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覚えるのが得意な人がやっている7個...(続き2)

その差は話の上手い下手ではなく、そのことを本当に理解しているかどうかが深く関係しています。

誰かに教えてもらいたい時は、その人が単に情報を持っている人なのか、知識として活用できている人なのかを見極めましょう。

本当に知識のある者は、自分が何を知っていて、何を知らないかを理解しています。

彼らは自分が知らない情報に出会ったときはわかったふりをせず、素直に「わからない」ということを認めます。

知らないということがわかっているからこそ知りたいと思えるのです。

この姿勢は他人に対しても誠実に見え、知識欲も感じられるので人間的な魅力が高いといえます。

その域まで行くには、まず様々なことを覚えていくことから始まります。

覚えた情報を他の情報と関連付けたり分析し直していく内に、それを判断するための材料としてもっと情報が必要なことが見えてくるのです。

それらを補完して初めて知識となるため、一朝一夕で人間的な魅力を手に入れることはできません。

日々あらゆることに興味をもって覚えていくことから始めましょう。

努力家だと慕われるから

仕事のマニュアルなどはわかりやすい例です。

新しいことを覚えるのはそれなりに大変だというのは誰でもわかっているからこそ、覚えが早ければそれだけ努力したと思ってもらえます。

実際にはそれほどの努力を必要とせずとも覚えられる人がいますが、それは日々脳を活性化させているからであり、付け焼刃の努力よりも大変なことをこなしているといえるでしょう。

また、努力家だと慕われるためには短期記憶だけでは足りません。

要領が良いと言われる人は短期記憶が優れていて、すぐに覚えて物事をこなせる分、期間が空くと忘れてしまったりします。

テスト勉強を一夜漬けでも乗り切れても、3年分の勉強の成果が試される受験になると急に結果が落ち込むといったタイプです。

それも個性ですし、なにも受験勉強ができることだけが素晴らしいことではありませんが、努力家と呼ばれたいなら、一度覚えたことを忘れないようにしましょう。

覚えるのが得意な人がやっている7個の方法


冒頭でも記載したように、覚えることについてIQの高低を理由にするのはナンセンスです。

極めて高次元の問題を取り扱うならIQの高低も影響があるかもしれませんが、日常生活において役立つ記憶を覚えるために重要なのは記憶の仕方です。

「認知特性」という言葉が注目されています。

物事を覚えるときにどの感覚が優位に働くかによってタイプを分ける考え方です。

視覚優位、言語優位、聴覚優位などがあります。

その中でも細かく分かれています。

このように、人によってどんな覚え方がより効果的であるかは異なりますが、代表的なものをいくつか記載します。

試してみて、自分に合っていれば続行し、合わなければ他の覚え方に取り組んでみましょう。

文字よりもイメージで覚える

視覚優位タイプの中には、教科書の各ページを写真を撮るように記憶してしまう人もいます。

それであれば、脳内の検索機能が発達していれば頭の中でページをめくるだけで文章を思い出すことができるでしょう。

しかし、多くの場合はそうはいきません。

単純に文字だけで記憶すると覚えづらくなります。

学校の勉強、とくに英語でつまづいた人は、この「イメージで覚える」というのができていなかった人が多いです。

たとえば、「book」という単語は見た瞬間に本の絵が思い浮かぶはずです。

しかし、前置詞になると途端にどの単語を使えば良いかがわからなくなってしまったことがあるのではないでしょうか。

それは「at」や「on」「in」などについて抽象的なイメージができず、そこだけ文字として覚えてしまったからです。

「at」は地図の上にピンを指したイメージ、「in」は箱の中、「on」は接地しているなどのイメージをすると覚えやすくなります。

「standby」は「stand」が「立つ」、「by」が「そばにいる」というイメージなので、「近くで立っている」となり、「待機する」「援助する」などの日本語に置き換えられます。

手紙などで使われる「by」だけの誤ったイメージ、曖昧なイメージだとなぜbyになるのか理解し難いです。

歴史なども同じで、教科書の穴埋め問題に取り組むよりもその歴史の登場人物や物の動き、全体的な背景をイメージして頭に入れると記憶に残りやすくなります。