲になることもあります。
そうなると、心も体も疲れきってしまうので、イライラが募ったり、精神的に落ち込むことも増えていきます。
いかに時間を有効活用するか、いかに時間的余裕を作るかということで頭を使うことによって、時間の管理ができて、気持ちにも余裕が生まれるでしょう。
余裕がある人は、同じ時間でも、それをどう使うか、どう配分するかということをしっかりと考えているのです。
自己投資を怠らない
あなたは自己投資していますか?
将来の自分のため、自分のスキルアップのために、何か習い事をしたり、自分のために時間とお金を使うということができていますか?
余裕がある人というのは、自己投資をしているのです。
しかし、これは暇な人が趣味を増やすためにしている、ということではありません。
忙しい時間の中でも、自己投資のための時間を作り出し、一週間に1度だけでも、自分のために習い事をしていたり、自分がまだ知らない新たな分野にトライしている人がいます。
その人たちは、時間があるからやる、というよりは、自己投資を怠らないようにしよう!という意識のもと、時間を取り分けているといったほうが正しいでしょう。
「時間ができた時にやろう」では、いつまでたってもしないかもしれません。
将来の自分のため、自分のスキルアップのため、わざわざ時間とお金を投資して、自分を磨くのです。
本をたくさん読んでいる
気持ちに余裕のある人は、読書のための時間を取っています。
いろいろなことに取り組んでいて、たくさんの仕事や責任があるのに、読書の時間が取れている人はどうしているのか不思議ですよね。
移動のとき、待ち時間、さらには何かをしている時のちょっとした空き時間などに、読書をすることで、上手に時間を生み出しているのです。
そして、いろいろなジャンルの本を読むことによって、自分が経験した事のない分野に関しても様々な情報を取り入れ、さらに物事の見方や考え方の幅を広げています。
健康管理ができている
いくら忙しいといっても忘れてはいけないのが、健康管理です。
毎日栄養価のある食事を摂ること、さらに睡眠時間を確保すること、そして精神的な限界を超えないことなど、これらは自己管理の一つです。
これができなくなると効率の低下、精神面、身体的な病気の発症などが起こるかもしれません。
体と心は繋がっているので、心が疲れてしまうと体にも不調が現れてしまいます。
心に余裕がある人というのは、身体面でも精神面でも自分の限界をわきまえていて、その限界を超えないように自分を時にはセーブしたり、時には休んだりと、管理できているのです。
そうやって健康管理ができているからこそ、余裕が生まれ、折れない心を持ち、頑張り通すことができるのです。
心に余裕を持つためにできること
心に余裕を持つ人の特徴についてご紹介しましたが、やっぱり余裕のある人は毎日の生活を賢く過ごしているようですよね。
誰もが毎日ストレスを抱えているし、余裕がなくなりそうな時もありますが、そんなときに上手に自分をコントロールできたらいいですね。
では、心に余裕を持つために今日からできることをご紹介します。
勝負服を一着持つ
勝負服ともいえる自分のモチベーションを上げてくれる服を一着持つこともいいでしょう。
この服を着れば大丈夫、この服を着ると成功するというような、ある一種のマインドコントロールのようなもので、自分の心を落ち着かせたり、自信を持たせるということもできるでしょう。
人のために時間を使う
忙しいときこそ、人のために時間を使うということもできます。
忙しいのに人のことなんか考えていられない!と思うかもしれません。
ですが、実際にハーバード大学の研究では、忙しい時にあえて他の人のために何かをしてあげると、自分自身に余裕を感じることができるそうです。
他の人のほうに思いや目が向くと、自分の心が救われるわけですね。
自分のことで精一杯で、自分のことしか考えられないときこそ、少しだけ他の人に親切にしてみたり、役に立つことをしてみるといいでしょう。
気持ちが軽くなって、なんだか余裕が出てくるのが実感できると思います。
休みの日は仕事をしない
休みの日はきちんと休みましょう。
休みと仕事の日を混同しないようにしましょう。
そうはいっても、急に仕事が入ったり、どうしても休日出勤しなければいけない時もありますよね。
しかし、基本的な考えとしては、休日は仕事のことは考えない、プライベートに仕事を侵食させないという意識を持つことが大切です。
そうやってメリハリのある生活を心掛けることによって、自分の時間を大切にすることができ、心に余裕を生むことができるでしょう。
靴をキレイにしておく
足元がきちんとしていると、気持ちも引き締まります。
靴を磨いたり、お気に入りの素敵な靴を履くだけで、自分のことがよく思えるようになります。
自分に自信と余裕をもって一歩を踏み出せるように、靴だけでもキレイにしたり、自分に自信をくれるようなものを履くのもいいでしょう。
1日30分、自分のために時間を使う
毎日、自分のための時間を取りましょう。
他のことを気にせずに、自分の世界に入り込める時間を作ることによって、気持ちを安定させ、リフレッシュしてまた明日を頑張ることができます。
趣味に没頭してもいいし、読書をしてもいいし、運動をしてもいいし、とにかく自分が好きなことができる時間を作ってください。
毎日のすべてを仕事などに支配されるのではなく、自分で自分の生活をコントロールしている自覚を持ちましょう。
朝食をしっかり食べる
みなさんは、毎日朝ごはんをしっかりと食べていますか?
朝食を摂ることは、体と頭を起こして一日元気に過ごすためにはとてもいいことと言われています。
朝は食べないという人は多いですが、朝食をゆっくりとちゃんと食べると、一日がゆとりある気持ちでスタートできます。
逆に、朝がギリギリだったり、朝が騒がしいと一日バタバタしているような気持ちになります。
朝食をしっかりと取り、心と体のコンディションを整え、気持ちも落ち着かせてから一日をスタートさせましょう。
10分前行動を心がける
忙しい人にとって、時間はとにかく貴重でしょう。
しかし、一分一秒を争っていると疲れます。
そして、気持ちにも余裕がなくなってしまいます。
できるだけ時間的余裕を持つということが、心のゆとりを作るという面でも大きく影響するでしょう。
できるならば、10分前行動を心掛けましょう。
どこかで待ち合わせというときにもギリギリにつくのではなく、10分前にはついているくらいの予定で行動しましょう。
その10分が無駄と思えるかもしれませんが、その10分の間に今から行う事のために心を整えることができます。
無駄に焦ることも、気持ちが乗らないまま取り組むこともありません。
その方が、より効率よく物事を行えると思います。