自分自身が一体、何をやりたいと思っているのか。
これを具体的に抽出していない事には、何も始まらないのです。
具体的に考えておく
あなたのこれからの人生、恐らくまだ真剣に考えていない方が多いかも分かりません。
あるいは幼少時から親から強制的にやらされているある分野の事を宿命的にやらなければならない人もいる事でしょう。
どちらにしても人間が人間らしく生きていくためには何らかの「これを一生の仕事と思ってやりたい!」と思えるような、具体的な目標を設定しておかなければなりません。
結果というものはしかるべく目標があって初めて伴ってくるものです。
人間はこの世に生をうけて生まれてきたからには、事の大きい小さいは別にして何らかの目標を遂行し、達成していかなければならないのです。
それが人間に与えられた使命なのです。
よって、人生設計を立てる段階においてまず真っ先にやってもらい事は「何をやりたいか」という事を具体的に決めていくことなのです。
2.どうしてそれをやりたいのか
人生設計で考えておいたほうがいいことの2つ目は「どうしてそれをやりたいのか」です。
「何をやりたいのか」という目標を設定したならば、次に行う作業は「何故、その何かをやりたいと思ったのか」という強い動機付けを探す事です。
人間がなにかをやりたいと思うからには、必ずやそれをやることの大義名分、つまり理由というものがあるはずです。
それをしっかりと持っているかどうかによってあなたが設定した目標が達成できるか、あるいは途中で挫折してしまうか、非常に重要な意味を持ってくるのです。
はっきりした理由をもつ
はっきりとした強い意識付けのある理由は、あなたがやりたいと思った事を最後まで諦めずにやり通そうとする動機付けになります。
また、どのような事をやりたいのか、に対する答えにもなります。
将来は人のためになることをやりたい、という願いが最大のベースでありその上に乗っかかる形で例えば医者になりたいとか弁護士になりたい。
あるいは修行を積んで一流の料理人になって自分の店を持ちたい。
はたまたベンチャー企業を興してひと儲けしたい、などなど。
世のため、社会のため、人のために立ちたい、という理由が正しくあるならば、あなたが行おうとする「何か」は必ずや結果を出してあなたの人生設計の成功を約束してくれるでしょう。
具体的ではっきりした理由を持つことは、あなたがやりたいと思うことが、ただの思い付きではない、正真正銘、あなたが一生をかけてやり遂げようとしたいものである、という事を証明してくれるのです。
3.どんな仕事をしたいか
人生設計で考えておいたほうがいいことの3つ目は「どんな仕事をしたいか」です。
仕事は、人間の一生のうちの実に半分以上の人生を共にする切っても切れないものとして存在してきます。
という事は、どんな仕事をするかによってあなたの人生設計自体が大きく左右されてしまう可能性を含んでくるのです。
その仕事をやっていたら時間が経つのも忘れるくらい熱中できるものならば、いい人生を送れる可能性も高くなるでしょうね。
反対に生きるために仕方なく嫌々、やっているような仕事では、とてもいい人生を送っているとは言い切れなくなります。
仕事というのはそれくらい、人間の一生を左右してしまう重要な要素となってくるのです。
一日の大半は仕事をしている
人間は、学校を卒業して社会人になった瞬間から何らかの仕事に就きます。
その仕事を行うために例えば会社に就職したのなら、一日のうちの大半を会社で過ごすことになります。
そう、あなたの持っている24時間という時間の半分以上が仕事によって拘束されてしまうという事になるのです。
22歳から会社に入ったとして定年が65歳だったとして、足掛け43年間は会社勤めを行い仕事に従事する、という事になります。
仮に人生80年だったとしたら半分以上、仕事生活を送る計算になります。
ここまで自分の時間に占める仕事の割合が多いと分かったら、あなたはどうしますか?
嫌々やるような仕事で満足できますか?
43年という月日は思ったよりも長いですよ。
この43年間、有意義に生きていきたいのか、それとも不本意な生き方をしたいのか。