几帳面な人は、周囲から高く評価されることが多いです。
そのため、周囲の期待に応えようと思うあまり、どんどん自分の几帳面さに拍車をかけていってしまいます。
元々、他の人よりも時間や計画性といった面においてしっかりしている部分が多いのです。
そこに他者からの評価や頼まれごとなどが加わると、責任感が異常に強くなってしまいます。
自分一人であれば、その責任感も心地よいものかもしれません。
しかし、集団になった場合に、几帳面な人はその自分に対する厳しさを、他人にも求める傾向があります。
「これは何時までに終わらせなければならない」と思ったら、なんとかしてそれを終わらせようとします。
集団であれば、当然周囲も巻き込んでどんどん急かして動かそうとします。
しかし、集団ともなれば、人間関係はさまざまです。
サボりたがる人もいれば、「時間に間に合いそうにないのなら、ある程度で終わらせてしまえばいい」と適当に切り上げようとする人もいます。
しかし、几帳面な人の考え方は、あくまでも「何時までに、完璧に終わらせなければならない」です。
誰かからそれを頼まれていれば、より期待に応えようとして、その内容までも完璧に仕上げようとします。
つまり、融通が利かせられないのです。
その結果、厳しくされた周りの人たちは「何だあの人は一人で焦って」「なんか忙しなくて嫌だなぁ」などと不満を抱いてしまうこともあるでしょう。
9. 礼儀や倫理観にこだわる
几帳面な人には、マナーがあり常識を持っている人が多いです。
人に対する礼儀はしっかりしていて、挨拶やお礼なども欠かしません。
また、倫理観も強いため、「公共の場では騒がない」「お年寄りには席を譲る」などの心構えが日頃から出来ています。
そのため当然、自身は一人の理性ある人間としてきちっと行動しています。
しかし、同じように他人にもそれを求める傾向が見られます。
「挨拶をしたら挨拶を返すべきだ」「障害物がある車の方が道を譲るべきだ」など、ごく当たり前のありふれた内容ですが、「それしか許されない」という固定観念も強いです。
10. 貯金や節約が得意
几帳面な人は、真面目にコツコツと行うことが得意です。
飛び抜けて行ってしまうと、途中で何か抜けている部分がないか不安になることがあるため、一つずつ積み重ねていく方を好みます。
貯金や節約に関しても、比較的得意な人が多いです。
例えば貯金箱を購入したら、毎日コツコツと同じだけの額を入れていきます。
500円玉貯金の場合には、わざわざお札を崩して、500円玉を作って貯金をするほどにマメです。
それが少しずつたまっていく過程が、几帳面な人にとっては見ていて楽しいのです。
通帳に額を入れる場合も同じです。
貯まれば貯まるほど、嬉しくなって貯金を続けます。
節約も同じように、マメに行います。
食費を出来るだけ安く抑えたり、欲しいものを我慢したりします。
自分の欲望を抑えてでも、「節約している」という事実はそれだけ当人にとっては満足で、嬉しいものなのです。
しかし、いったんそれらが崩れてしまうと、いっそすべてが嫌になって貯金も節約も止めてしまう、という極端な考え方の持ち主も中にはいます。
11. 思い通りにいかないとストレスが溜まり易い
几帳面な人は、何事も計画を立てて行います。
そして自分の計画した通りにすべてのことが進むと、それに大変な満足感を覚えます。