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老婆心とはどういう意味?用法や例文...(続き3)

これではアドバイスではなくへりくだった言い方ではありますが命令のようなものになりますので、老婆心の言葉を使う場合には特に注意が必要となってきます。

このような言葉に含まれている意味をわからないままに多用することは自分の信頼も失ってしまいますし使い方を間違えてば誰からも支持されなくなるということを忘れないようにして下さい。

それでは次に老婆心という言葉は実際にどのように使っていけばいいのかについて見ていきまそう。

簡単な例文を挙げてみますので今後の参考にして下さいね。

老婆心の用法・例文

ここまで老婆心の意味などについてお話しをしてきましたが、この言葉を正しく使いこなすにはきちんとした用法などもわかっていなければいけません。

自分がこの言葉を覚えたからといっても正しく理解していなければ使っている意味もありませんし、相手にも自分の気持ちなどが伝わりません。

ここでは老婆心はこういった使い方をするということを見ることで自分が使う立場などになった場合の参考にしていただければと思います。

老婆心ながら~~

まずは一般的によく聞くパターンになりますが、老婆心ながら〇〇という言い方をする場合の例文になります。

「これは老婆心ながらいう事だけど、あの人は本当に口うるさくて確認することが大好きな人だからきちんとメモを取るようにした方がいいよ」

自分が先輩の場合に後輩へ向ける言葉となりますが、どういった人でもクセというものがありますよね?

会話をしていて前のことを確認する意味で問いかけてくるという人もいて、そういった場合にメモを取っていなければ即答が出来ません。

このような面倒な相手の情報を教えてあげることで後輩への気遣いが伺えるわけです。

後輩としても一人で接することが初めてであればどういった情報もありがたいことになりますし、その後のお互いの関係というものも良好になってきますよね?

老婆心という言葉の使い道というのはどういった場合でも相手の役に立つような事でなければ意味はありませんし、言い方によっては命令のようにとられてしまいます。

そこで大事になるのが理由となってきます。

この場合には「確認することが大好きだから」という理由もきちんと述べた上での忠告になりますので聞かされた相手も納得するのです。

この例文でも理由をなくしてしまうとこのような形になってきます。

「これは老婆心ながらいう事だけど、あの人の言うことはきちんとメモを取るようにした方がいいよ」

これですと何となく理由は知らなくても良いからメモを取れといった風にも感じることができますよね?

人の受け取り方というものはそれぞれ違ってきますから、素直に聞く場合もあれば命令のように聞こえる場合も出てくるのです。

それを回避するために必要となるのが「理由」になります。

このことをきちんと相手に伝えれば「こういった事になるのだからこうした方がいい」という風に柔らかな感じに伝えることが出来るのです。

老婆心という言葉を無理に使う必要はありませんが、自分で使っていくような事があれば相手には理由も説明するようにして下さい。

こういった言葉を使う場合にはあくまでもアドバイス的なことを伝えるということが大切であり、やらせるという内容にしないことが大切になってきます。

強く言いすぎてしまえば相手への気遣いとは受け取ってもらえませんし嫌われる原因にもなってきます。

それでは次の例文に移っていきますのでこちらの内容も確認するようにして下さい。

これは老婆心からなんだけれど~~

先ほどは相手に対してきちんと理由も述べるということをお話ししましたので、今回もそのような形での例文を挙げることにします。

「これは老婆心からなんだけれど、発注する時はこの商品を余計に注文しておかないと週末が乗り切れないから多めに頼んでおくようにしてね」

これは新人が発注する際に向ける注意点ですが、前回同様にきちんとした理由を述べていることがわかります。

週末が乗り切れないという点を言うことによって相手の理解も得ることが出来ますし新人も一つ勉強することになりますよね。

老婆心の言葉を使って後輩などに意見を言う場合はこういった文になるような言い方をすればお互いが気持ちよく理解し合えることになってきますので実行するようにして下さい。

老婆心の言葉を使う場合には上記の二つの言い方を覚えていれば特に問題は出てきませんのでこれらから自分なりの言い方なりを考えてみるようにして下さい。

それでは老婆心と同じような意味をもつ言葉を覚えていれば後輩などにも言いやすいですしお互いのコミュニケーションでも役に立ってきますよね?

次は老婆心の同義語についても見ていきたいと思います。

老婆心の同義語

老婆心という言葉はあまり使いたくないという方もいますよね?

なるべくなら誰にでもわかるような言葉を選びたいという気持ちも当然出てきます。