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親と合わない人の5個の原因・特徴・...(続き2)

仮に兄弟がいたとしても、兄弟間での絆は強まりますが、外へ出た時の別行動に強い不安を覚えるようになります。

幼児期を一人で過ごすことの多かった子どもは、学校へあがっても他の子どもと積極的にコミュニケーションを取れないことが多く、また集団行動が苦手になってしまいます。

一人の時間が多かったために、皆の動きに合わせて自分も行動することに対して不慣れな上に、集団の中にいることで余計に孤独感が増すこともあるからです。

4、認められてないと常に思っている

自分に自信がない人は、何かあると直ぐにネガティブな感情に陥ってしまいやすいですが、人によっては子どもの頃の環境のせいでそうなってしまった人もいます。

両親から厳しく躾られてきた人はとくにその傾向が強く、ちょっとやそっとのことでは自分自身に満足出来ません。

どんなに勉強を頑張っても「当たり前だ」と両親から褒めてもらえず、事あるごとに今よりもさらに上を求められてくることが多かったのでしょう。

そのため、「ここまでよく頑張った」と区切りを付けて自分を褒めてあげることが出来ないのです。

誰にも承認欲求はありますので、自分が頑張ったらその分人に認めてもらいたい、褒めてもらいたいと感じます。

子どもにとってその対象は親であることがほとんどですが、その親から褒めてもらえないことで、何をやっても自分が認められていないのだと思い込んでしまいやすいのです。

そうしてそのまま成長すると、周りから見ればどんなに頑張っている人でも、自分で自分を「よくやっている」と思うことが出来ないため、同じように周囲からも自分が認められていないと感じることが多いのです。

5、他人を許す事が苦手


子どもの頃に両親から事あるごとに怒鳴られたり、理不尽に暴力を振るわれたりした人は、それが当たり前のものとして大人になってしまうため、自分も同じように子どもに対して当たってしまうことが多いです。

また、何をやっても褒めてもらえなかったり、厳しく躾られてきたりした人では、同じように自分も他人に対して認めるハードルが高くなり、また他人に対して許すという行為が苦手になってしまいやすいです。

例えば誰かが仕事のミスをした時に、自分もそれで迷惑を被ってしまった場合、大抵の人はミスをした人に対して「いいよいいよ、次頑張ろう」と穏やかに接することが多いです。

しかし先のような育ち方をした人では、子どもの頃に自分が両親から許してもらえなかった、認めてもらなかったことなどの経験が無意識に心に根付いています。

そのため、なかなか簡単に他人のミスを許すことが出来ずに、嫌な態度を取ってしまうことがあります。

誰しも家族と仲が良い訳ではない

家族はいつでも暖かくて、愛情に溢れた幸せなものだというイメージが世間一般にはあります。

テレビドラマや映画など、あらゆる作品で家族が取り上げられる時、親子で喧嘩をしたり兄弟で揉めたりすることはあっても、必ず最後には皆が一つになって家庭円満なハッピーエンドで終わることがほとんどです。

その一方で、家庭が不仲であったり、親子関係が上手くいかなかったりすると、「可哀想な家庭」「互いの理解や歩み寄りが足らない」などと、悪しざまに言われることが多いです。

確かに家族の仲が良ければ幸せな生活を送れることでしょう。

しかしそうでないからといって、その家族全員が不幸だとか、可哀想だとか決めつけるのはおかしな話です。

また、家族で不仲だからといって、それが悪いことだと決めつけてしまうのも良くはありません。

世の中にはたくさんの家族があって、どんな家族の形をしているのかはそれぞれで違います。

「家族仲が良くなければいけない」という固定観念は、決めつけられてしまう側にとっては偏見や差別にも感じてしまうことがあるのです。

そのため、自分の家庭が円満だからといって、他の家族も仲が良くて当たり前と考えることも、仲が良くなければいけないと考えることも、個人の勝手な思い込みや主張に過ぎないのです。

親と合わない人は少なくない

家族間の仲の良し悪しで、幸せか不幸かを計るのはバカバカしいことです。

皆が仲良しな家庭もあれば、そうでない家庭も当たり前にあります。

そしてまた、両親のことが大好きな子どももいれば、そうでない子どももいます。

本人が口には出していないだけで、自分の親が嫌いな子どもだって世の中には決して少なくはありません。

子どもの頃から親と合わない人もいれば、大人になってから何かの出来事がきっかけで親子仲が悪くなってしまう人もいます。

反抗期の親嫌いとは違うもの

反抗期には誰しも親を嫌いになることがあります。

自分にあれこれと口を出す親の存在をうっとうしく感じたり、放っておいてほしいと思ったりすることもあるでしょう。

大抵の場合それは一時的なもので、反抗期が終わると同時に、また今までのような親子仲に戻ります。

親嫌いを理解出来ない人は、親嫌いの人のことを、単なる反抗期だと考えていることが多いです。

しかし実際には、親嫌いは単なる反抗期から起こる感情ではありません。

子どもの頃のトラウマや、育ってきた家庭環境によって親嫌いになってしまうので、一時的な反抗期の感情とはまったく違っています。