男性は働き亭主関白たるものという認識が一般的で、そこから外れた人を異端とみなしていた頃もありました。
しかし、働き方もここ数十年で大きく変わり、男だから、女だからという決めつけが薄れてもきています。
ジェンダーよりも一人の人間として向き合う文化が構築されつつあるのです。
これによって、身体的な性別と心の性別が異なる人もだんだん生きやすい世の中になってきました。
今もなお身体と精神の不一致に対する理解が進んでいないこともあります。
ですが、個人の幸せとは何かが重要になってきて選択肢も増えました。
そのひとつとして男性が化粧をすることも特別抵抗のあるような時代ではありません。
男性の化粧はありか、なしか
スキンケアはもはや男性でも一般的なので、化粧のありなしについての議題からは外します。
眉毛を整えることも外しておきましょう。
さて、どこからを化粧とするかですが、ここではニキビ隠しのコンシーラー程度からとします。
では、あり派となし派の意見を見てみます。
男性の化粧あり派の意見
あり派の中でも程度によって分かれています。
際限なくOKという人は「個人の自由」「かっこよかったりキレイだったりすると良いじゃないか」
「文化祭などで女装したら楽しかったから変身願望に共感できる」などの意見があります。
ファンデーションなど美肌見せまでがOKという人は「肌の悩みで落ち込むくらいなら隠すのはあり」「今ドキは男性も美肌が好まれる時代」などです。
男女ともに若いほど男性の化粧あり派が増えます。
50代男性ではあり派はかなり少数で、20代男性では2割超え20代女性の理解は半数に近づいてきているのが現状です。
自分がやるか、そういった男性を好きになるかは別として個人の自由とした場合はもっと割合が増えます。
男性の化粧なし派の意見
女性からの声として、「男性は化粧しなくていいという利点があるから羨ましい。何故それを特権だと思わないのか」
「男性がキレイになられたら女性にプレッシャーがかかる」などの意見があります。
たしかに、男性がキレイになってしまうと、それに釣り合う女性になろうとするのが大変になるという気持ちはわかります。
また、男女に関わらず「女々しい」「個性を勘違いしている」などの意見もありました。
芸能人の化粧はパフォーマンスのひとつとして捉えられるが、一般男性の化粧には抵抗があるという意見も多いです。
男性モデルの役8割が化粧をしている
写真映りを考慮するため男性モデルのほとんどは何らかのメイクをしています。
コンシーラーやファンデーションは当たり前です。
とくに思春期男子はニキビなどもできやすいのでそのまま雑誌に載ることはありません。
フォトショップ修正もある意味化粧と変わらないので、8割どころか全員調整します。
ファッション雑誌は掲載される服などの購買意欲をかきたてるものです。
それを着る人を素敵に見せようとするのはごく当たり前です。
それらを見ている男性が化粧に興味を持つのも自然な流れでしょう。
男性できる!オススメの化粧方法
化粧に興味のある男性も、最初からガッツリメイクだと失敗しやすいので、取り入れやすいところから始めてみましょう。
アイメイクなどは細かなテクニックが必要なので手が慣れていないと難しいからです。
また、肌の作り方もコツがいります。
いきなり高みを目指さず、基礎から取り組むためのおすすめな方法をご紹介します。
基本はナチュラルに
まずはナチュラルメイクから始めるのがベスト。