CoCoSiA(ココシア)

怠るのが癖になってしまってる人の1...(続き6)

これが出るようになると、人間世界から遠ざかって行くだけになってしまいます。

ここら辺りで、しっかりと踏みとどまりましょう。

自分の能力が下がる

怠っている人は、身に付いた能力が低下していきます。

ここで少し、後天的に獲得した能力について考えてみましょう。

一流のスポーツマンは、やらされる練習では実力は付かない、と口を揃えます。

力が付かないどころが、試合中にも、練習のときの「こんなのいやだ。」が顔をのぞかせ身体がいうことを効かなくなる、ということすらあるそうです。

自分で率先して行う練習とは、やらされるそれとでは、途方もない大差がつくといいます。

これは、スポーツに限らずすべてにあてはまります。

自発的な活動とは、それほど人体を活性化させ、大きな影響を及ぼすものなのです。

考える力が衰退する

スポーツに限らず、プロジェクトがあってその目的を達成するためには、頭を働かせなければなりません。

何よりも相手の考えや気持ちを読むこと、そしてそれに働きかけることが必要とされます。

人間社会で生きていくためには、最も大切な能力です。

これはつねに他人と交流し、観察を続けていなければ、減退していくものです。

人の気持ちがわからない人間とされ、周囲から避けられるようにもなりかねません。

頭の活動をマヒさせないようにしましょう。

融通が効かなくなる

怠ってばかりいいると、考える力は衰退してしまいます。

そして、だんだん物事の機微がわからなくなっていきます。

実際に起きた出来事に対して、何がどう作用してこのような結果を招いたのか、想像力が働きません。

相手の立場に立って考えることが、できなくなっているからです。

その結果、一方的に、世の中は自分の意に沿わないことばかり起こる、と思い込むようになります。

それに対して、すぐに怒り出すなど、感情を露わにするようになります。

こうして、何もかも相手や世の中のせいにする人間が出来上がります。

そしてこれは、融通の効かない人間の典型でもあります。

頭の柔軟性は、絶対に失わないようにしましょう。

成長しない

怠ったまま、日々を過ごしていれば、チャンスは逃げて行くに決まっています。

成長するための経験を、得ることができなくなるからです。

この状態は、例えて言えば、階段の踊り場でたたずんでいるようなものです。

上の階へ上ろうという気迫はなく、むしろ下の階へ転がり落ちる可能性が高い状態なのです。

いつまでもとどまっていることのできる場所ではありません。

どちらへ行こうとするのか、はっきりさせましょう。

信用がなくなる

優秀な人物は、キビキビ感のない、動きの悪い人を忌避します。

これは、有力な人たちから相手にされなくなることを意味します。

ソフトバンクの孫正義社長は、創業して間もない若かりしころ、“爺々殺し”と呼ばれました。

大手電機メーカーの大物幹部など、年寄りたちを魅了し、この層に多くのファンを持っていたからです。

将来性を買われたのはもちろん、人間的にも魅力に富んでいたからに他なりません。