そのため、損した経験があまりないというよりも、損したことに気が付いていないといったほうが正しいかもしれません。
そして、その間違いを気づくこともないため、物質的な物事にばかり目が行き、人間関係に支障をきたしてしまう結果になるのだと思います。
損した時のダメージがかなり大きい
人というのは、プラスのことよりもマイナスのことのほうが頭にずっと残ったりしますよね。
それと同じで、損得勘定で動く人にとっては、損をしたときのダメージは、得をしたときの喜びよりもとても大きな損傷になってしまいます。
そして得を当たり前だと感じ、損したことをなかなか立ち直れず引きずる傾向にあるため、損をしたときのダメージは普通の人が考えるよりも大きなものになり、更に損得勘定をすることが正しいという考えを植え付けてしまいかねません。
損得勘定は必要以上にしないこと(まとめ)
今回は損得勘定の特徴や、なぜ損得勘定が良くないとされてきたのかについてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。
損得勘定とはどういうことか、分かっていただけたでしょうか。
考え方や人を信用するようにしたら、とても有能な人のような気がしますよね。
冷静に物事を判断し、要領がよくて忍耐強い上に、周りの意見に流されず、自分の意見があるということは、良いことなはずです。
しかし、そこに損得勘定という概念が軸になってしまうことによって、周りの人に煙たがられてしまったり、逆に長い付き合いの友人を平気で失ってしまうことになったり、もったいないように感じます。
もし、これを読んでいる人の中に、自分が損得勘定の強い人間だと思う人がいたら、もう少し気楽に考えてみてはいかがでしょうか。
損得勘定自体は、多くの人が持っているものだと思います。
ただ、それが強すぎたり、目に見えない人の感情などの物事に関してまで干渉すると、悪い方向に作用してしまうのです。
なので、必要以上の損得勘定はしないよう、周りの人に目を向けて、もう少し信頼してみてもいいかもしれませんよ。
きっと損や得以外の幸せや、その中で生まれる仲間意識、満足感、達成感など多くのものを得られるはずです。
その第一歩として、この記事が参考になったのなら、とても幸いです。