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老婆心とはどういう意味?用法や例文...(続き2)

このように男性などがこの言葉を使っても全く問題はありませんので女性しか使えないと思っていた方は確認するようにして下さい。

また、もっとわかりやすく言えばこういったことでも表すことが出来ます。

必要以上に世話を焼こうとする気持ち

どの職場やグループの中でも必要以上に世話を焼こうとする人はいますよね?

グループの年長者などは新人の面倒をよく見たりと色々と世話を焼いてくれることになります。

老婆心という言葉の意味もこれと同じとして捉えるようにして下さい。

本来であれば必要ではないかもしれないが、あえて世話を焼くという行為が老婆心となっています。

それではこの老婆心ですが色々と使い方にも注意すべき点が出てきます。

男性でも使えますし誰でもこの言葉を活用することは出来ますが、使う相手であったり知らなければいけない事も出てきますので今後の参考にして下さい。

老婆心の使い方

まず始めに、老婆心という言葉の意味をお伝えしたことからわかるようにこの言葉の使い方は年上が年下へ向けて言う言葉になります。

この事を知らずに使ってしまうと自分の評価を落とすことになってきますので十分に注意するようにして下さい。

目上の人に使うのは失礼

老婆心という言葉は年上の人から年下の人へ向ける言葉として理解するようにして下さい。

したがって目上の人に使うことは大変に失礼にあたり、自分の評価を下げることになっていきます。

老婆心ながらなどと、色々と意見するような機会があった場合であっても自分の立場よりも上の人間であったり年上の人に向けての言葉ではないということに注意して下さい。

言葉の使い方ですが、その人の勤勉さというものを表していきます。

老婆心など今ではあまり聞くことのないような言葉を正しく理解しているかだけで、その人に対する評価というものが決まってしまうことがあると考えてもよいくらいです。

これは、色々な言葉を使う中でいかに自分の発するものが正しいのかを見極めるものとしても効果があるということになります。

言葉を正しく使えるという事はある意味では仕事を任せられることにもなり、自分を大きく成長させることにもなっていきます。

このことを怠慢にしてしまえばいつか痛い目を見るかもしれませんし、自分の成長というものも望めません。

今の自分よりも幸福を願うようであれば、言葉の勉強というものはいつの年齢になっても必要になるのです。

それでは、年上や目上の人に老婆心という言葉が使えないとすればどういった言葉を使用すればよいのかをご説明します。

目上の人には僭越を使う

皆さんもテレビなどで時代劇などを見る機会があると思いますが、家臣が殿様に向ける言葉で「僭越ながら」という言葉を聞いたことはないでしょうか?

これは主に自分の意見を聞いてもらう時に使われる言葉となってきますが、目上の人に対する言葉としては適切なものとなります。

この僭越という言葉の意味ですが、自分の立場がありそれよりも上の立場の人へ向けて出過ぎたことをするというような意味も持っています。

家臣たるものは殿様の言うことは絶対のはずですが、その立場を超えて意見を言うのですから完全に出過ぎた行為になりますよね?

そういったことから目上の人へ意見をする場合に使用する言葉は「老婆心」ではなく「僭越」ということになりますので、このあたりの使いわけというものを忘れないようにして下さい。

こういった小さなことでも間違った言葉を向けられた人は不快に思うかもしれませんし、それがどのような大きな問題に発展するとも限りません。

正しい言葉の意味を知ることは自分の身を守ることでもあり、その上で正しい使い方というものも学んでいく事が大事なのだと理解するようにして下さい。

そして、老婆心にしろ僭越にしろこのような言葉に対しては次の事に注意するようにして下さい。

【僭越の使い方については、こちらの記事もチェック!】

使い過ぎると嫌われる


この老婆心や僭越という言葉についてですが、二つとも誰かに意見をいう場合に使うことになりますのであまり多用するということは避けた方が良いと言えます。

どういった立場から使うとしてもこの言葉を使いすぎれば嫌われる原因となってしまいますし、自分が上司へ向けていうこともあまり良い結果にはなってきません。

また、老婆心を後輩などへ使う場合でも同じように嫌われます。

この言葉自体が意見と共に威圧的な意味も含まれていますので自分がアドバイスした通りにするようにといった言葉の意味にもなってしまうのです。