ステレオタイプな人の中には「大酒飲みはダメ人間」だと思っている人が多いです。
確かに一部の人はたくさんお酒を飲んであまり良くない酔い方をしたり、体調を崩したりしていますが、それだけで人間性の全てを否定するようなダメ人間とは言いませんし、お酒を飲むのが好きな人みんながダメ人間とは限りません。
実際に大酒飲みな人に迷惑をかけられてしまっている人は「大酒飲みな人はダメ人間だ」と感じることはあるでしょうが、単にイメージや人から聞いた話しだけで言っているのであれば、それは完全にステレオタイプなのです。
高収入の人は頭が良い
収入に関するステレオタイプもたくさんあります。
例えば「あの人は高収入だから、きっといい大学を出ているんだろうな」「頭が良くないとたくさんお金を稼げない」…そんな風に感じる人はまさにステレオタイプな人です。
頭の良さと収入は必ずしもリンクするものではなく、いい大学を出ててもロクに就職が出来ずに収入が少ない人もいれば、お世辞にも勉強ができるとは言えない人でも並々ならぬ努力や高い技術によってたくさんの収入を得ている人もたくさんいます。
「頭がいい=高収入」というのは完全に思い込みなのです。
また、「高収入の人と結婚すれば不自由のない生活が出来て幸せになれる」というステレオタイプを持っている女性は、上の年代で結構多いです。
しかし、高収入の人と結婚したのだからといって必ずしも満足な生活費をもらえたり自由に使えるお金がもらえるわけではないし、例え満足なお金があったとしてもそれが結婚が幸せに結びつくとは限りません。
ですが、「お金がある=幸せ」というステレオタイプを持っているとそういうことには気づけません。
太っている人は怠け者
ステレオタイプな人は、太っている人を見て「だらしない生活をしているんだろうな」「普段から努力をしない怠け者なんだろうな」と感じている人が多いです。
「太るのはけじめなくダラダラと食べ続けているから」「太っている人はガマンは出来ない人」などのステレオタイプを持っており、心のどこかで下に見ていることがあります。
しかし、ただだらしなく怠けているのではなく、体質や病気によって太ってしまったり太りやすい体になってしまうことだってあります。
女性なら妊娠中は脂肪を溜め込んでしまいやすくなるのでイヤでも太りやすい体質になってしまう人が多数いるものです。
また、病気で服用している薬の副作用で太ってしまったり太りやすくなっている人もいます。
そんな事情まで考えもせずに、一方的に「太っている人は怠け者」と決めつけてしまうのはまさにステレオタイプなのです。
ステレオタイプと言われる人の4個の特徴
先入観や思い込み、固定観念などで色々決めつけてしまうステレオタイプ…あまりいいものだとは言えませよね。
できることなら自分はステレオタイプを持っている人間ではありたくないものですよね。
しかし、こういうものは無意識に持ってしまっていることがります。
ここでは、自分はステレオタイプを持っているか、特徴に当てはまっているかどうか知りたいという人のためにステレオタイプと言われている人の特徴についてご紹介していきます!
1.あまり個性がない人
ステレオタイプな人の多くは、あまり個性がないことが多いです。
個性があるということは「自分がある」ということでもあります。
ですが、ステレオタイプを持っている人たちは、それがありません。
ステレオタイプとは「型にはまった考え」「ハンコで押したように周りと同じ考え」であるように、ステレオタイプな人は「自分らしい考え」というものを持ちません。
そうした方が「無難にやれる」「とりあえず、間違いはない」と思っているところがあります。
また、「個性を出すと変わりものだと思わそうでイヤだ」という考えの人がいます。
「個性がある人は変わり者」というその発想がまさしくステレオタイプですよね。
2.自己主張しない人
ステレオタイプな人は周りの目や意見、昔からの固定観念などをとても気にします。
それらを外れることをとても嫌がり、結果として自己主張をしないような人がとても多いです。
ステレオタイプに縛られているので自分独自の意見がなく、主張することもありません。
物事を型にはめて考えるのは自分で考えなくていいのでとてもラクですよね。
何かを考えようとするときにその「型」さえあればそれに当てはめるだけでいいのです。
しかしそれにばがり頼っていると自分で考えることをやめてしまうので自分の意見や主張がなくなってしまうのです。
3.周りに流されやすい
何となく周りの意見や考え方に流されやすいというのは、まさにステレオタイプな人の典型とも言えます。