さらにもう一段はっきりと、マイナス思考から抜け出すには、どうすればいいのでしょうか。
それは成功体験を持つことです。
これこそ最も手っ取り早い、脱出方法に違いありません。
それ以外の方法は、ほとんど浮かばないほどです。
これは繰り返しになりますが、達成感を見出すことこそ、一番重要なのです。
目標を設定し、それを最後までやり遂げることが、何にも増して有効です。
無理のない目標から始め、次第に目標のハードルを上げていきましょう。
5.いつまでも行動に出ない
怠け癖のある人は、行動を起こすまでに、ひどく時間がかかるものです。
やらされるケースはもちろんですが、たとえ自分の企図したものであっても、それは、あまり変わりません。
アイドリングが長く、何をやるにもタイム・ラグが発生します。
そのため周囲からは、何事につけても、あてにされなくなっていきます。
当人はそれが自分らしさである、と考えているフシさえあります。
それは個性というにはあたりません。
大変な思い違いというべきです。
すぐに行動する意識を持つこと
たとえどのような行動であれ、行動とは素早く起こすのが原則です。
怠ってばかりいる人は、このことを忘れています。
敢えて考えないようにしているのかも知れません。
もう一度それを身に付けるのは、苦痛を伴うものとなりそうです。
手っ取り早く矯正するには、忙しい職場で鍛えられるのが一番でしょう。
もしあなたが怠惰な会社員だったのなら、忙しい部署を希望してみてはどうでしょう。
やりがいとか自分らしさを考えるのは、このさい後回しにします。
自分の中で、何かが変わるのは確実です。
6.向上心がない
怠ることが日常となってしまった人は、何事に対しても問題意識を欠き、目をつぶってと過ごしているように見えます。
周囲からは向上心を欠く人物として捉えられていますが、当人は気付いていません。
こういう状態を続けていると、公私ともに、お声がかかることや、推薦され白羽の矢が立つケースは、少なくなっていきます。
人間は、このままでよい、と思ってしまうと、その水準さえ維持できなくなるものです。
向上心を持っていたころのことを、思い出さなければなりません。
それでは、再び向上心を奮い立たせるにはどうすればよいのでしょうか。
なりたい自分を作る
そのためにはまず、近未来の自分のイメージを描いてみることから始めましょう。
なりたい自分の姿を想像し、それを確固としたものにしておくのです。
まずやりたいこと、好きなことをピックアップしてみましょう。
一番まずいのは、怠惰な生活が長く、これらがすぐには思い浮かばないという状況です。
そういうときは、別の視点に変えてみます。
単に今よりもぜいたくな暮らしをしたい、というところから始めても十分なのです。
これならできないはずはないと思います。