身内ということもあり、実の子ということもあれば、他人より怒りやすい存在になります。
また、育児以外にもやることが多く、イライラして、ついつい怒鳴ったり、ひどいときには無理やり子供のせいにしてしまうこともあるのではないでしょうか?
しかし、自分の子供に対してこそ、カッとならず、「何故、この子はこんなことをしたのか。どう言ってやればこれがいけないことだとわかってくれるだろうか。」と考えることが大事です。
100%子供に非がある行いだったとしても、子供はそれが悪い事だとは知らなかったかもしれません。
子供なりにみつくろったいいわけであっても真剣に聞き、その上で怒らなければならないのなら、それは罰ではなく、「しつけ」という優しさです。
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優しくなりたい人がやるべきこと2:誰にでも平等に接する
本当の意味での優しさを手に入れるためには、「誰にでも平等に接する」ということは大事なことです。
人と接するとき、相手が身内であれ、他人であれ、自分の価値観を変えてはいけません。
人が同じ事をしても、「この人なら許せる。でもあの人は許せない」というような考えでは、本当に優しくはなれません。
例えば、AさんとBさんという友達がいたとします。
あなたがAさんの気を引こうとAさんにだけ優しくしたとします。
さて、あなたは優しい人でしょうか?
答えはもちろん「NO」ですよね。
逆にあなたは「特定の人にしか優しくしない、実は優しくない人」と認定されるでしょう。
誰にでも平等に接することができない人は、根本的に優しくないからなのです。
また、今度はあなたが、何かのコーチでAさんBさんを指導していたとします。
練習メニューこそ、AさんとBさんのレベルでは違うかもしれませんが、あなたはAさんもBさんも同じように厳しく、時には褒めて指導しています。
そんなあなたは、例え片手に竹刀を持っていたとしても、本当は優しい人に思えるのですが、どうでしょうか?
少し偏った例ではありましたが、言いたいことは、他人全員を平等に見ることは「優しさ」だということです。
平等に接するのって難しい事だとは思いますが、まずは、自分の価値観を変えないように努力してみましょう。
AさんとBさんに同じ考えで、同じ事をしてもらうのは無理ですが、自分が変わらない、態度を変えないことは簡単なはずです。
優しくなりたい人がやるべきこと3:他人の悪口を言わない
悪口には大まかに2通りあると思います。
1つは、相手の欠点や、自分とは違うところをからかったり、「攻撃」とも呼べる指摘をするといった直接的なもの。
もう1つは、そういう相手の部分を必要以上に盛りつけて他の人に話したり、笑いの種にしたりするといった陰口的なもの。
いずれにせよ、また対象が誰であれ、こういった悪口を簡単に言ってしまう人に優しい人はいません。
だから、優しくなりたければ、無条件で人の悪口は言わないようにしなければなりません。
まずは、心に何かそういった悪口的なものをものが湧き出たとしても、喉の奥で止めておく努力をしましょう。
口に出さないようにすれば、なんとか優しい人への一歩が踏み出せます。
そして、ここでも、やはり「平常心を保つ」の項で述べた「心のコントロール」が必要だと言うことがお分かりになると思います。
上記の直接的な悪口のパターンでは、相手の欠点を見つけたとき、からかいたくなるような衝動に駈られたとき、悪口を言いたくなるようなことをされたとき、感情にまかせて悪口を言ったり、言い返していては、欠点を責めても聞く耳持たずで直りはしないでしょう。
それにからかえば相手を傷つけてしまうし、口喧嘩になって、別れたあとは陰口の応酬となるでしょう。
欠点を直してほしければ、攻め口調ではなく、それこそ優しい言い方もあるはずです。
人をからいたくなるのは、自分にはもっと多くの欠点があると知っているから。
こんなことを、悪口が口から出る前に、考えてみましょう。
また、陰口を言うということは、言う相手の人とは仲良くできるけど、言う対象の人とは仲良くできないわけです。
このパターン、先程の「平等に接する」の項でありましたよね?