「人生とは、重き荷物を背負いて高き山へ登るがごとし。」とは、かの徳川家康の言葉です。

ここには成功者の持つ華やかさは、どこにもありません。

それどころか耐えに耐え続けた人間の達観のような響きがあります。

実際、家康の人生は忍耐の連続でした。

政略によって産みの母とは引き離され、東西の隣国、織田家と今川家、両方の人質にされてしまいます。

さらに父は家臣の謀反によって殺されてしまいます。

何とか徳川家の家督は次ぎましたが、今度は自身が一向衆徒の反乱に遭遇します。

そして極め付きの不幸は、同盟者の織田信長から、長男・信康の切腹を命じられたことです。

それすら組織としての徳川家を守るために、家康は受け入れました。

そこまで耐えなければならないのなら、成功などいらない、と思う人も多いのではないでしょうか。

彼はどうやって、気持ちをリセットし、立て直したのでしょうか。

これができたという事実こそ、偉人の偉人たるゆえんでしょう。

今回は、もう嫌だ…となったときにどうしたらいいのかを考えていきます!

誰にだってもう嫌だ…となるときはある

徳川家康といえども、もういやだ、と投げ出したくなったことは何度もあったはずです。

感情の動きは、普通の人と大して変わりありません。

彼が普通と違っていたのは、大名の家に生まれ、家と家来を守ること、これだけは放棄しなかったことです。

決して投げ出してはいけない一線は、最後まで守ったのです。

天下人となったのは、その延長線上の出来事にすぎません。

一線をはっきりさせておくことは、誰にとっても参考になる身の処し方だと思います。

そんな時は一旦リセットしてみて!

もう嫌だ、と思ったときは、一旦リセットしてみるのが正しい対処法です。

これは勝負事でも、恋愛でも、ほとんどあらゆる場面について、当てはまります。

恋人と別れて、せいせいした顔をしている女性を見かけたことがあれば、それを思い出して、参考としてください。

男性にはちょっとそこまではできそうにない、見事なリセットぶりです。

鮮やかの一語に尽きす。

未練たらたらの男たちとは、とても同じ人間とは思えません。

もう嫌だ…と思った時の気持ちをリセットさせてくれる8個のアドバイス

それでは、もう少し具体的に考察していくことにしましょう。

どのようなリセット方法を取れば、より効果的なのでしょうか。

原因を考えるより解決方法を考えよう

もう嫌だ、となってしまったときは、その原因を追求するより、問題を解決することに努めましょう。

行き詰まっていたナンプレ(数独)の問題や、間違い探しの最後の1つを見つけると、それまでのモヤモヤは一気に解消され、身も心もスッキリするでしょう。

いやな問題が解決できれば、これと同じスッキリ感覚を味わうことができます。

そのほうがずっと時間が有効になる

落ち着きを欠いたまま、原因の追求を行うと、感情的な結論となってしまいがちでしょう。

客観的な分析とはほど遠いものになりそうです。

特定の個人や、世間のせいにして何ら反省せずという結果に陥りやすくなります。

これでは、時間の浪費にしかなっていません。

時間は有効に使いましょう。

くよくよ考えずにまずはゆっくり休もう

もう嫌だ、となってしまったら、くよくよ考えず、一旦思考停止するもの有力な治療法です。

疲労回復やリフレッシュするに当たっても、何をするか、どこへ行くか、考えを巡らせる必要があります。

それすら停止してしまうのです。

長時間寝てしまうのも良い方法

どこでも眠ることができるのは、すばらしい才能です。

筆者は1990年代に中国大陸を駆け回る商社マンをしていました。

上海を起点にあちこちの工場を視察して回りました。

上海を離れると、ろくなホテルやレストランはありません。

道もがたがたです。

かたいベッドに怪しいシャンプーや歯磨き。

鼻の曲がりそうなトイレ。

どのような環境に置かれても、平気で睡眠できるたくましさが必要でした。

そのころ市場開拓の夢を追いかける、多くの日本人と出会いました。

中にはでこぼこ道の移動中でさえ、平気で眠りこける人もいたものです。

ここにはノイローゼも、都会的な不健康さや、精神的危うさもありませんでした。

よく眠る人が商売を制したといってもよいでしょう。

眠ることが才能とは、こういうことなのです。

前向きになれる映画を観よう

アクション映画や、ファンタジー映画など、非現実の世界へ連れていってくれる、前向きな映画を観るのも効果的です。

コメディ映画も悪くありません。

人間の本質を見つめるようなシリアスな作品は避けましょう。

失敗続きから逆転人生になる内容のもの

人生逆転の映画を見るなら、日本映画は洋画の方がよいでしょう。

セリフの細かいニュアンスがわかってしまうより、字幕だけでは足りない部分を想像でおぎなう方が、脳の活性化にもつながります。

気持ちを外に吐き出そう!

内にこもったもやもやは、ため込まないようにしましょう。

機会を見つけて、吐き出すようにしないと、いつか破裂してしまいます。

ここで反社会的行為に走ってしまったら、元も子も、何もかも失ってしまうことにもなりかねません。

実際に某中小企業の二代目が、プレッシャーのあまり、ストーカーになってしまった例もあります。

適度に息抜きを繰り返すことを、習慣付けることが大切です。

愚痴や相談を言える信頼できる親友を持つ

定期的に、ベストなタイミングで、吐き出すには、信頼できる人が周囲にいることが不可欠です。

これは家族の役割ではありません。

年齢の近い同性の友人がベストでしょう。

少なくとも同じ空気を吸ってきた仲間であることが必要です。

どんな人も紆余曲折があることを知ろう

今をときめく経営者たちも、失敗ばかり繰り返して来ました。

失敗にめげなかったことが、唯一の取柄であった、というに過ぎません。

失敗を乗り越えずに、スポットライトが当たっている人など一人もいないことを、よく知っておきましょう。

どんな成功者もものすごく辛い目に遭っていることが多い

やたらと声が大きく、がさつで暑苦しい創業企業のオヤジたちは、青年時代の写真を見ると、目元涼しい二枚目であることが多いものです。

イケメンがいかついブルドッグに一変してしまうのです。

資金繰りの悪化や、信頼していた取引先に裏切られ、など夜も寝られない日々を過ごして来た結果です。

それほど会社を立ち上げるとは厳しいことです。

誰にでもできることではありません。

失敗や挫折はあなたのための薬だと思おう

失敗や挫折を繰り返すことは、自分の将来にとって貴重な経験です。

気の持ち方しだいで、養分にもなれば毒にもなるなど大きく変わります。

あまり深刻に考えないことが大切です。

反省はしっかりする一方で、命まで取られることはあるまい、と開き直ることも必要です。

それさえできれば、たいていの危機は乗り越えられます。

失敗や挫折を必要以上に恐れるのは、やめにしましょう。

むしろ歓迎するくらいの強い気持ちを維持したいものです。

それらが無いとあなたは強くなれないのです!

挫折や失敗は、誰にも避けられません。

もう嫌だ、とプロジェクトをほっぽりだし、失敗を避けまくったところで、結局は同じです。

失敗とわかる地点が異なるだけになるでしょう。

それなら、初めから積極的に引き受けてしまいましょう。

企業の不正を見ていると、隠せば隠すほど、問題が深刻化しているのがわかります。

一旦立ち切って、きちんとした反省を加え、改善策を実行すれば、強い組織に再生できます。

これは個人においても、事情は全く同じです。

自分よりも人のために何かをしてあげよう

自己嫌悪に陥ることは誰しもあります。

これは、健全な思考能力を持つ人間の証明でもあります。

そういう思考に頭がとらわれているときは、いったん自分から離れ、社会に目を向けてみませんか。

自分より気の毒な人は、いくらでもいることがわかります。

何か一つ関心を持続すれば、それが新しいきっかけとなり、生活そのものが、前向きなものへ変わっていくかもしれません。

気持ちを内側よりも外側に向ける

そのためには、気持ちの持ち方を内側から外側へシフトしていくことが必要です。

ちょっとしたきっかけを、プラス要素としてとらえるようにしましょう。

たとえばトラブルを笑い飛ばすだけでも、いいでしょう。

少なくとも心理的な落ち込みは、ここで止まるはずです。

一番効果的なのは、友人などよき理解者と一緒に行動することでしょう。

間違いなく気が紛れます。

気持ちが前向きになる

気持ちが外側へ向いていれば、五感が刺激され、新しい発見を感知することができるようになります。

そうしているうちに、気持ちはどんどん前向きに変化して行くことでしょう。

何か新しいことに取り組む、心理的な準備ができます。

目に映る光景も変わってくるでしょう。

どどんなメッセージでも、しっかり受け取れるようになります。

何とかなるさ、を口癖に!


「ケセラセラ」という言葉を、中高年の方ならよく覚えていらっしゃることでしょう。

耳にこびりついている人さえいるかも知れません。

なせばなるという意味のスペイン語だそうですが、実は英語圏でしか用いられていないそうです。

オリジナルのドリス・デイの歌で有名になりました。

カバー曲がたくさんあります。

メリー・ホプキン、ナタリー・コール、テレサ・テンから、米米の石井竜也までカバーしています。

「ケセラセラ」に続く、Whateverwillbewillbeという歌詞が印象的で、本当になんとかなりそうな気がしたものです。

リラックスできたのです。

筆者の場合は「レット・イット・ビー」という曲もそうでした。

なすがままにしなさい、とマザー・メアリーが耳元でささやいてくれる。

確かにこれも救いとなりそうです。

こうした曲をいくつか持っているといいですね。

もう嫌だ…となってしまう人の特徴

もう嫌だ…とすぐに物事を投げ出してしまう人には、どのような特徴が備わっているのでしょうか。

決して嫌な人ばかりではないはずです。

しかし共通点もみられることでしょう。

それは、どのあたりに存在しているのでしょうか。

成功体験が少ない

もう嫌だと、物事をすぐに投げ出してしまう人は、成功体験を持っていないか、極めて少ないことがほとんどなのでしょう。

どうせだめだろう、と短絡的に結論を出すのが通例になっていたのです。

小さな目標をかかげ、それを達成することからはじめましょう。

成功体験を収集することが大切です。

それを継続して行うようにします。

それらが自信につながっていけば、あなたの行動パターンは、より積極的なものへと変わっていくはずです。

心底努力したことがない

もう嫌だ、と何事も中途半端に終わる人には、心底努力した経験がほとんどありません。

もしあるとすれば、それなりの体験を持っているはずです。

もしないとすれば、結果を恐れず、最後までやり遂げる経験を積むことが必要です。

最近のテレビ番組では、いろいろな人、例えばトップのスポーツ選手だけではなく、職人さんなどの、目標達成に向けて努力する姿を描いたドキュメンタリーがたくさん放映されています。

そういうものを、一笑に付さず、最初から最後までしっかり見る、というのもよいと思います。

これをきっかけとして、スイッチが入る可能性は十分あります。

努力の仕方を知らない

すぐにもう嫌だ、と投げ出してしまう人は、努力の仕方をよく知らない、ということも考えられます。

十分に努力したつもりになっているのかも知れません。

意味がないと思われる受験勉強でも、目標に対して努力する訓練ができる、という一点においては、大いに役にたちます。

苦しいことを避けまくってきた人生ではなかったかどうか。

立ち止まって自問してみることにも、大きな意味があります。

意志が弱い

努力が長続きしない人は、何かをやり遂げようとする、意志が弱い、とも考えられます。

意志の強い人は、暑苦しいとでも思っているのかも知れません。

しかし、自分らしく爽やかに生きようと思っても、それ相応の強い意志は必要です。

自分のスタイルとは、意志の力で作り上げるものです。

何もせずに身に付けることはできません。

ネガティブ


悲観的に物事を考える必要はありません。

プロ野球の監督は、常に最悪の事態を想定して戦略を立てるそうです。

勝ちゲームでも常に逆転されるケースを想定して、心配ばかりしている、といいます。

例えば2対0で勝っているとき、相手チームに1本ヒットを打たれただけで、次のバッターにホームランを打たれて同点、という構図が頭に浮かぶそうです。

リスクに備えることが監督の大事な役目ですから、これは仕方がないことなのでしょう。

しかし一般人が一般の社会生活において、リスクヘッジのことばかり考えていれば、身体が持ちません。

とにかくネガティブ思考に陥っていて、いいことは何もありません。

目の前にあるチャンスを逃す、ということが普通に起こり得ます。

他人と自分を比べて卑屈になる

もし自分が卑屈になって、世間とは関わりたくない、などの負のモード入りしていることを自覚したら、外国人の生きざまを参照するとよいでしょう。

彼らは、説得するにしても、弁明をするにしても、全力で自己主張をします。

そこには卑屈感はありません。

すべて本気モードでぶつかってきます。

潔くない、美しくない、しつこい、詭弁を弄している、など悪くとれば、いくらでもとることができるできます。

しかしそれ以上に、人生に対する気迫を学ぶことができます。

これは、理屈を超える大切なものです。

夢や目標がない

夢や目標を聞いても、すぐに答えの返ってこない人がいます。

自分のことがもう嫌だ、となってしまったのでしょうか。

そういう人は、まず自分の好きなことをいくつか挙げてみましょう。

その中に、発展性の高い項目が含まれているかどうか検証しましょう。

次の段階では、それを目標に定めます。

目標を達成した夢をみるようになれば、大成功です。

次々に新しい、取り組むべき項目が表れてくることでしょう。

上昇気流を、うまくつかむようにしていきましょう。

自分に自信がない

自分に自信がないと思っているのが、自分だけだと思うことが問題です。

自信満々に見える人でも、不安を抱えて突っ張っているだけ、ということはよくあります。

外国人はとくにそれが極端です。

弱味を見せたら負けという思想が強いのです。

最後まで自己主張と交渉をやめようとはしません。

自信のなさも最後まで隠し、自分を強く見せることに集中します。

これはこれでプレッシャーの強い状況ですが、不安に苛まれ、何もしないよりはましでしょう。

【自分に自信をつける方法は、こちらの記事もチェック!】

疲れている

身体も頭も疲れてくると、もう何もかも嫌だ、と放り出してしまいたくなります。

そういうときに備えて、独自のリフレッシュの方法を、いくつか所持しておきましょう。

のんびり休息をとる、スポーツなどで別の疲労を加えることで相殺する、などさまざまな方法があります。

遊びの上手い人を参考にするとよいでしょう。

いつも元気いっぱいに見える人は、無理を重ねている可能性があります。

したがって必ずしも参考になるとは限りません。

この辺りはしっかり見極めましょう。

これができるようなら、あなたの疲れはとれてきている、と思います。

辛いことが何度が続いている

辛いことが続いていると、何もかも辛いと、人生を悲観してしまっている可能性があります。

周囲から誤解されている、と感じていればなおさらでしょう。

こういうこともあるさ、と笑い飛ばすことができれば最高です。

それができなければ、別の負荷を身体にかけて、辛いことを、まるごと忘れるようにもっていくようにします。

何としても、うまくリフレッシュしなければなりません。

リセットできたらまた頑張ればいい!

一流の人とはリセットの上手い人と評して間違いありません。

負けや失敗を引きずらないということが最も大事なのです。

これはスポーツマンでも経営者でも、一般人においてもまったく変わりありません。

最近、筆者が最も気になることは、若い世代のサラリーマンたちのもろさです。

冗談を言ったつもりが、本気の取られてしまい、こちらがあわてたことも一度や二度ではありません。

プレッシャーに耐えられず、休職したとか、せっかくつかんだ花形ポジションを自ら放棄する、という事例をいくつも聞いています。

もう嫌だ、と投げ出してしまったわけです。

顔色が悪い人や、どうみてもストレス太り、という人もいました。

せっかく期待されていたのに、社内のキャリアは、ここで折れてしまいました。

繊細にすぎて、図太い神経を欠いている、ということよりも、うまくリフレッシュする能力を欠いていたことが、最大の原因ではないでしょうか。

まず先のことは考えず、リセットすることだけに集中した方がよさそうです。