おすすめなのは、マラソンなどで用いられる「あの電柱までは頑張ろう作戦」です。
マラソンで辛い時、ゴールまで頑張るのではなく、「とりあえず、次のあの電柱までは頑張って走ろう」と身近な目標を立てる方法です。
目標が近ければ、やる気も上がりますし途中で怠けることがありません。
また、それを何度も繰り返していると自然とゴールすることが出来ます。
自制心を高める際にも、いきなり壮大な目標を立てずに、まずは身近な目標に定めてやってみましょう。
選択肢をなくす
自ら選択肢を失くしてしまうのも、自制心を高めるのに良い手段です。
例えば買い物に出かける際、「今日はウィンドーショッピングをする」と決めたら、最初から財布は持って行かないようにします。
そうすることで、仮に欲しいものがあっても買うことが出来ずに、その日の目標だったウィンドーショッピングのみで済ますことが出来ます。
前にも右にも左にも道があると、どちらへ進もうか悩んでしまいますが、一本道であれば真っすぐに進むしかありません。
そのように、最初から選択肢を一つに絞って行動してみると良いでしょう。
別のことで気を紛らわせる
折角決意しても、自制心が揺らぎそうな時には、対象から目を逸らして、あえて別のことをして気を紛らわせましょう。
ダイエット中なのに出かけた先でつい甘いものを食べたくなってしまったら、ふと鏡に映る自分の姿を見つめましょう。
自分の体型をくまなく見て、「今食べたら理想の体型に近づけなくなる・・」と現実を見つめ直すと効果的です。
また、誘惑にかられそうなものが近くにある時には、そちらへは行かない、まったく別のことをするなど、気を紛らわせてあまり考えないようにしましょう。
普段やりすぎていることを我慢する
もし普段からやり過ぎていることがあれば、それをいつもよりも控えめにする、もしくは一日我慢するといった方法を取ることで、自制心を身につけやすいです。
例えば毎日お菓子を食べていたら、「今日だけは我慢する」と身近な目標を立てて実践してみましょう。
また、ゲームの時間が長い人なら、「今日はゲームを2時間だけにする」といつもよりも短く時間を区切りましょう。
そうした身近な目標をクリアすることが出来れば、あなたが自制心を身につける日もそう遠くはないでしょう。
もし初日から躓いてしまう時には、目標をもっと小さなものに変えてみましょう。
自制しない場合のデメリットをあげてみる
もしも自制心を身につける自信がない、もしくは直ぐに誘惑に負けてしまいそうな時には、目標を達成出来なかった場合のデメリットをひたすら挙げてみましょう。
例えば受験であれば、「今日勉強出来なければ不合格」、ダイエットなら「今日間食したら1キロ増える」、仕事なら「今日寝坊すれば減給」など、あらゆるデメリットの可能性を挙げ、実際に口に出しましょう。
そうなりたくないから、頑張ろうとしているわけなので、嫌でも「面倒だけどやらなきゃなぁ・・」という気持ちになります。
くれぐれも、開き直ってしまわないように注意しましょう。
不安を持つ
デメリットの要素を挙げるのと同様に、もし目標が達成出来なかった場合の自分の未来に不安を持ちましょう。
楽観的な人ほど「まあ、その内なんとかなるだろう」と考えがちですが、現実はそう甘くはありません。
実際に良くない未来が訪れたら、自分や周囲との関係はどうなってしまうのかを出来るだけ具体的に想像しましょう。
分かり難い場合は図に書いたりして細かく考えます。
不安な気持ちが募れば、どんな人でもきっと動く気になれます。
自制心を身につけるための目的を考える
ただがむしゃらに自制心を身につけようとしても、そもそも「なぜ自制心を身につけたいのか」というしっかりした目的がなければ、どんなに努力しても長続きはしません。
自制心を身につけたいと思うには、必ず何かしらの理由があるはずです。
「受験に合格したいから」「ダイエットに成功したいから」「仕事を上手く回せるようになりたいから」など、自分の中にある目的意識をまずはきちんと持ちましょう。
自分の目的意識がはっきりすれば、そのために頑張ろうと思えるはずです。
新しい習慣をつくる
自制心を身につけるには、これまでとは違う新たな習慣を自分の中に作るとやりやすいです。