なので、年上の先輩に対しても使うことができますし、年下の後輩相手に対しても丁寧な言葉の一つとして用いることが可能な言葉です。
ただ、相手をいたわる表現になりますので目上に対して積極的に使用することが好ましいと感じられますので、目上の人間に対して積極的に使用することをお勧めいたします。
ご自愛くださいの用法、例文
ここまでは簡単にご自愛くださいという言葉の使い方について触れて行きました。
ある程度ご自愛くださいという言葉の使い方を理解いただけたところで、ここからは具体的な用法や例文についてご紹介していきたいと思います。
先ほどお伝えした通りご自愛くださいという言葉は結びの言葉で使ったりする以外にも、様々な場面で用いられたりすることのある言葉です。
様々な場面で使用することができるということを頭の中で思い描きながら、それぞれの例文がどのような場面で使われるのかということも踏まえながら、例文の意味などを理解してみてください。
酷暑の折から、くれぐれもご自愛ください
まずはじめにご紹介するご自愛くださいという言葉を使った例文としては「酷暑の折から、くれぐれもご自愛ください」という例文が存在します。
この例文に関しては、相手に対して暑中見舞いを出したりするときに用いたりするような場合に用いることができる例文になります。
私たち日本人の習慣として夏の時期になると暑中見舞いを出したりして、一般的には暑中に知人などの安否を尋ねるために家を訪問したり、手紙を出したりすることが存在しています。
今の時代に関してはわざわざ家を訪ねたりするような言葉になかなか少なくなっているかもしれませんが、それでも手紙を出したりするようなことはよく行われています。
お世話になっている人物に対しても行ったりするようなことが多かったりしますので、その時に相手に対して手紙などを出したりするときに結びの言葉として使うことができます。
この例文を覚えておくことによって、暑中見舞いを出したりするときにどのような言葉を使えば良いのかといちいち困ったりするのことは少なくなりますので、この機会に暑中見舞いの例文として頭の中にインプットしておいてください。
何卒、ご自愛のほどお願い申し上げます
次にご紹介するご自愛くださいという言葉を使った例文としては「何卒、ご自愛のほどお願い申し上げます」という例文が存在します。
この例文に関しては、どのような場合でも用いることができるような比較的スタンダードな使い方ができる結びの言葉として使うことができます。
言葉の意味としては単純で、ご自愛くださいという言葉の前に何卒という言葉が付け加えられていますので、何卒という言葉が示している「相手に強く願う気持ち」をご自愛にかけているので、相手に対して体を気遣うことを強くこちらが願っているということを示すことができる言葉になります。
それは結果的に相手のことを強く心配しているということにもつながりますので、とても便利な使い方ができる結びの言葉になりますので覚えてください。
寒くなって参りましたので、ご自愛ください
次にご紹介するご自愛くださいという言葉を使った例文としては「寒くなって参りましたので、ご自愛ください」という例文が存在します。
この例文に関しては、一般的に寒い時期に手紙など送ったりするときに使うことができる言葉であり、年末年始なのに年賀状などを出したりするときに用いたりするような結びの言葉として使うことができます。
意味としては、単純に先ほどご紹介いたし暑中見舞いとほぼ同じような構成になっていますが、寒い時期であることを意味した時候の言葉にご自愛くださいという言葉を組み合わせています。
寒い時期なので、寒くなって参りましたがという言葉を使うだけで、簡単に意味を表現することができます。
これを覚えておけば、年賀状などを出したりする時に間違った使い方などをしないように注意することができますので、覚えておいてください。
ご自愛くださいに対しての返事の仕方
ここまではご自愛くださいという言葉を使った例文についていくつかご紹介していきました。
ご自愛くださいという言葉の使い方や例文などを知ることによって、しっかりと使い方をマスターすることができると思いますが、この機会にさらに知っていただきたいこととしてご自愛くださいという言葉に対する返事の仕方なども理解していただきたいと思います。
ご自愛くださいということを知っていたところで、相手から使われたときにどのように返事をするのが一番良いのかということなどを知っていなければ、せっかくご自愛下さいという言葉の意味を理解していたとしても、意味がありません。
どのような言葉で返答するべきなのか、そして返事の言葉として間違えやすいものにはどのようなものがあるのかということを知ってみてください。
気遣いへの感謝+相手の体調を気遣う文
相手が自分に対してご自愛くださいという言葉を使ってくれた際には、どのようにして返事を伝えるべきなのかということを考えてみると、結論としては相手にまず気遣いをしてくれたことに対する感謝を述べ、その後にさらに今度はこちらが相手の体調を気遣うような言葉を添えてあげるのが一番適切な返事の仕方であると考えることができます。
つまり、例えば相手からご自愛くださいという言葉が届いたときに、逆にこちらが「お気遣い心より感謝いたします」という相手に対する感謝の気持ちを伝え、さらにそこから「(相手の名前)様も健康にはくれぐれもご留意ください」というような相手の体調を気遣う言葉を組み合わせることで、適切な文章になります。
なので、基本的にはこの組み合わせにすることが正解であり、正しい返答の仕方であるということを理解しておいてください。
お体にご自愛ください
相手が自分に対してご自愛くださいという言葉を使ってくれた時に、相手に対して返答したりするときに注意をしなければいけない点としては、ご自愛くださいという言葉を間違って使ってしまうということです。
間違って言葉を使ってしまうことによって、優しい方ならばそこまで気にしたりしないかもしれませんが、言葉遣いに厳しかったり、マナーに対して細い肩に関しては不快な気分になってしまったり、時には自分の信頼を貶めてしまう可能性もありますのでよく注意しておかなければいけません。
そこで、一般的によく間違えやすい例を一つご紹介するとすれば「お体にご自愛ください」という言葉がよく間違えられやすい例文になります。
なぜこの例文がご自愛くださいという言葉を間違って使っている例文になるのかと考えた時に、そもそもご自愛くださいという言葉の意味をもう一度思い出してみてください。
ご自愛くださいという言葉の意味としては「健康に気を付けて」という意味であり、その深い部分には「ご自身の体を大切にしてください」という意味が込められています。