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マイノリティとはどういう人?その1...(続き5)

9.自分を理解して欲しいという意識が強い

マイノリティの人の中には、他の人と違う言動や行動を取ることで、他人に自分の気持ちを理解して欲しいと思っている人もいます。

わざと目立つ行動を取ることで周囲から注目を集めて、そこで自分のことを理解して欲しいと訴えているのです。

しかし、その気持ちを直接口にすることは少ないため、周囲からは「はた迷惑で悪目立ちする人」という悪印象を持たれてしまうこともあります。

承認欲求の強い人ほど、こうして枠から外れた行動を自ら進んで取ることがあります。

10.目的を達成しようとするエネルギーが強い

マイノリティな人は、多数派の人に比べて自己を抑制しようとする気持ちがそこまで強くありません。

周囲から浮いてしまっても、自分の考えや意見を曲げずに、自己を一貫させようとします。

それは目的を達成させようとするエネルギーの強さの表れでもあります。

「自分がこうしたいから」という気持ちがあると、それを周囲の都合で曲げることなく最後まで貫き通そうとします。

その芯の強さは見習いたいと思う人もいますが、同時に社会の中で生活する上で必要な和や協調性が少ないため、やはり悪目立ちして浮いてしまうことが多いです。

11.感情表現が豊か

マイノリティの人は自己を抑制しようとする気持ちが少ないため、常に自分の感情を素直に表に出すことが多いです。

面白ければ笑いますし、不快に思うことがあれば思い切り怒ります。

それはしばしば周囲から見ると、感情を上手く抑制できない子どものようだと思われることも少なくはないでしょう。

マイノリティの人は決して場の空気を読めないわけではありませんが、自分がそれに従う必要はないと考えています。

そのため、上司の理不尽な言い分にもおかしいと思ったら真っ向から反論しますし、悲しいことがあれば人目を憚らず泣くこともあるのです。

12.被害妄想が強め

マイノリティであることで過去に辛い経験をした人は、他の人よりも被害妄想が強くなっていることがあります。

自分が人とは違っていることを理解しながらも、そんな自分を変えることはないため、自分に対して誰かが何かを話していれば、それが自分に対する悪口だと思い込みやすいです。

社会の中ではどうしてもマイノリティの人は弾かれてしまいやすいため、そうしたネガティブな思い込みや被害妄想を抱く人も決して少なくはないのでしょう。

マイノリティの事例

マイノリティの人が持つ特徴をご紹介してきました。

マイノリティの人は、周囲から見た時には一見「変わっている人」と思われることが多いです。

場の空気を読んだり、感情を抑えたりすることをあまりしないため、時には「自分勝手で子どもみたいなやつ」と思われることもあるでしょう。

しかし、だからといって人間性が悪いというわけではないのです。

そんなマイノリティの人には様々な事例がありますので、マイノリティの人が持つ事例についてもご紹介していきます。

性的少数者

時折テレビで性的少数者が取り上げられる際に、マイノリティという言葉を使うことがあります。

性的少数者とは、一般的な男女の恋愛以外を好む傾向がある人のことを指します。

例えば同性愛者や児童への愛着を抱く人、死体に愛着を抱く人など、性的嗜好が少数派の人をマイノリティと呼ぶことがあります。

どのようなものに性的嗜好を抱くのかは個人の自由ですが、一般的(多数派)ではないために、マイノリティの事例として挙げられることが多いです。

新興宗教の信者

キリスト教や仏教のように、世界中に広く布教されていて信者も多い宗教ではなく、一部の新興宗教を信仰する人に対してもマイノリティと用いることがあります。

普段はあまり聞き慣れないような新興宗教や、日本ではそこまで流行っていない宗教を信仰している人をマイノリティの事例にした時、異端児扱いこそはされないものの、やはり普通の人は一線を引いてしまうことが多いでしょう。

宗教はその人自身の人格にも大きな影響を与えますので、より一線を引かれやすいのかもしれません。

少数民族

トータルの人口から見て、少数の民族に分類される人たちもマイノリティの事例とされることが少なくはありません。

民族に対する差別がほとんどなくなってきている現代社会においては、少数民族に対して「マイノリティ」と言葉を用いる際には、差別的な意味合いではなく、あくまでも人数の統計を示すために用いられていることが多いです。

しかし残念ながら、国や地域によっては差別の意味としてマイノリティの言葉を用いているところもあります。