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シワシワネームとは何?キラキラに負...(続き3)

また、名前で差別をするのは決して良くはありませんが、どうしても派手過ぎる名前をしていると、その人の人柄も同じく派手に見られてしまうことが多いです。

また、面接官によっては「こんな名前をつけた親の教養が知れるし、その親に育てられた子どもの教養もやはり知れてしまう」と考える人もいるかもしれません。

どんな名前であっても付けるのは親の自由ですが、キラキラネームを子どもに付けた結果、もしかしたら将来子どもが名前のせいで就職活動が困難になる可能性も少なからずあるのです。

そしてそんなキラキラネームと比べると、やや古風なシワシワネームは年齢を経ている面接官にはとくに受けが良く、真面目で硬派な印象で受け取られることが多いです。

シワシワネームしか存在しなければ、こんなことは決して起こらなかったでしょう。

キラキラネームが世の中に増えている現代だからこそ、古風な名前が好印象として目立つのです。

シワシワネームのほうが逆に目立つ時代になったから

現代では、キラキラネームと現代風の名前が多く、古風な名前はあまり見られなくなりました。

キラキラネームが登場する以前から、すでに現代風の名前を付ける親がとても増えてきていたため、「花子」や「雅子」、「辰馬」などといった昔ながらの名前の子どもが少なくなっていました。

もちろん完全になくなったわけではありませんが、「〇〇子」のように「子」のつく名前が少なくなって、2文字の名前が増えたり、「〇〇助」のように時代がかった名前があまりつけられなくなったりしていました。

そこへさらにキラキラネームが新しく登場したため、現代風の名前をつけたいと考えている親にとっては嬉しい名前の候補が誕生することになったのです。

キラキラネームも登場した当初はかなり物珍しいもの扱いされており、中には名前が原因でいじめられた子どももいたでしょう。

しかし、そこから何年か経つと今度はキラキラネームが珍しいものでなくなり、全国的に広まり始めました。

その結果現代では現代風の名前とキラキラネームが子どもの名前の大半を占めるようになったのです。

とはいえ、それでも昔ながらの名前をつける親はいますし、近年になってシワシワネームも登場しました。

しかしいったん激減してしまった古風な名前は、現代ではキラキラネーム以上に目立つ存在になっています。

しかし目立つからこそ、昔は当たり前だった名前が、今ではしっかりと第三者にも覚えてもらえるようになったのです。

そのため、一目で読みやすく、また覚えられやすいシワシワネームは、人間関係を構築する上で有利だと言えるでしょう。

最近の若手芸能人にシワシワネームが多いから

シワシワネームの人気に火がついたのは、やはり著名人でシワシワネームの人が多いことも大きな要因の一つです。

それも高齢の芸能人ではなく、最近の若手芸能人にシワシワネームが多いのです。

例えば「大野いと」「小島藤子」「芳根京子」「門脇麦」など、本名ではなくとも、敢えてシワシワネームを選んで芸名にしている人は多いです。

最近の若手芸能人でありながら、昭和の香りのするシワシワネームを採用しているところから、私たちは大きな影響を受けて、シワシワネームに対する印象が良くなったのかもしれませんね。

そして実際に、シワシワネームの若手芸能人たちは、いまどきの若者でありながらも、品があり落ち着いた人間性を感じさせます。

明るく振舞っていても上品さを感じさせるその仕草や一挙一動は、単に「芸能人だから気を付けている」だけでなく、名前の通りの人間性を保とうとする無意識の心の表れなのかもしれませんね。

シワシワネームの例をご紹介!

シワシワネームとは言っても、実際の名前はお年寄りを思わせるようなものではありません。

ひと昔前に当たり前によく選ばれていたような、古風で日本人らしい名前のことを指しています。

キラキラネームの多くは西洋風の名前であったり、音による当て字であったりしますが、それに対してシワシワネームは純和風な名前と言っても良いでしょう。

古風な名前の中には、上品さを感じさせるものや、誠実さを思わせるような名前がたくさんあります。

男性の名前は男らしく芯の通った強さをイメージした名前が多いですし、女性の名前は女性らしいしなやかさや愛らしさ、そして純朴さをイメージした名前が多いです。

ここからは、どんなシワシワネームがあるのかを、男性編と女性編に分かれてご紹介します。

男性編

ひと昔前の男性は、「強く」「逞しく」「威風堂々とした」イメージの名前を親が好んで付けることが多かったです。

とくに大正~昭和の時代にかけては、亭主関白のように、男性は常にどっしりと構えていて、無駄口を叩かずに背中で語るタイプの人が多かったため、自然と男らしさを感じさせる名前が主流でした。

「優斗」や「優彦(まさひこ)」のように、優しさを感じさせる名前よりも、男らしさや強さを漢字からも連想させるような名前の方が多かったのも、当時の男性のタイプの多さからきているのでしょう。

また、現代では親が自分たちでオリジナルの名前を考えることが多いですが、当時は子どもの名前を歴史上の偉人や祖父母の名前から取ることも多かったです。

では、男性のシワシワネームではどのような名前があるのでしょうか?

龍馬

龍馬という名前で最初に思い浮かべるのが「坂本龍馬」だという人は多いでしょう。