努力せずに優しくなれるのなら、世の中優しい人ばかりで、みんな幸せでしょう。
優しくなるのって大変なことなんですね。
我慢したり考えたりするだけじゃなく、時には怒られたり、恥をかいたりすることだってあります。
それが優しくなるため、つまり、他人のためにする努力なんですから、途中で嫌気がさしたり、自分の為に自分勝手に生きる方が楽だと思えることは、多々あります。
そんな時は、一度都会の喧騒を離れて、山や海へ出かけてみましょう。
美味しい空気を吸い、人の創造物ではないものに触れ、人では創りだせない大いなるエネルギー(みたいなもの)を身体で感じてみましょう。
また、子犬や子猫といった動物ともふれあい、その無垢さに心を洗ってもらいましょう。
このように現実や嫌なことを一端忘れて、言わば心をリフレッシュさせると、次また優しくなるための努力をするためのインターバルとしては効果的です。
冒頭、優しくなるために絶対するべきことではないと言いましたが、しんどくなる前に予防策として、定期的にこういったことをするのもいいかもしれませんね。
優しくなりたい人がやるべきこと9:損得勘定で行動しない
自分が得するか損するかでやることなすことを決めていては、いつまでたっても優しい人にはなれません。
何かみかえりを期待して人に優しくしたのなら、それはもうすでに優しさとは言えません。
何度も言うようですが、優しさとは他人に向けられるものであって、自分の為にあるものではないのです。
ひとたびそれが自分に向けられてしまうと、それは優しさではなく、「甘え」になってしまう、と言えばわかりやすいでしょうか。
とにかく、優しくなりたい人が損得勘定で行動していてはいけないのは言わずもがなでしょう。
しかしながら、優しくなることが、結構難しいことの様に、損得勘定を払拭して行動するのもまた難しいものです。
それでも努力しなければなりません。
考え方としては、自分がわざわざ損をするように努力はしなくてもいいので、相手が得するためにはどうすれば良いか考えてみることから始めましょう。
【損得勘定で動くことについては、こちらの記事もチェック!】
優しくなりたい人がやるべきこと10:広い視野を持つ
優しくなるためになぜ広い視野を持たなければならないかというと、「積極的に手助けをする」の項でも述べたように、自分が良かれと思ったことが実は人のためにならない場合があったりするからです。
つまり、優しくしない事がその人に対する優しさであったりします。
このように、人に優しくすることは難しい、かつ皆に平等に優しくするべきとなると、受ける側は十人十色で同じ優しさも受け止め方が違ってきます。
ですから、自分の優しさを、狭い視野の中で培った独りよがりの優しさにしないため、万人に優しい人だと思ってもらえるようになるため、視野を広げることが大事なのです。
視野を広げる方法としては、積極的に手助けをしていく中で、いろんな優しさの受け取られ方を学んだり、逆に周りに感謝の気持ちを持つよう心がけていれば、いろんな優しさに気づけるでしょう。
また、一度心をリフレッシュさせるために自然や人間以外の動物に触れ合ったり、旅行してみるのも視野を広げる方法です。
優しくなりたい人がやるべきこと11:自分の事を好きになる
皆、優しくなりたいと思う理由としては、人として成長したいということが第一だと思います。
だとしたら、皆、自分の成長させたい部分、直したい性格などに気が付いているはずです。
怒りっぽい性分に自ら腹が立ったり、自己中心的な性格に嫌気がさし、もっと優しい人間にならなくてはと思った人は多いのではないでしょうか。
そこで、先程も言ったように、優しさとは他人に向けられるもので、優しくなるのは他人のためになるわけですから、優しくなりたい、優しくならなくてはと思える人は、すでに優しい人なのです。
そして、その優しくなろうと思ったきっかけとして、自分の欠点に気がついた人は、もう優しさの階段は登り始めています。
まず何より、自分の欠点に気付き、直そうと思えることが素晴らしい。
そんな自分に自信を持ってください。
人は誰しも欠点はあります。
自分では気が付いていなくとも、人をねたむ、ひがむ、さげすむ性分も、誰にでもあります。
ここでは自分が欠点と思うところを好きになってと言っているわけではありません。
そういったことに人生の早い段階で気づけるあなたは、運が良いのではなく、人として元々素晴らしいのです。