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スイミングを小さい頃からやっておく...(続き2)

そのうえ、スイミングは心臓の負担を軽減できるというのですから、子どもだけでなくお年寄りにもおすすめできる運動なのですね。

全身バランスよく運動できる

スイミングの大きな特徴として、「水圧」と「浮力」があります。

特に「浮力」、つまり重力の少ない状態での運動は体への負担を軽減し、成長期の子どもにとっては、関節や骨に負担をかけずに運動ができるということとなり大きな魅力です。

しかし、浮力によって重力による負担が少ない代わりに、「水圧」という、身体の外から内側への圧がかかるため、運動としては決して軽いものとはならず、他のスポーツと同様に体力は必要です。

しかも、重力がないからこそ、全体に均等に筋肉をつけることも出来ます。

さらに言えば、体の片側、特に聞き手側を主に使う他のスポーツとは違い、ほとんどの泳ぎは左右対称で、両手両足が動きを繰り返すので、全身の筋肉がバランスよく鍛えられ、成長にゆがみが起こりにくいようで。

なのに負担がかかりにくい

上でも少し書いたように、スイミングは水の中の運動であるため「浮力」があります。

その浮力によって、重力から解放される為、スイミングは身体のさまざまな場所に負担が掛かりにくいのです。

とくに、「心臓」への負担が軽いことから、0歳からお年寄りまで、幅広い年齢層で始められる運動なのです。

もちろん、水泳選手のように激しいトレーニングや、何時間も泳ぎ続けるようなハードな運動となれば、その負担は大きくなります。

しかし、赤ちゃんやお年寄りでも行えるようなゆるやかなスイミングや、水中ウォーキングなどならば、普通の運動よりも負担が少なく、効率よく体力をつける効果が期待できます。

心肺機能が強くなる

スイミングは、「水圧」がかかることによって呼吸筋が活発に働き、鍛えられることは、上にも書いたかと思います。

そのため、陸上運動よりも効率よく心肺機能を強くさせることができ、心肺機能を強くすることで喘息治療にも効果的だといわれているので、喘息の持病がある子どもにも、人気の習い事でもあります。

そもそも、何故「喘息に効果がある」かというはなしについては、もう少し後に詳しく解説をしていきますが、身体を鍛えて筋力がアップすることで、喘息に限らず、風邪などの病気にもかかりにくくなり、良い効果があるのです。

頭が良くなる


この効果については、「運動で?」と疑問に思ったひとも多いかと思います。

実は、子どもの神経系の発達は3歳がピークと言われていますが、この時期までに、様々な形で身体を自由に動かすことが脳の空間認知能を鍛えることにつながるといわれており、そのなかでも水の浮力を使うことで、陸上よりもより自由に体を動かして遊ぶことは、まだまだ自由に体をうまく使うことの出来ない子どもからすれば、普通の運動や遊びよりも効果的に脳の空間認知能を鍛えられるとされているのです。

空間認知能力を鍛える

スイミングには空間認知能を鍛えられるため、頭の発達にも非常に良い効果があるという説があります。

また、とある海外の教授が取った調査では、スイミングを習っていた子どもの多くは、数学関連の問題だけでなく、自己表現力に優れ、読み書きや計算力でも高い能力を示したという話もあります。

これは、水中での運動という行動に加え、「水の中」という場所が癒し効果をもたらすためなのでは?と言われています。

ちなみに、東京大学に受かった学生に「子どもの頃にやっていた習い事は?」とアンケートをとったところ、一位がスイミングだったという話もあります。

神経が発達する

上と似た話になりますが、「さまざまな事ができるようになる」ということは、つまり「神経が発達する」ということでもあります。

とくに、スイミングは水の中という不自由な場所で同時に手足や呼吸、顔の動きなどを行わなくてはならず、これが上手くいかなければ、上手には泳げません。

そして、さらに言うと、泳げるようになってからも、「より早く、スムーズに泳ぐにはどうしたらよいか」ということを考える必要があります。

つまり、「動かす「考える」の両方をたくさん行わなくてはならないため、他の運動以上に、神経が発達しやすいスポーツだと言えるのです。

風邪をひきにくくなる

「スイミングをすると風邪を引きにくくなる」。

これは、昔から言われていることですね。

では、何故風邪を引きにくくなるなるのでしょうか?

もちろん、運動をすることで体力が増し、風邪を引きにくくなると言う効果もあります。

しかし、それでは、ほかのスポーツを同じですよね。

じつは、スイミングだからこその理由は、呼吸器系の発達が一番の理由だと言われています。

特に、水圧などによる呼吸筋が鍛えられる為、心臓や肺なども丈夫になり風邪をひきにくい身体になるとされています。

さらに言うと、肌が水に触れることで皮膚が刺激を受け、皮膚も鍛えられため、肌からウィルスを取り込むことが減り、風邪を引かなくなるとも言われています。

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