このように、損得勘定の基準は人それぞれなんです。
ただ、目に見えて損得が分かるような物質的なものに対して執着したり、気持ちが強くなる傾向にあるようです。
その逆で友人関係や目に見えない抽象的なものや精神的なことに対しては、目に見えて得したということが分かりにくいことから、重要性が低くなってしまいがちなのかもしれません。
他のルールには従わない
固定観念が強く、人を信用できない傾向にもあるのが特徴ともいえます。
友人を無下にしてしまったり、裏表があったりする性格は、裏切られてしまった経験や昔同じようにされた経験から、くることもあるようです。
そういった経験から人の情や目に見えないものに対して信用がなくなってしまうため、どうしてもお金や目に見える物質に、こだわりをもってしまいがちです。
しかし、そういった部分を抱えたままだと、人間関係に支障がでてきてしまったり、仕事にも影響がでてきてしまうこともあるかもしれません。
人の情を信じないので、“人のために”ということにも損得を持ち出してしまいます。
そして、その気持ちは周りにも伝わってしまいますし、そういう人には他の人から手助けをしてもらえたりする機会も少なくなってしまうでしょう。
そういった性格があるので、自分とは違ったルールは取り入れようとしませんし、従う気も更々ありません。
自分から折れることや人の意見を聞き入れて成長していくことができないので、そういった意味においては大きな損をしてしまうといえるかもしれませんね。
7、人を使用することができない
人に物事を頼んだり何かをお願いして動いてもらうことは、損得勘定で動く人にとっては、借りを作ってしまうことに繋がることがあります。
そのため、人を使って何かをすることも避けがちで、何かと自分一人で動こうとするようなタイプが多いようです。
損をするのではないかと思ってしまう
人を信用していない考えを持っているこのタイプの人は、人にお願い事や頼み事をすることで、その人が失敗して自分が損を被ると考えたり、手柄をとられてしまったりと、損の可能性が高くなってしまうと思ってしまうようです。
また、自分でしたほうが全部自分の判断で出来、失敗をする可能性が少ないように考える傾向にあるんだとか。
そういった損をする危険性を考えて、人に何かを頼んだりすることができないといったことがでてくることも理解できますよね。
8、要領がいい
自分の中でのメリットとデメリットがはっきりしているので、優先順位を瞬時に判断し、要領よく見られる傾向にもあります。
しかし、それが全てではありません。
自分に対してのデメリットは面倒で時間や労力をかけなくてはいけない物事の場合が多く、これは他の人に投げて、なるべく避けようとする立ち回りかたをするのです。
また明確な自分ルールがあるので、自分がやるべきではないという説明を、同僚や部下が納得するまで繰り返し、反感を買ってしまうことも少なくありません。
そうして面倒な仕事を避けて進めることに対し、得をしたという気分を得るのです。
損得勘定で動くため、目立つ仕事や出世が近づく仕事は全力で取りに来ます。
そして、周りの目や周りの人関係なしに、自分の結果や能力を見せようと、必死になるんだそう。
そして中には、要領の良さから、人の仕事すら自分がやったように報告してしまう人もいるんだとか。
こういった面は要領がいいというより、ずる賢いといった風に見えてしまうかもしれませんね。
なんでも効率よくこなす
時間や労力を少しでも少なくしようとすることが最優先事項であることが多いため、効率の良さがピカイチと評価されることもあります。
ただ、その効率の良さの裏に、苦労していたり押し付けられたりしてしまっていることもあるので、効率よくこなすことが良いともかぎらないでしょう。
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9、見返りを求めて期待する
ここまでの中でも見返りを求めているような面は出てきたかもしれませんが、損得勘定の人が求めているものは、物事のほとんど全てである場合があります。
普通、人間関係に明らかな見返りを求めて動く人もあまりいないのではないでしょうか。