人は、高いところに登れば、遠くまで見渡すことができます。
同じところに滞っていれば、景色はいつまでたっても変わりません。
高いところにいる人にしか見えない景色というものは、確かにあります。
会社に例えれば、社長や取締役は、一般社員より高いところから遠くを見渡し、決断を下すことが使命です。
それに対して、結果責任を負っています。
そのための生活保証として高給を与えられているのですが、最近はそのことを忘却し、つとめを果たさない人も増えているように見えます。
300人に上る死者・行方不明者を出した、2014年の韓国・セウォル号の沈没事故では、最も高いところにいて情報を握っていた船長が、その立場を活かして真っ先に逃げ出しました。
韓国・中国には、立場とは自分のために利用するもの、という思想が強くあります。
それが裏目に出ると、よくこのような現象が起こります。
それはともかく、私たちは現在の立場に関わらず、広い視野を確保するように努めましょう。
次のことを考えるようにする
視点を高いところへ変えたところで、次の段階に進むことをイメージしてみましょう。
それでは、次の段階とは何を意味するのでしょうか?仕事なら仕事、生活なら生活、趣味なら趣味、とりあえず、何か一つのことに絞って、次に起こることを想像してみましょう。
それに自分はどうかかわるか、未来図の中に置いてみます。
一つまとまれば、二つめもまとまりやすくなります。
そのうちに、考え方が前向きに変わっていきます。
8.言い訳をする
怠ってばかりの人は、仕事を投げ出すことが多く、常に言い訳を用意しています。
こういう人からは、日本人の好む、一途なひたむきさは感じられません。
言い訳を放つたびに人望を失っていくばかりとなっていきます。
日本社会は、欧米や中国とは違い、閉鎖的なサークルのような面があります。
一度拡散した悪評は、いつまでもサークルの中に記憶されます。
評判を一掃するのは、並大抵のことではありません。
逆にアメリカや中国など大陸の住人は、他人の前科などほとんど気にしません。
評判ではなく、人物は、自分で見極めようとします。
こういう面では、大陸の方が気楽であるといえます。
怠け者にとって、外国の空気にふれるのは、効果的な治療としておススメです。
自分の否を認める
その一方、アメリカや中国など大陸国家においては、簡単に自分の非を認めるなど、まずあり得ません。
一旦認めてしまうと、一方的に責任を引き受けなければならないからです。
そのため、あらゆる有利に働きそうな手段を駆使し、決着が着くまで、いつまでも自己主張を繰り返します。
そこまでやるか、という感じが強く、ときに見るに堪えません。
日本にそのような風土ないのは、幸いです。
“名こそ惜しけれ”という武士道精神の元となった考え方があり、正直や、潔さを尊びます。
自己主張の強すぎる人は、日本的美意識からは忌避されます。
日本にいるときは、潔く自分の非を認めましょう。
ただし外国では、その限りではありません。
9.同じことを繰り返す
何事も怠ってばかりいる人は、同じことばかり繰り返しています。
はっきり言えば、いつも同じ失敗をくり返しているのす。