Where
「Where」は、「どこ」という意味の言葉です。
例えば仕事で取引先と打ち合わせをすることになった場合、打ち合わせの内容(What)や、いつ(When)それをするのかが決まった後で、最後にそれをどこ(Where)でやるのかを決めますよね。
いわば「Where」とは物事を決定する際の最後の重要ポイントと言えるでしょう。
この「Where」が決まらなければ、仕事をする上で最終的な決定が出来ずに、いつまでもズルズルと長引いてしまうことになります。
例えば新入社員の研修を行うことが決まり、大まかな日程まで決まったとしても、それを行う場所が確保出来なくては、研修自体を開くことは出来なくなってしまいますよね。
また、例えば歓送迎会を開くことになった場合、大体の日にちは決まっても、どの店で行うかを決めることが出来なくては、歓送迎会がいつまでも開けなくなってしまいます。
「Where」は物事を決断する際の最後の決め手ですので、仕事でもこの「Where」の部分もしっかりと抑えておく必要があるでしょう。
How
「How」は「どうやって」という意味の言葉です。
例えば会社で新しいプロジェクトを立ち上げる際に、その企画の内容を社員に募ったとします。
そして、企画内容(What)を、来週の月曜日(When)に会議室(Where)で発表することが決まった時に、後はそれを社員がどのようにして(How)発表するのかを考えます。
「How」はある物事を行う際に、それをどのような方法で行うかというやり方を決める上で重要なポイントです。
例えばあなたが「離職者を減らすために、会社側が給料を上げるべきだ」と提案をしたとしても、会社が一人ひとりの社員の給料を増やすためには、今後どのように取り組んでいけば良いのかというところまで具体的に考えていなければ、それは単なる理想や、机上の空論となってしまうでしょう。
このように、例え物事を提案したり、思い付いたりしても、実際にそれをどのように行うのかという「How」が決まっていなければ、行動に移すことは出来ないのです。
仕事をする際にも、常に「How」を頭に入れながら作業を進めていく必要があります。
Howmuch
「Howmuch」は「どのくらい」という意味の言葉です。
「どのくらい」とは、人数や物の数など、それがどの程度の規模なのかを指します。
例えば週明け(When)に会議室(Where)でプレゼン(What)を行うことになった場合、それに参加する人数が何名なのかということを予め確認しておく必要があります。
このどれくらいの人数なのかが「Howmuch」です。
「Howmuch」は、ビジネスの場面では主に人数や仕事内容の規模の大きさを示していることが多いです。
どんな物事であれ、それにはどの程度の規模なのかを把握しておく必要があります。
その規模に合わせて物事の準備を行い、万全な状態にしておくためです。
「Howmuch」は、「いつどこで何をやるのか」が決定した後で、それに向けて具体的に行動していく「How」に付随するものであると考えても良いでしょう。
5W2Hの効果がすごすぎる!!
「5W2H」は、社会人であれば身に付けていて当たり前のものです。
そして、基本中の基本とされるだけあって、その効果は驚くものがあります。
当たり前に「5W2H」を使いこなしている人からすれば、「何を今さら。そんなの常識じゃないか。」と思えるかもしれません。
しかし、使いこなせている人もいれば、いない人もいます。
使いこなせていない人は、使いこなせている人に比べてどうしても効率が悪かったり、一つの仕事に取り組むのにあれこれと時間がかかったりします。
一方で、「5W2H」を使いこなしている人は、効率的で仕事も早く、周りの人との協調性も上手に取れるため、同僚や上司からの評価も高く、実績も積みやすいでしょう。
そんな「5W2H」に一体どのようなすごい効果があるのかをご紹介していきます。
ターゲットや目的が明確になる
「5W2H」を使いこなせるようになると、ターゲットや目的がとても明確になります。
自分が何の仕事を何のためにするのか、またどこでどのような方法を取るのか、いつそれを行うのかと一つずつはっきりと明確化させることで、「自分が今何をすればいいのか」という事が自分自身でしっかりと理解出来ます。
その上で仕事内容に優先順位をつけることができ、落ち着いて計画通りに行動することが可能になります。
例えばある会社で新規の顧客をゲットするのが仕事の場合、まずはその会社についてリサーチします。
その後行動に移しますが、「5W2H」が身に付いている人では、ターゲットとなる会社の「何」に狙いを絞って、「どのような方法」で顧客をゲットするのか、より具体的な営業計画を立てることが出来ます。
また、もしイレギュラーなことが発生したとしても、「何故(Why)それが起こったのか」と原因を明らかにすることで早急に対応出来ますので、「5W2H」が身につくと、同時に臨機応変さも自然と身につくことになるでしょう。