周囲からは、学習能力を欠いた、進歩のない人と見られています。
こうしたイメージからは脱出しなければなりません。
学習したことは、周囲の人間に確認するなどして、知識の定着を図るようにしましょう。
失敗したときは原因を探る
失敗したときは、原因を究明して、再発を防止します。
航空機の事故調査委員会と同じです。
彼らは強力な権限を行使して、徹底的に原因を究明していきす。
航空機事故が極めて少ないのは、彼らの貢献によるところも大きいのではないか、と思います。
またビジネスにおける、Pan(計画)Do(実行)See(評価)も同じようにとらえてよいでしょう。
冷静に反省できる人は、もっとも優れたスキルの持ち主といえます。
そして失敗をし続けても、めげない人こそ、最も成功する確率の高い人でもあります。
創業経営者たちは、全員これに当てはまります。
10.失敗を恐れている
失敗を恐れ過ぎる傾向は、日本人全体のものとも言えます。
英語圏以外の人は、ほとんどしゃべれない人でも、実に堂々と,IcanspeakEnglishと申告して、何ら恥じるところはありません。
日本人は、間違えたら恥ずかしいという美意識が強すぎるようです。
ほとんどの日本人は、とてもここまで開き直る度胸は持っていません。
誠実で正直なのは美徳として、素晴らしいことに違いありません。
しかしこのような失敗への恐怖は、それを上回る弱点といえます。
これは、単に怠け者たちだけの問題と捉えるのではなく、日本人全体で考えるべきでしょう。
失敗があるから成功があることを知る
今をときめくスター経営者たちも、失敗をしています。
さんざん失敗を繰り返したあげく、辛うじて生き残っているのに過ぎません。
彼らは失敗を糧にした、というにはあまりにも多くの失敗をしています。
それよりも、単にしぶとかっただけと捉えた方が実態に合っていそうです。
すべての成功は、失敗という屍の上に乗っているものです。
つまり失敗とは、何ら恥ずかしいことではありません。
失敗談をたくさんもっていることは、胸を張ってもよいくらいのことなのです。
怠るのが癖になるといけない理由
怠る癖がついてしまうと、いざというとき身体が反応しません。
脳は現象の意味をすぐにはつかめず、筋肉には血流が行き届かず、ここぞというとき機敏な行動を起こすことができなくなります。
少なくとも神経だけは目を覚まさせておきましょう。
世の中には、五感を研ぎ澄ませて、チャンスを狙っている人たちもたくさんいます。
何もかも眠らせていては、そういう人たちにまったく太刀打ちできません。
たまには、そういうことにも思いを馳せてみましょう。
他人に頼るようになってしまう
何事も怠ってばかりいると、身体はカチカチに固まってしまい、自分から率先して動くことがなくなってしまいます。
常に他人の後ろについて回る、その他大勢の一人に紛れ込んでいるしかありません。
主体性らしきものは、ほとんど感じません。
むしろ人を避ける、立ち入り禁止のオーラすら出す人もいます。