CoCoSiA(ココシア)

マイノリティとはどういう人?その1...(続き4)

例えば皆が同じ服装でいる中で、一人だけ奇抜なファッションをしていたり、また皆が静かに仕事をしている中で、一人だけ携帯で話をしながら仕事をしていたりと、とにかく周りとは違った行動を取ろうとします。

他の人から見れば悪い意味で「浮いている」状態なのですが、当人はそれを良い意味で「目立っている」と思い込んでいるため、周囲が迷惑しても止めることはありません。

もし誰かが注意をすれば、「個性を殺す気か!」「これが自分なんだ!」と声高に主張します。

周りにとっては迷惑極まりないのですが、悪行を個性と勘違いしている人には何を言っても無駄でしょう。

敢えてマイノリティに属している人は、いずれそんな自分に飽きる時がやってきます。

そして、冷静になってから自分のしてきたことを振り返って、恥ずかしさに両手で顔を覆うようなことになりやすいのです。

一方で、自然体でマイノリティに属している人は、とくに意識をせずとも、自分の行動のために勝手に周囲から目立つことが多いです。

しかし、当人はそれをわざとやっているわけではないので、目立っていることに対して何も思わないことが多いです。

4.すぐ人の意見に反論する

マイノリティな人は、多数派に比べると自分の考えや意見を我慢せずに貫き通すことが多いです。

大抵の人が、本心では納得していなくても、その場を治めるために納得した振りをする時にも、マイノリティの人は周りに合わせることはせずに、遠慮なく自分の意見をぶつけます。

そのため、すぐ人の意見に反論すると周囲から思われることが多いです。

自分の考え方にこだわりを持っている人は多いですし、物の考え方も人それぞれです。

しかし、大人になるにつれて何でも自分の思うことを口にしていては、社会の中では上手くやっていけないということを学びます。

だからこそ、場の空気を読んだり発言すべき場面とそうでない場面とを使い分けたりすることで、上手に集団生活を送ることが出来ています。

しかし、マイノリティな人はそうした集団に合わせるということをしない人が多いため、思ったことは直ぐ口から出やすいですし、人の意見に思うところがあればそれに反論もします。

それを周りの人よりも遠慮なくやってしまうために、「ああ言えばこう言うタイプだ」と思われてしまうことが多いです。

5.価値観が個性的

敢えてマイノリティに属そうとする人ではなく、自分では無意識にマイノリティな考えを持ってしまう人は、多数派に比べて価値観が個性的であることが多いです。

価値観も人それぞれでもちろん違いますが、マイノリティな人は皆が皆「なんとなくこれはこうだろう」と考えていることに対して、「これはこうとは限らない」といった考え方をします。

決して捻くれているわけではなく、皆が当たり前に受け入れていることを、まったく別の視点から見たり、そもそも何故そうなるのかを疑問視したりと、人並み以上にあれこれと思考することが多いのです。

まさに「常識に囚われない」物の見方や考え方をするために、常人とは違った思考や価値観を持ちやすいのです。

それが思わぬところで社会を改革したり、起爆剤になったりすることもありますが、同時に多数派から追いやられて、まったくの孤立状態になってしまうこともあります。

6.普通や平凡を嫌う

マイノリティであることにこだわりを持つ人は、普通であることや平凡であることを嫌う人が多いです。

普通や平凡も人によって考えが分かれますが、多数の人たちが同じように感じていることが普通だったり、平凡だったりするため、それと同じように染まることに対して抵抗を感じている人も中にはいます。

「自分は人とは違っていたい」「普通や平凡ではない人生を送りたい」と思っているほど、常識や当たり前の物に背を向ける傾向があります。

例えば学校にバイクで登校しようとする、会社で上司に対して堂々と反論するなど、周りの人が普通ではしないことをやろうとすることも多いです。

ただし、マイノリティであることは、普通や平凡な人生を送ることよりも何倍も大変で、生き辛いことも多いです。

そのため、自然体でマイノリティの人に比べると、自らマイノリティであろうとする人は、自分の生き方に苦しむことも多いのです。

7.自分の気持ちに素直

マイノリティな人は、周囲に合わせて自分の気持ちや考えを殺すことはしません。

例え周囲から浮くと分かっていても、自己を貫き通す芯の強さを持っています。

それが時には仇となり、自分勝手だと言われたり、自己中心的だと非難されたりすることもあります。

しかし、マイノリティな人はそれだけ自分の気持ちに素直な人が多いです。

「良いものは良い」「悪いものは悪い」と、人目を気にせずに堂々と発言出来る強さは、周りに合わせることでしか生きていけない人にとっては、とても羨ましく思えることもあります。

8.敵対心が強い

敢えて少数派になろうとする意志はなくても、多数派を嫌う人は自然とマイノリティの括りに入っていることが多いです。

このタイプの人は、人とはちょっと違った考え方をしているがゆえに、過去に多数派から虐めに遭ったり、辛い経験をしていたりする人が少なくはありません。

反抗期を迎えた学生が普通や平凡を嫌うといった誰もが通る道ではなく、自分に起きた過去の辛い経験から、多数派に対して強い敵対心を持ってしまった人であることが多いです。