それに加えて「結婚するまでは、おひとりさまを楽しもう!」と考えて、そのままズルズルと婚期を逃してしまう人も多いのかもしれません。
恋人を作らない主義の人が増えてきた
恋人を作らない人が増えているのも、おひとりさま増加の原因です。
恋人を作らない理由は人それぞれみたいですが、例えば「恋人自体は欲しいけど出会いがない」「恋人よりも趣味の方が大事」「仕事が忙しく恋人に構う余裕がない」「沢山の異性と関係を持ちたいので、恋人は作らない」「自分に自信がない」「必要性を感じない」などの意見がありました。
他にも「1人の時間を大切にしたい」とか「1人の方が自由だから」という、おひとりさまを満喫する為に恋人を作らない主義を貫く男女も意外と多いみたいです。
配偶者が亡くなってひとりになった
配偶者が亡くなってひとりになった年配の人も、おひとりさまを楽しんでいます。
当然、愛する人を亡くした後というのは、現実を受け入れられなかったり、悲しみや虚無感に苛まれ、日常生活を送るのも困難になってしまう人も少なくありません。
残された人が充実した生活を再開するには、心に開いた穴を満たしてゆく必要があります。
それに、残された人は亡くなった配偶者の分まで、残りの人生を楽しむ権利があると言えるでしょう。
そこで皆さんが辿り着くのが、「おひとりさまを楽しむ事」なのです。
もちろん、友達と一緒に過ごすというのも楽しいかもしれません。
しかし「悲しみが癒えるまでは、1人の時間が欲しい」と考える人も多いでしょう。
「頑張って」「元気を出して」と周りに励まされる事が逆に辛く感じてしまったり、「あなたは1人で良いわね」といった心無い言葉に深く傷付く人もいます。
おひとりさまは、そんな立ち直るきっかけが欲しい人の役にも立っているのです。
人とのコミュニケーションが面倒と感じる人が増えてきた
人とのコミュニケーションを苦手に感じている人や、人付き合いに嫌気がさしてしまう人もいるでしょう。
他人と接するという事は多少なりとも気を遣うものです。
例えば誰かと遊ぶ事になった場合、遊ぶ場所・待ち合わせ場所や時間・大まかな予定などを決めると思うのですが、この時、相手の予定や希望を気にする人は多いのではないでしょうか?
その他にも、みんなで食事をする時に食べたい物がなかなか決まらなかったり、食べるスピードが違うと何となく焦ってしまったり…
大勢でカラオケに行って、狙っていた曲を他の人に先に歌われてしまったり(後から同じ曲って、歌い辛いですよね?)、本当はもっと歌いたいのに急にみんながお喋りモードに突入してしまったり…
誰かと一緒に行動すると、どうしても自分の思い通りにならない事も出てきますよね。
しかし、おひとりさまなら、そんな悩みとも無縁です!
1人で遊びに行くのなら、場所・時間・やる事などを自分の好きに決められますよね。
食事だって食べたい物をじっくり選べるし、自分のペースで味わって食べる事が出来るでしょう。
カラオケも自分の歌いたい曲を好きなだけ歌う事が出来るのです。
人とのコミュニケーションが面倒に感じる人は特に、おひとりさまの気楽さにハマりやすいと言えるでしょう。
おひとりさまが抱える不安とは?
”おひとりさま増加の原因”と共に、おひとりさまを満喫している人が性別や年齢問わずかなり多いという事が分かって頂けたかと思います。
ところで、”おひとりさま”という言葉には「独り身」という意味も含まれている訳ですが、そんなおひとりさまの増加に伴い、おひとりさまならではの不安を抱えている人も増えているみたいです。
では、”おひとりさまが抱える不安”とは何なのか…?
次にまとめてみました!
おひとりさまの人は思わず共感しちゃうかも?
老後の生活の心配
若い人は実感が湧かないかもしれませんが、そこそこの年齢になってくると、「この先ずっと1人で生きて行く事になったら、老後の生活はどうしよう…」と心配になってくるものです。
バリバリ働ける内は「1人でも生きていける!」と思えますが、歳をとって働けなくなってからは、年金や保険などが主な収入源になります。
つまり1人だけで生きていくには、それなりの貯蓄が必要になる訳です。
それから、まだまだ先の事かもしれませんが、おひとりさまを貫くなら自分が死んだ後の事までしっかり考えておかなければいけません。
遺産はどうするのか?葬儀は?お墓は?…その前に孤独死の心配もありますね…。
現在は高齢者の1人暮らしも珍しくありませんが、特に独り身なら不安は絶えないでしょう。