他人に対して「羨ましい」「自分もそうなりたい」という感情を抱いてしまったら、その気持ちを自分が変わるためのパワーに変えていきましょう。
人は自分に自信をなくしてしまうと、とたんに弱くなってしまう生き物です。
自分と他人を比較して生きていても、自分にとってプラスになることは何もなく、むしろ人生がどんどんつまらなくなってしまいます。
実際は自分で思っているよりも、そこまで悪い生活じゃないのかもしれない。
だけど、自分で他人と比較してしまったばかりに、苦しい気持ちでいるだけかもしれないのです。
羨望こそ、自分が今よりもっともっと幸せになるためのキーパーソンになる感情だと思うようにしましょう。
そしたらもっと、人生が楽しくなるかもしれませんよ。
羨望が悪化すると犯罪につながる
人を羨む感情は、もしも重症化し悪化すると犯罪に繋がるケースもあります。
羨望と嫉妬は紙一重。
「羨ましいな」と思っているだけのときはまだ安全ですが、この感情が「自分が代わりにそうなりたい」と思ってしまったりすると、「この人がいなくなれば…」という恐ろしい気持ちを抱くこともあります。
とくに恋愛関係や仕事関係の問題のときは、こんな黒い感情に包まれることもあるかもしれないですよね。
さらに、「自分のほうが頑張っているのに、どうして?この人ばっかりずるい!」という憎しみと妬みの感情に包まれることもあるかもしれません。
頑張っても周りから自分だけが認めてもらえないような気がしてしまったり、実際はそんなことないのに気持ちを錯覚させてしまう恐ろしさもあります。
羨望の感情というのはまさに人をダメにする気持ちなのかもしれません。
近年、様々な事件が起きていますがこの羨望による感情から事件に発展しているケースも多いのだと思います。
自分が恐ろしい感情に包まれる前に、自分で努力して前向きに変わっていくことが大切。
羨望を感じやすいタイプの人の特徴
「あの人が羨ましい」
「自分もあのようになれたら…」
そんな羨望の眼差しを他人によく向けてしまうことて悩んでいる人はいませんか?
じつは、羨望の感情をとくに他人に感じやすいタイプというのがあります。
それは一体どんな人なのか?
その人の特徴についてまとめてみました。
1.自分に自信がない
まず言えることは考え方がネガティブで、自分に自信がないという人です。
自分のことがあまり好きではなく、常に自分に自信がなくてビクビビクしてしまうタイプの人は、他人に羨望の感情を抱きやすいようです。
自分に自信がないので、他のいいところが目に入ったときに「どうせ自分はだめなんだ」「あの人のほうがすごい」「あの人は幸せそうだ」と悲観的に思ってしまう傾向にあります。
自分に自信がある人は今の自分に満足しているので、他人と自分を比較してもなんとも思いません。
むしろ性格的に自信過剰なくらいの人のほうが、鈍感で、人と比べても「自分のほうが最高に幸せだ」と思えていいのかもしれません。
自分に自信がない人は、少しくらい自分に自信を持ってもいいのでは?
2.すぐに自分と人を比べてしまう
なんでもかんでも、自分と他人を比べて物事を考えてしまう人も、羨望を感じやすいようです。
他人に比べられるととても嫌なのに、自分のことは自分自身で他人と比べてしまう…そんなタイプの人っていますよね。
ほんと小さなところでも自分と人を比べて、少しでも自分が劣ると自分に自信をなくし、その人のことを羨やんでしまう。
自分が少しでも優位な場合は、それだけで少しだけほっとする…。
結局この繰り返しを自分自身でずっとしてしまっているので、辛い気持ちになることも多々あるのでしょう。
「自分は自分、人は人」だと言い聞かせても、性格の癖のようなものなのでなかなか治るものでもないから難しいですよね。
しかし、もう少しゆったりと考えてみてください。
すべてを他人より自分が優れるなんて困難ですし、自分なりに幸せを感じられればいいのでは?