日本人は、とにもかくにも家族愛を大切にします。

例えある家庭で家族の絆が粉々に壊れるようなことがあっても、当事者でない人たちは「家族なんだから支え合って」とか、「血の繋がった家族なんだから!」などと、家族愛をどこまでも推奨してきます。

しかし当事者からしてみれば、「事情も知らない癖に無理なことを押し付けるな!」と叫び出したくなることでしょう。

そう、世の中には壊れた家庭もあれば、親嫌いの子どももいます。

そんな親嫌いな人に当てはまる特徴や、何故親嫌いになってしまうのか、その理由についてご紹介していきます。

親嫌いな人の5個の特徴

親嫌いになってしまうのには、人によってさまざまな理由や事情があります。

子どもの頃のトラウマや、単純に反りが合わない、家族として愛せないなど人によって理由は違いますが、親嫌いな人にはいくつかの同じような特徴が見られます。

そのため、自分が親嫌いだと暴露していない内から、何となく親嫌いの人同士で気が合ったり、共感出来る部分が多かったりします。

そしていざお互いに胸の内を話し合った時に、どちらも親嫌いという共通点があることに驚くことも珍しくはないのです。

そんな親嫌いの人に見られる特徴を以下にご紹介していきます。

1、責任転嫁をよくする

責任転嫁とは、「自分が負うべき責めを他の者に負わせること」や「責任を他になすりつけること」です。

親嫌いの人は、何かトラブルが起きた時にはこの責任転嫁をしやすい傾向があります。

それは、その人自身が元々持ち合わせている性格ではなく、そのような家庭で育ってきたという原因が考えられます。

責任転嫁をする人の親は、何かあるごとにその責任を子どものせいにすることがあります。

例えば子どもの靴に躓いて自分が転びかけたら、「こんなところに置いておくから躓いたじゃないか!きちんと隅に揃えておけ!」と子どもを叱ります。

例え玄関の隅でなくとも、子どもが靴をきちんと揃えておいたのなら、それに気づかずに躓いたのは自分のせいなのに、子どものせいにして叱りつけることで責任転嫁しています。

また、例えば子どもと外へ出かけた時に、親が放置して子どもが迷子になってしまった時には、迷子センターで待っていた子どもを「何で勝手にどこかへ行ったの!」ときつく叱りつける親がいます。

しかしこれも、そもそも親がきちんと子どもから目を離さずにいれば済んだことですので、一方的な責任転嫁になるでしょう。

幼い子どもは無知ですので、親から一方的にされる責任転嫁にも、それが理不尽であることに気付くことが出来ません。

そうしてそれが当たり前になって成長した結果、子ども自身も責任転嫁をよくする人になってしまうのです。

2、非がなくても自分を責める

非がなくても自分を責める性格の人っていますよね。

誰かに何かをしてもらった時に、「ありがとう」ではなく「ごめんね」という日本人は多いですが、その謝る回数が異常に多いのが自分に非がなくても謝るタイプの人です。

自分が失敗をした時にはもちろんしつこいほどに謝りますが、例えば落とし物を拾ってもらった時や、プレゼントを貰った時など自分にとって嬉しいことをしてもらった時にも何故か「ごめんねごめんね」と謝罪の言葉を口にします。

このタイプの人は、子どもの頃に親から厳しく叱られる回数がとても多かった可能性が高いです。

子どもの頃、両親から一方的に怒られることが多かった人や、理不尽に怒鳴られたり、躾と称して暴力を振るわれたりした経験のある人では、自分は何も悪くないのに、口癖のように謝罪を口にしてしまいます。

本当は何も悪いことをしていなくても、両親から謝ることを強要されたり、とにかく「ごめんなさい」と謝罪することで両親が満足したりするからでしょう。

そのような育ち方をすると、大人になってからも自分に何ら非はなくても、つい癖で何かと「ごめんなさい」と口にしてしまうことが多いです。

他の人からすれば「そんなに謝ることないのに」や「悪い事なんて何もしてないでしょう?」と思えるでしょうが、当人もそれを頭では理解していても、反射的につい謝罪を口にしてしまうのです。

3、集団行動が苦手


集団行動が苦手な人は少なくありませんが、親嫌いの人はとくにその傾向があります。

一見関係なさそうに思えますが、集団行動が苦手な人は、それだけ子ども時代に一人で過ごすことが多かった過去を持っています。

両親から愛情をたくさんもらった子どもはそれだけ明るく活発に育ちやすくなります。

また、幼い頃から他の子どもと触れ合う機会を持たせてもらうことで、他人とのコミュニケーションの取り方を少しずつ学んでいきます。

そうして大人になった人は社交的で、誰とでもコミュニケーションを取れるようになるのです。

一方で、子どもの頃に親に放置されることの多かった人は、長い時間を一人きりで過ごすため、他人とのコミュニケーションの取り方を学ぶことが出来ません。

仮に兄弟がいたとしても、兄弟間での絆は強まりますが、外へ出た時の別行動に強い不安を覚えるようになります。

幼児期を一人で過ごすことの多かった子どもは、学校へあがっても他の子どもと積極的にコミュニケーションを取れないことが多く、また集団行動が苦手になってしまいます。

一人の時間が多かったために、皆の動きに合わせて自分も行動することに対して不慣れな上に、集団の中にいることで余計に孤独感が増すこともあるからです。

4、認められてないと常に思っている

自分に自信がない人は、何かあると直ぐにネガティブな感情に陥ってしまいやすいですが、人によっては子どもの頃の環境のせいでそうなってしまった人もいます。

両親から厳しく躾られてきた人はとくにその傾向が強く、ちょっとやそっとのことでは自分自身に満足出来ません。

どんなに勉強を頑張っても「当たり前だ」と両親から褒めてもらえず、事あるごとに今よりもさらに上を求められてくることが多かったため、「ここまでよく頑張った」と区切りを付けて自分を褒めてあげることが出来ないのです。

誰にも承認欲求はありますので、自分が頑張ったらその分人に認めてもらいたい、褒めてもらいたいと感じます。

子どもにとってその対象は親であることがほとんどですが、その親から褒めてもらえないことで、何をやっても自分が認められていないのだと思い込んでしまいやすいのです。

そうしてそのまま成長すると、周りから見ればどんなに頑張っている人でも、自分で自分を「よくやっている」と思うことが出来ないため、同じように周囲からも自分が認められていないと感じることが多いのです。

5、他人を許す事が苦手


子どもの頃に両親から事あるごとに怒鳴られたり、理不尽に暴力を振るわれたりした人は、それが当たり前のものとして大人になってしまうため、自分も同じように子どもに対して当たってしまうことが多いです。

また、何をやっても褒めてもらえなかったり、厳しく躾られてきたりした人では、同じように自分も他人に対して認めるハードルが高くなり、また他人に対して許すという行為が苦手になってしまいやすいです。

例えば誰かが仕事のミスをした時に、自分もそれで迷惑を被ってしまった場合、大抵の人はミスをした人に対して「いいよいいよ、次頑張ろう」と穏やかに接することが多いです。

しかし先のような育ち方をした人では、子どもの頃に自分が両親から許してもらえなかった、認めてもらなかったことなどの経験が無意識に心に根付いているため、なかなか簡単に他人のミスを許すことが出来ずに、嫌な態度を取ってしまうことがあります。

誰しも家族と仲が良い訳ではない

家族はいつでも暖かくて、愛情に溢れた幸せなものだというイメージが世間一般にはあります。

テレビドラマや映画など、あらゆる作品で家族が取り上げられる時、親子で喧嘩をしたり兄弟で揉めたりすることはあっても、必ず最後には皆が一つになって家庭円満なハッピーエンドで終わることがほとんどです。

その一方で、家庭が不仲であったり、親子関係が上手くいかなかったりすると、「可哀想な家庭」「互いの理解や歩み寄りが足らない」などと、悪しざまに言われることが多いです。

確かに家族の仲が良ければ幸せな生活を送れることでしょう。

しかしそうでないからといって、その家族全員が不幸だとか、可哀想だとか決めつけるのはおかしな話です。

また、家族で不仲だからといって、それが悪いことだと決めつけてしまうのも良くはありません。

世の中にはたくさんの家族があって、どんな家族の形をしているのかはそれぞれで違います。

「家族仲が良くなければいけない」という固定観念は、決めつけられてしまう側にとっては偏見や差別にも感じてしまうことがあるのです。

そのため、自分の家庭が円満だからといって、他の家族も仲が良くて当たり前と考えることも、仲が良くなければいけないと考えることも、個人の勝手な思い込みや主張に過ぎないのです。

親嫌いな人は少なくない

家族間の仲の良し悪しで、幸せか不幸かを計るのはバカバカしいことです。

皆が仲良しな家庭もあれば、そうでない家庭も当たり前にあります。

そしてまた、両親のことが大好きな子どももいれば、そうでない子どももいます。

本人が口には出していないだけで、自分の親が嫌いな子どもだって世の中には決して少なくはありません。

子どもの頃から親嫌いな人もいれば、大人になってから何かの出来事がきっかけで親子仲が悪くなってしまう人もいます。

そうした人は、同じような親嫌いの人には理解されやすいですが、親子で仲の良い人からすれば「なぜ親が嫌いなのか」ということを理解されません。

例えその理由を話したところで、当人は自分の親と仲が良いために、「そうは言うけど血の繋がった親じゃないか」などと余計なお節介を焼いてこようとする人もいます。

またそうした両親との仲が悪くない人の方が一般的には多いため、余計な揉め事やお節介を焼かれないためにも、親嫌いな人は自ら親嫌いだと公言しないことが多いのです。

反抗期の親嫌いとは違うもの

反抗期には誰しも親を嫌いになることがあります。

自分にあれこれと口を出す親の存在をうっとうしく感じたり、放っておいてほしいと思ったりすることもあるでしょう。

大抵の場合それは一時的なもので、反抗期が終わると同時に、また今までのような親子仲に戻ります。

親嫌いを理解出来ない人は、親嫌いの人のことを、単なる反抗期だと考えていることが多いです。

しかし実際には、親嫌いは単なる反抗期から起こる感情ではありません。

子どもの頃のトラウマや、育ってきた家庭環境によって親嫌いになってしまうので、一時的な反抗期の感情とはまったく違っています。

いくつになっても親を好きになれない

反抗期では、それが過ぎると両親との仲は戻ります。

散々両親を毛嫌いしていた子どもが、まるでつきものが落ちたようにけろっとしていつも通り親と笑い合ったり、相談事をしたりします。

しかし一方で、親嫌いの人はいつまで経っても親嫌いが直ることがありません。

親嫌いを直そうと思ったら、自分が親を嫌いになってしまった原因を根本から正す必要があります。

しかしそれは、当人のみでなく、親もその原因を正すために心を入れ替えたり、行動したりしなければなりません。

そのため、どちらかが「自分は悪くない」と思っていたら、いつまで経っても関係を修復することは不可能でしょう。

なぜ親嫌いになってしまうのか

両親からたくさんの愛情を受けて育った子どもは、まず親嫌いになることはありません。

また、時々家族の仲にヒビが入ることはあっても、お互いに歩み寄ってそれを直そうと努力する家庭もまた、最終的には円満な家族愛に落ち着くことでしょう。

親嫌いになるには、必ず何かしらの理由や原因があります。

何もないのにただ親が嫌いな子どもなどいやしないのです。

ではどのような原因で、子どもは親を嫌いになってしまうのでしょう。

下手をすると親が死ぬまで一生親嫌いが続くかもしれなくなってしまう、その親嫌いの理由を以下にご紹介していきます。

暴力を振るわれた・振るわれている

子どもが親嫌いになってしまう大きな原因の一つに、親からの暴力行為が挙げられます。

まだ幼い頃に両親のどちらかに、もしくは両方に暴力を振るわれた経験がある子どもは、その多くが無垢な心を酷く傷つけられ、トラウマになってしまいます。

子どもが小さなほど、親の存在とは絶対的なものです。

そのため、たくさん愛情を注いでもらえば、子どもにとって親は自分を守ってくれる、温かくて愛情深い存在になるでしょう。

しかし一方で、自分に理不尽な暴力を振るう親は、子どもにとっては自分を傷つけるとても恐ろしい存在になってしまいます。

そのため、子どもの頃から親の暴力に怯えている子どもは、大人になっても暴力や怒声を極端に恐れるようになってしまい、そんな原因を作った親に対して強い嫌悪や憎しみといった感情を抱いてしまうことがあるのです。

褒められた事がない

人は誰でも承認欲求を持っています。

「すごい・えらいと思われたい」「自分の存在を認めてもらいたい」などと、他者から自分に対しての理解を求める感情は、誰でも当たり前に持っているものです。

そしてそれを一番初めに求める相手が自分の親です。

両親から褒められたい、両親から認められたいという感情は、その先で両親から愛されたいという感情に結び付いています。

親が時に子どものすることを褒めることで、子どもは嬉しくなって自らもっと成長しようとするのです。

しかし、親から一切褒められることのない子どもは、いつだって心に寂しさや虚しさを抱えています。

大人になれば褒められるためではなく、自分のためや家族のために頑張るのが当たり前になりますが、子どもの内は親から褒められたいがために勉強や手伝いを一生懸命にする子どもが多いのです。

しかし満足に親に褒めてもらえない子ども時代を送ってきた人は、大人になってからもずっとそのことを覚えていて親嫌いになってしまうことが少なくはないのです。

厳し過ぎる躾をされた

昔気質な人ほど子どもへの躾が厳しい場合がありますが、その根底に愛情さえ感じられれば、子どもが親嫌いになることはないでしょう。

しかし、躾が厳しい親の中には、自分たちの世間体を気にして子どもに厳しくしている親もいます。

例えば代々エリート家系では、子どもの将来も親が初めから勝手に決めてしまっている場合があります。

その場合、小さい内から勉強や習い事を強制し、家のルールも一般家庭よりもかなり厳しくして、少しでも子どもがそれに反すればきつく叱りつけます。

子どもにとっては抑圧された環境が長年続くと、次第にそんな自分の家や両親に対して嫌気が指すこともあるでしょう。

親の都合で厳し過ぎる躾をされた人は、そんな自分の環境に疑問を抱く頃から徐々に鬱憤が溜まり、親嫌いになってしまうことがあります。

両親が不仲

物心ついたころから両親が不仲な家庭では、絶えず喧嘩が起こるため、それを目の当たりにする子どもにとっては当然悪影響でしょう。

とくに自分に関することで言い争いになったり揉めたりしていると、自分の存在が親にとって不要なのではないかと深刻に悩んでしまう人もいます。

例えどんな内容であっても、常にピリピリした空気が家庭内に流れていると、自然と子どもも常に周囲に気を張った神経質な性格に育ってしまいます。

そしてある程度成長してくると、喧嘩ばかりしている両親に対して嫌気が指し、どんどん嫌いになっていってしまうのです。

過保護or過干渉してくる

例え血の繋がった親子関係であっても、あまりの過保護っぷりや親からの行き過ぎた過干渉は、親嫌いの原因となってしまいます。

小さな頃は親が過保護でも、そこまで気になることはないかもしれません。

しかし、中学生頃になると、次第に両親の過保護振りや過干渉を鬱陶しく思えてくることがあります。

反抗期の頃にはそれが特に顕著ですが、元々過保護や過干渉が過ぎる親の場合には、例え子どもの反抗期が過ぎても親嫌いが直らないこともあります。

それどころか、これまでも鬱陶しいと感じていた親からの過干渉が、反抗期によって一気に増幅し、気持ちの修正がきかないほどに親嫌いになってしまうこともあるのです。

親らしい事をしない

子どもをもったのであれば、親としての責任や、果たすべき義務があります。

新しい命をこの世に誕生させたのなら、その命が自分一人だけで生きていけるようになるまでは、親が面倒をみなければなりません。

衣食住の保証や、学校へ通わせること、社会で生きていくために必要なあらゆることを教えるなど、子どもが独り立ちするまではしっかりと育てる必要があります。

また、これらのことは何も親でなくても可能ですが、唯一血の繋がった両親からの愛情も、たっぷりと子どもに注いであげる必要があります。

これらの親として当然のことをしていなければ、子どもから嫌われてしまうことになってもある意味仕方がないのかもしれません。

兄弟・姉妹間で差別する

親であるのなら、子どもに対しては分け隔てなく愛情を注ぐべきです。

長男だから、末っ子だからと愛情に偏りがあっては、子どもは当然それを肌で感じとり、自分の実の両親から「差別されている」と感じることでしょう。

親からすれば、何人か産んだ内で一番賢い子を一番大事に育てたいと思うかもしれません。

または一番可愛い子に一番愛情を注ごうとしてしまうかもしれません。

しかし親が兄弟や姉妹間で差別をすれば、差別をされたと感じた子どもは少なからず性格に歪みが生じてしまうでしょう。

そしてまた、自分を差別した親を嫌いになってしまうことでしょう。

偉そうに威張り散らす

「産んでやった親に感謝しろ!」「お前を愛しているから怒るんだ!」などと、時々そんな親の叱りつける言葉を耳にすることがあります。

しかしこれらの言葉は、子どもからすれば単に偉そうに威張り散らしているだけに聞こえますし、また親という立場を盾にして子どもを無理矢理に押さえつけようとしているように感じてしまうでしょう。

子どもを作ったのは親の都合ですし、本当に愛しているのなら、一々感情的になって怒るのもおかしな話です。

それを、「産んでやった」「愛しているから怒る」というのは親の身勝手な文句であり、子どもからすれば「なら産まなければ良かっただろう」「大きなお世話だ」と思えてしまいます。

偉そうに威張り散らすだけで、その根底に子どもへの確かな愛情が感じられない親に対しては、子どもが親嫌いになってしまっても仕方のないことでしょう。

いつまでも子供扱いしてくる

親からすれば、子どもはいくつになっても子どもです。

それは例え、子どもが家庭を持ち、さらに子ども(孫)をもっても変わらない事実です。

しかし、親にとって子どもがいつまでも子どもであることと、いつまでも子ども扱いすることとは違います。

自分の子どもが社会人になっているのなら、ある程度のことは自分でやらせるべきで、子どもから助けを乞われて初めて手や口を出してあげれば良いのです。

子どもがいい大人になっているのに、いつまでも親からあれこれと口を出したり世話を焼こうとしたりすると、子どもは嫌がりますし、それが行き過ぎれば嫌われてしまいます。

家族や他人の悪口をよく言う

いくら家族だからといって、いつも他人の悪口を話してくる親に対して、子どもは良い感情を抱きません。

それが例えば仕事での愚痴であれば、まだ「疲れているんだな」と思えますが、ただの悪口であれば、聞いている方が不快になってしまいます。

また、同じ家族間の悪口も、親の口から聞くと子どもはとても不快に思えてしまうでしょう。

子どもの家族に対する愚痴を親が聞いたり諫めたりするならまだしも、親が子どもに家族の悪口を言っていると、親嫌いになってしまう子どももいるでしょう。

親嫌いな自分に罪悪感を感じる人も…

人によっては、親を嫌いな自分に対して嫌悪感を抱く人や、親に対して罪悪感を覚えることがあります。

それは、世間一般が家族愛とは美しいものであり、「親と子の仲は良くなければならない」「親には感謝して生きなければならない」と認識しているため、そこから外れた考えを持っている自分自身に対してネガティブな思考に陥ってしまうのです。

しかし、そもそも自分が親を嫌いになってしまうのには、少なからず親が原因となっています。

つまり、あなただけが悪いわけではないのです。

それが理解出来ない人が、親嫌いな自分に罪悪感を覚えてしまうのです。

嫌い続けるのも罪悪感を感じるのも人生を損にする

親を嫌い続けるのも、ましてや罪悪感を覚え続けるのも、あなた自身の人生の損になっています。

嫌い続けることでいつまでもストレスが溜りますし、ずっと親嫌いの感情がしこりとなって自分の中には残ってしまいます。

また、親嫌いであることに罪悪感を覚えたところで、その気持ちの根本を解決出来なければどうにも出来ませんし、この先もずっと罪悪感を抱き続けなければいけません。

そんな人生はあなたにとっては損でしかないのです。

【罪悪感を感じてしまう時の対処法は、こちらの記事もチェック!】

距離を置く

親嫌いを直すことが出来ずに、また親といることで常に罪悪感を覚えてしまうという人は、親と距離を置いて生活しましょう。

学生の場合には別々に暮らすのは難しいでしょうから、親と関わる時間を極力減らすようにしましょう。

そして、社会人になったらすぐに独り立ち出来るように、可能ならばアルバイトをしてお金を貯めておきましょう。

また、既に社会人になっている人は、アパートやマンションなどに住んで親とは距離を取りましょう。

家に帰るのも年に数回程度にしてあまり会わないようにすれば、離れている間にお互いに気持ちの整理が出来たり、冷静に親との関係を考えることが出来たりするかもしれません。

親として見ず1人の人間と見る

親はこちらを子どもとして見て、扱ってきますが、自分は親を親としてではなく、1人の人間として見るようにします。

親と思って見ているからこそ、口を出されれば煩わしく思いますし、干渉も鬱陶しく感じます。

また、「血の繋がりがある」という事実が何よりも嫌に感じる人もいるでしょう。

その場合には、親を自分とは繋がりのない赤の他人として見るようにしましょう。

もちろん直ぐに親を1人の人間として見るのは難しいでしょうが、少しずつそれが出来るようになれば、これまでのように何かと感情的にならずに、冷静な気持ちで親と接することが出来るようになるかもしれません。

経済的に自立する

親との関係についてこれ以上悩みたくないという人は、一刻も早く経済的な自立を目指しましょう。

例え学生であっても、アルバイトをして自分でお金を稼ぐことによって、これまでのように何もかも親に頼っていた状況からは変化が表れますので、精神的な自立がしやすくなります。

また、社会人であれば実家にいて親との関係を悩むよりも、さっさと経済的に自立して独り立ちしてしまいましょう。

罪悪感を捨てる

親嫌いな自分に対して罪悪感を抱いている人は、少しずつでもその罪悪感を捨てる努力をしましょう。

親を嫌いになってしまうのは、決してあなただけの責任ではありません。

もしも暴力や放置など、親の教育が悪かったのなら、親嫌いになってしまっても、あなたには何一つ責任はないのです。

そうして常に頭の中で「親嫌いは悪いことではない」と自分に言い聞かせることで、自分の中の意識を変えていきましょう。

自分の問題は自分で解決する

親嫌いであるのに、そんな親に対して依存してしまっていると、いつまでも親からは自立することは出来ません。

そのため、自分に何か問題が起こった時には、それが親にも関わるような大きなトラブルでない限りは、出来るだけ自分一人だけで解決するようにしましょう。

自分の問題を自分で解決していくことで、親から精神的に自立することが出来るようになります。

周りに相談する

何か問題が起こった時に、親には相談したくないことってありますよね。

親嫌いの人であれば、とくに自分が困っているからといって、それで親を頼るのは抵抗があるでしょう。

そうした時には、親ではなく、自分の周りの人たちに相談するようにしましょう。

例えば友人や恋人など、親しい間柄の人がいればその人たちに相談すると良いでしょう。

また、年上の助言が欲しい時には、知り合いの年上の人や職場の信用出来る上司などを頼ると良いでしょう。

また、もしも自分の親嫌いに関することを誰かに相談したい時には、自分と同じような境遇の人や、気持ちを分かってくれる人、自分の気持ちを理解出来なくても黙って話を聞いてくれる人などに話しましょう。

話すことで、少しは心が楽になれます。

LINE等で会話する

最近はLINEが当たり前に普及しており、LINEを使っている親も多いでしょう。

もしも親がLINEをしていれば、直接顔を見て話しをする代わりに、LINEで会話をすれば不快な思いをするのは最低限で済みます。

またもし親がLINEをしていなければ、メールで会話をしても良いでしょう。

直接話したり、電話をしたりする方が早く通じますが、親に対して嫌な気持ちになりたくないという人は、こうした方法の方が精神上良いでしょう。

親嫌いであってもあなたは悪くない

世間一般的には、親子は仲が良いもので、家庭が円満であることが当たり前と考えられています。

しかし実際のところは、家庭内で不仲があったり、離婚したりする夫婦も少なくはありません。

また、親らしい子育てをせずに子どもを放置したり傷つけたりして、子どもが親を嫌いになってしまうことも大いにあり得ます。

子どもは親の鏡という言葉がありますが、子どもが親嫌いになってしまうのには、大抵親自身に問題があります。

そのため、あなたがもし親嫌いでも、親嫌いになってしまったきっかけや原因は、あなたではなく親が作っていることが多いのです。

つまり、親嫌いになったのはあなたのせいではなく、あなたは何も悪くないのです。

まずはそれをきちんと自分自身に言い聞かせて、その上で親との関係の修復を図るなり、距離を取るなりしましょう。