3.物怖じしない
積極的な性格の人は、物怖じしないといわれます。
「物怖じする」というのは、行動を起こす前に、その行動に対して不安を覚えるとか、物事に対して臆(おく)することをいいます。
このカテゴリーは、ある対象について、事前にあれこれと想像を巡らせて不安になるとか、その対象に恐れを抱いたりするという心理状態をあらわす概念です。
単純にいえば、「じぶんで想像して陥る不安・恐怖」でしょうか。
現実としては、ある職場とか、ビジネスに対して、新たな局面に遭遇(そうぐう)したケースで、不安に感じる人とそうでない人がいます。
不安を感じる人は「物怖じする」人ですし、不安を感じない人は「物怖じしない」人でしょう。
それでは、「物怖じしない人」の特徴と心理とは、どういったものでしょうか。
「物怖じしない人」は、何かする時い自分は必ずできるという自信があります。
失敗したらどうしようという失敗はしません。
はじめから、考えても仕方のないことは考えない傾向があるのです。
物事に対してポジティブな気持になり前向きに考える心理状態でしょう。
「物怖じしない人」には、チャレンジ精神とか、行動力がありますし、人見知りしないだけでなく、物事に動じない傾向があります。
ですから、経験が豊富になり、人脈を築けますし、スキルアップが速いなど魅力的なタイプでしょう。
いつも前向きな気持ち
新たな環境に直面しても物怖じしない人は、度量が大きいだけでなく、前向きの気持ちになっています。
前向きの気持ちは、積極的な性格の人の特徴といわれます。
前向きの気持ちを持っている人は、これまで経験していない新たな環境に直面したとき、自信を持って新たな物事に挑戦するようです。
この心理状態は、新しいものを好む脳の性質から来るとみられます。
人間は生来的に新しいものに関心を向ける性質を持っています。
ほかの生物と違い、人間が独自の進化を遂げたのは、そのせいかもしれません。
前向きの気持ちになれる人は素晴らしいといえましょう。
うしろを振り向かないで、いつも前向きの姿勢になりましょう。
4.友好的
積極的な性格の人は、周りに対して友好的だといわれます。
友好的な人は、周りに対して好意的な態度とか、言動を取っています。
いつでも笑顔で、挨拶をして、笑いを誘い、周りを和やかにします。
素晴らしいコミュニケーション状態を作出しくれます。
友好的な性格の人は、度胸がすわっていて、自分のハートの中に周囲の人の気持ちを察する余裕があります。
ですから意見が対立したときでも、じぶんの意見を周りに押し付けないで、反対の意見を素直に受け止め、みんなで相互に譲り合い、意見を良い解決策の方向に誘導してくれます。
そうした姿勢は最終的には、周りからも評価されるでしょう。
友好的な人は、その態度に裏表がないので、周りからも信頼されます。
だれにでも意見を合わせて矛盾を抱え込んでしまうのではなく、じぶんの意見はしっかり周りに伝えながらも大きな衝突を避けながら問題を解決していきます。
それだけコミュニケーション能力のレベルが高いといえましょう。
誰にでも公平に接する
友好的な人は誰に対しても公平に接する人格者です。
誰に対しても公平に接することができる人とは、物事を判断するときに、じぶんの私情や具体的なその場における感情を挟まないで,公平に判断できる人をいいます。
そもそも人間は,そのシチュエーションにおける感情に行動が左右されがちな生き物といえましょう。
そのときの感情を心理的にコントロールし、だれにでも公平に接する態度は、社会人として重要です。
ですからじぶんの個人的な好き嫌いとか、相手の立場や年齢、性別などに惑わされないで、公平に接する心理状態をコントロールする工夫をおすすめします。