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優柔不断の対義語は何?優柔不断を長...(続き3)

ですが計画通りに事が進むとも限りませんし、これから起こる事を予想するのにも限界があるでしょう。

そこで「こういう状況の時はこうする!」といった具合に、自分の中で鉄板パターンを決めておくのがオススメです。

例えばメニュー選びでいつも迷ってしまう人は、「イタリアンならトマト系のパスタを選ぶ様にする!」とか「いつもと違うメニューを頼む場合は、期間限定や店のオススメから選ぶ」といった感じで事前にある程度決め、それに従って動けば悩む時間も短縮出来るでしょう。

計画通りに実行して成功したのなら次も同じ様にすれば良いし、逆に失敗したのなら次は違う選択をして成功パターンを模索してみて下さい。

2、じっくりと物事を観察する


初めての事に対して多少悩むのは当たり前だと思いますが、優柔不断の様に何事に対しても決断が遅くなってしまうのは物事の価値を判断するのに時間が掛かっているからだと考えられます。

例えば2つの選択肢があるとしたら選ぶ基準は、「どちらの選択が自分にどれだけのメリットをもたらすか?」でしょう。

メリットの差を見分ける事が出来れば、選択するのにそこまで時間を掛けて迷う必要はないはずです。

恐らく、何事も決断が早い人は物事の価値を判断するスピードも早いのでしょう。

ただし、それが正確な判断で最善の決断とは限りません。

物事の価値を見極める能力が非常に高い人なら、短時間で価値を判断し良い結果を導く決断をする事も可能なのかもしれません。

一方その判断能力が低ければいくらスピードが早くても、満足のいく結果が得られるとは限らないのです。

それでは、判断や決断に時間が掛かる優柔不断な人は、物事の価値を見抜く力が弱いのか…?と思われるかもしれませんが、実はその逆と言えます。

優柔不断な人は観察力が高く、物事の良い面や悪い面が他の人より沢山見えているのです。

だから、周りの人が「どうしてそんなに悩んでいるの?」と思う様な事に対しても迷ってしまう訳ですね。

判断や決断に時間が掛かったとしても、じっくりと物事を観察し、価値を正確に見抜いて最良の結果を導く決断が出来る様になれば、優柔不断を長所として捉える事も出来るでしょう。

観察力の強化

優柔不断な人は観察力が高いと言えますが、その観察力をさらに強化する事でより正確な判断と最善の決断を導き出せる様になるはずです。

観察力を効果的に鍛えるには以下の3つのポイントが重要になります。

1つ目は対象物を探し出す事。

全てに注意を向けてしまうと大切な事を見逃してしまう可能性があるので、観察する前に何に意識を向けるのか決める必要があります。

例えば、自分に関係がある物事を探してみたり、新しい事を探してみたり…。

世の中に存在する物事からピンポイントで対象物を探し出すのは思った以上に大変だと思いますが、その練習を積み重ねる事により物事の核心を素早く見抜く能力が高まるはずです。

2つ目は対象物から特異点やパターンを見つけ出す事。

例えば特定の友達を対象として、その人の特異点(特に優れているポイント)を見つけたり、その人の行動パターン(癖など)を見つけたり…。

この時のポイントは良い点に目を向ける事です。

その方が自分だけでなく周りにとってもメリットとなりますし、悪い事よりも良い事に目がいく方が決断もしやすいでしょう。

3つ目は意識しない訓練をする事。

重要な事をピンポイントで観察するには関係ない事柄を無視しなければいけません。

特に優柔不断な人は他の事に囚われ過ぎて判断や決断が遅れてしまうところがあるので、対象物と無関係の事柄を意識しない訓練をする必要があるのです。

対象を観察する中で、重要な事柄と関係あるか否かを取捨する事は、決断のトレーニングにもなるので是非意識してみて下さい。

最初は少し難しいかもしれませんが、以上の3つのポイントを参考に観察力を鍛えましょう!

多くの情報を仕入れよう

優柔不断な人は観察力が高い分、意識していなくても様々な情報が目につくと思います。

つまり、「情報を集めよう!」と意識して観察すれば、さらに多くの情報をゲット出来るはずなのです。

多くの情報を仕入れる事が出来れば対象物の本質も見えてくる訳ですが、ゲットした情報から自分にとって有益な情報を炙り出すには、ある推測をしながら情報を見極める事が何よりも重要になります。

ある推測とは、「自分にとって快適だと思う情報か」それとも「自分にとって不快・危険だと思う情報か」という事です。

例えば友達を観察対象とした時に、その人の行動パターンに対して「自分はどう感じているのか?」をよく考えてみて下さい。

快適なのか?不快なのか?と視点を変えて推測・観察する事で、その友達の新たな一面が見えてくるはずです。

観察力が鍛えられている実感が湧かない人は、観察ノート(携帯のメモなどでもOK)をとる事をオススメします。