そんな自分を好きになってほしいと思うのです。
また、「自分の事が嫌い」だという人もたまにいます。
そんな人にはあえて「自分を好きになってください」とは言いません。
なぜなら、自分を嫌いなのは、自分の事が好きだからです。
自分の事が好きだから、こんな自分じゃ嫌だ、嫌いだと思えるわけです。
そう、自分が嫌いと言える人は、大前提として自分の事が好きなのです。
とにかく、自分の事を好きになるということは、自分の短所も長所も理解できている証拠です。
自分の事が理解できる、認めてやることができるようになると、他の人の気持ちが理解できるようになります。
自分という一人の人間の気持ちが理解できたなら、人の気持ちは十人十色とはいえ、自分と重ね合せたりしながら相手の気持ちを察することができるようになるのです。
そうすれば、相手の為に差し出せる優しさとはどういったものかが見えてきます。
優しくなりたい人がやるべきこと12:無理に好かれようとしない
ここまで来れば、もうこの項について詳しく説明しなくても皆さんお分かりかと思います。
好かれたいと思って差し出す優しさは、本当の優しさではありませんし、本当の優しさでさえ、相手によっては迷惑なものになったりします。
ですから、好かれようと思うこと自体が無駄なことなのです。
それより、優しくなりたい人は相手にとってどうしてやることが最良かだけ考えていればいいのです。