そして「オタクは見た目や身なりを使わないし、時間もお金もない…何より趣味に没頭しすぎていてちょっと…とてもじゃないけどモテるわけない」と思っている人がステレタイプを持っている人の中にはたくさんいるのです。
そんな思い込みが「オタクにまず恋人なんていないだとう」という考えに繋がっているのです。
でも、それは本当に失礼なことでオタクの人だって恋人がいる人はたくさんいます。
共通の趣味を持つ恋人やステレオタイプを持たない恋人と幸せになっているオタクの人はたくさんいますよ。
また、最近のオタクと呼ばれる人たちはとても見た目や身なりをキレイにしている人がたくさんいます。
ひと昔前のオタクのイメージをいつまでも引きずって、勝手に「オタクはモテない」「オタクには恋人がいない」と決めつけてしまうのが、ステレオタイプな人にいるのです。
東京の人は冷たい
大阪府民はひょうきんだというステレオタイプと同じようなもので「東京の人は冷たい」というステレオタイプもあります。
就職や転勤、大学進学などで東京へ行くことが決まった人が、このステレオタイプを持っていることが結構多いのです。
そしてそのステレオタイプが邪魔をして、なかなか東京に馴染めなかったり、ホームシックにかかってしまうことがあります。
東京は日本の中心なのでとても人が多く、人々はみんな忙しく行きかっているので、確かにその様子が冷たく感じるところがあるのかもしれません。
ですが、それはどの地域でも同じことです。
また、東京だと「ご近所付き合いが希薄」「近隣の住民が冷たい」と思っていることがあります。
これも単に思い込みで、東京にも温かい人はたくさんいますし、冷たい人は地方の人にもたくさいます。
「東京だから」と決めつけたり思い込んだりするのはまさにステレオタイプなのです。
これから東京に移り住む予定がある人は、このステレオタイプを何とかしておかないとしんどい思いをすることになるでしょう。
留学したことがある人は英語がペラペラ
海外に留学したことがあると聞くと「じゃあ、英語はぺラぺラなんだね!」と思ってしまうのもステレオタイプです。
確かに留学していたとなると生活に英語が必要になることでしょう。
しかし、短期留学で英語を完全に習得する前に帰国した人もいれば、英語が苦手でペラペラと話せるレベルまでには至らなかったなんて人もいるかと思います。
また、留学と言っても英語圏の国ではなかったかもしれません。
このような理由から「留学=英語ペラペラ」というのは完全に思い込みの部分があります。
ちなみに同じようなステレオタイプで「ハーフは、日本語以外にももう一か国語話せる」というものもあります。
例えば親のどちらかがフランス人だったら「もちろん、フランス語も話せるんだよね?」というステレオタイプを持つ人もいるでしょう。
しかし現実は「産まれてからずっと日本にいるから日本語しか話せないんだ…」「日本語が堪能だから、フランス語を覚える機会がなかった…」ということもあります。
結婚していない人はモテないからだ
結婚適齢にある人や、過ぎた人が結婚していないはモテないからだと思っている人はまさにステレオタイプを持っている人です。
結婚しないという選択肢がある現代で「モテるから結婚できている」「結婚してないのはモテないからだ」という考え方は時代錯誤のステレオタイプでしかないのです。
また、どんなにモテモテな人でも性格が問題があったり、本人にその気がなければ結婚はできません。
そういう「モテる、モテない」以外での部分で考えられないのはまさにステレオタイプと言えます。
人の結婚観や人生観にステレオタイプを持つのはとても失礼なことですよ。
女性は家事育児を全てすべきだ
女性の社会進出が進んだ現代では、女性は結婚や妊娠出産をしても仕事をあきらめなくていい時代になりました。
そのため共働きの夫婦がとても増えて、家事や育児は女性だけのものではなくなってきています。
それにも関わらず「女性は家事育児を全てすべきだ」というステレオタイプを持っている人が未だに多数存在しています。
特にこのステレオタイプを持っている人は男性に多く「仕事をして疲れて帰るのに、なぜ家事や育児をしないといけないのか」「男の方が稼いでいるのだから、女性がするのが当然」と思っている人がいます。
しかし、「仕事をして疲れて帰る」という条件は共働きであれば女性も同様ですし、「男の方が稼いでいるのだから」というのは家事育児を女性に「全て」任せる理由になりません。
昔は専業主婦が多く、自然と家事や育児を女性が全てするような慣習がありましたが、時代の流れによってその考えは合わなくなってきています。
結婚のステレオタイプと同様、時代錯誤のステレオタイプと言えるでしょう。