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老婆心とはどういう意味?用法や例文、どんな人に使って良いかなど紹介


私たちは色々な言葉というものを使いながら人との会話をしなくてはいけませんが、意味のわからないものであったりと難しい日本語というものがたくさんあると感じたことはないでしょうか?

意味を知っているようでもあり不安な言葉ってたくさんありますよね?

その中の一つに老婆心という言葉も含まれています。

これは人に対する気遣いなどに使われる言葉となっていますが初めて聞いたことのある人もいるかもしれませんよね?

今ではそれほど多く使われることが少なくなった言葉でもありますし普段の生活にもあまり出てこないかもしれません。

ただし、それは学生までの話であって社会人となってからでは通用しない場合も出てきます。

このような言葉を使う年代の方たちとも今後は会話をしなくてはいけませんしこういった言葉の意味や使い方などを知っておくことはとても大事なことになります。

昔から使われている言葉というものは色々な便利な意味あいを持っていることが多く会話の中の表現力を高めてくれる効果も出てきますが、使い方を間違えてしまえば意味はなくなってしまい自分の価値や評価を落としてしまうだけのものになります。

社会人となれば仕事はもちろんですが取引先の相手との会話・自分の上司との会話など色々な年上の人と接していかなければいけませんよね?

そういった状況になった時、自分の知らない言葉が出てきた場合にどう対処していけば良いでしょうか?

素直に聞くことも大切ですが自分で調べていく姿勢というものも大事ですよね?

今まで使ってこなかった言葉というものは自分が想像していたよりも多くのものが出てくると予想されますがそれを一つ一つ人に聞いていくようでは自分の信用を得ることは難しくなっていきます。

社会人とは日々の努力の積み重ねが大事なことであり聞くということは最終手段でもあり、自分で調べるということが重要なのです。

そこで今回のテーマですが老婆心という言葉の意味などについて見ていきたいと思います。

若い世代であれば聞いたことがない人もいるかもしれませんし、言葉は知っていたとしても使い方がわからない・意味がわからないという人がたくさんいるのではないでしょうか?

この言葉も社会人になれば使う機会も出てきますし覚えておくことは決して無駄な知識とはなりません。

むしろこういった言葉を知っておくことによって自分の評価が上がる可能性もあるのです。

年功序列というような社会ですから昔の言葉を多用する方もいますし、そういった人との会話を合わせていくためには老婆心などの言葉も自分の知識にしておくことが大切になってきます。

まずはこの老婆心についてですが、どういった意味を持っているのかを見ていきましょう。

この記事の目次

老婆心の意味は?

まずは文字だけを見てみると老いた女性のようなイメージを持ってしまいますよね?

老婆の心と書いて「ろうばしん」と読みますがこれは女性に限った言葉の意味ではありません。

この言葉の元となるのものが仏教になり、元々の言葉は「老婆親切」という教えからきているものになります。

この意味をわかりやすく言うと「お婆さんのような愛のある親切をしていきなさい」という意味を持っています。

お婆さんのイメージで一番強いものがニコニコとしていて誰にでも親切な印象ですが皆さんの場合はどうでしょうか?

また、お婆さんは自分の身内などではなくとも他人に対しても親切な接し方をしますよね?

こういった行動自体を見習うべきであり、それは自分の事にも繋がるということから老婆親切という教えが生まれたとされています。

そして老婆心の意味ですが、現代の解釈では度を越した自分の気遣いや考えという事で使われることが多くなります。

あちこちと気遣うことの多いお婆さんの例えを言っているものでもあり簡単に言ってしまうと「お節介」という意味で覚えておいてもよいかと思います。

またこの言葉ですが自分がへりくだった言い方になっているのですが、それに対しての反論は認めないというような言葉でもあり多くの場合は年配者が使う言葉となっています。

それではこの老婆心ですがもう少し詳しく見ていくことにします。

まずは気遣いということではこういった意味をもつことになっています。

度を越した気遣い


度を越しているという言葉は今でもよく耳にする機会がありますが、これは必要以上という意味を持っていますので、度を超した気遣いというものは、あれこれと必要以上な気遣いをする様子などを表すことになります。

例えば自分が会社の上司の場合で考えていくと新入社員が間違ったことをしていたとしまう。

こういった事を正す時に「老婆心ながら一言アドバイスしてもいいかな?」などの使い方があります。

本来であれば新人の教育は先輩社員の役目でもあり上司である人間が行うべきではありません。

ですが、あまりにも目に余るような行動を新人社員がしていた場合などは口にも出して言いたくなりますよね?

そのような時は本来であれば度と越した気遣いなのですが会社の為にも教える必要が出てきます。