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仁義を切るとはどういう意味?仁義を...(続き4)

どんなにちょっとしたことでも相手に伝えておけば、その問題を大きくしなくてすむかもしれないですよね。

”仁義を切る”は、「相手に伝える」という意味をもっているとお伝えしました。

まさにこの”ホウレンソウ”は、”仁義を切る”とまったく同じ意味と考えてもいいでしょう。

顔見せする

忙しかったり、ちょっと面倒くさいと感じてしまうとどうしても電話やメールで済ませてしまいがち。

しかし、ビジネスシーンにおいては、しっかりと相手の顔を見て話したり契約を勧めていったほうが有利になったり、また良い商談を結べることが多いのです。

それに現代っことして育ってきた方にとっては、バイトの休む連絡などもラインやメールで済ませていた…という方もいるはず。

しかし、社会人になったのであればそれは通用しません。

そのため、「仁義を切ってこいよ」なんていわれるのです。

その際の意味は、連絡しろよ、でもなく「顔を見せてこいよ」という意味合いになります。

一言伝えるのはメールや電話でもいいですが、できれば相手の顔をみてしっかりと伝えましょう。

礼を尽くす

誰かになにかをしてもらったときには、感謝の気持ちを伝えるかと思います。

この”礼を尽くす”というのは、その感謝の気持ちを出し尽くす、しっかりと伝えるという意味合いになります。

これは”仁義を切る”において、なにか商談をして感謝すべきことがあったときに礼をたっぷりと伝えきるという意味合いに変化します。

ビジネスシーンにおいては、感謝の気持ちを伝えるのは基本中の基本です。

日ごろの感謝の気持ちは、あなたが話すことがなければ相手には伝わらないですよね。

それは、あなたの家族や恋人・友人でもそうでしょうし、ビジネスシーンにおける相手はもっとわかってくれません。

そのため、礼を尽くす(お礼をたっぷり伝え)ことを忘れないようにしたいですね。

仁義を切るときには、なにか悪いことを伝えるだけではなくこのような感謝の気持ちを伝えるということもあるということになります。

敬意を払う

相手に対して敬意を払わなければ、商談はうまくいきません。

敬意を払うとは、相手の存在を敬い、そしてその態度を示すことになります。

例えば、ちゃんとした敬称を使う、敬語を使う、相手がなにかをしてくれたら礼をつくす、何かをしてもらってばかりいるのではなくもちつもたれつの関係を作っていく・・・ということです。

何度も取引をしていると、ビジネスだということを忘れてどうしてもなあなあになってしまうものです。

飲みにいったり、休日は一緒にレジャーにでかけるような人もいますね。

それが悪いということではなく、仕事では仕事の顔で相手に接するべきなのです。

相手があなたに敬意を払っているのに、あなたが敬意を払わないようになるとその関係は崩れます。

敬意を払うということは、相手を上に上にあげるということ。

それを求めているわけではないけれども、見下されているような気持ちにさせてしまえば、「この人とは取引したくない」と思うようになりますよね。

そのため、仁義を切る際にもただ一言伝えるだけではなく、その一言に相手を敬っている敬意を払うことが必須とされているのです。

名乗りを上げる

あなたは、どこかのプロジェクトに参加するときにこっそりと参加していませんか。

また取引先の相手が話を進めてくれるまでじっと黙っているのではないでしょうか。

それでは、うまくいく商談もうまくいかなくなってしまいます。

そんなときにこそ”名乗りを上げる”べきなのです。

名乗りを上げるというのは、もともとは武士たちが戦いをする前に自分たちの名前を教えあうということで使われていました。

しかし、ビジネスシーンにおいてはそうではなく、「自分がそこに参加すると表明する」「その競争に参加することを意思表示する」ということになります。

要するにあなたの心の気持ちをあなたの心の中にしまっておくのではなく、相手にしっかりと伝えるという意味をもっているのです。

仁義を切るのもそれと同じこと。