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事由とはどういう意味?正しい用法と...(続き4)

一方で、毎日自分の好きなものばかり食べていたら太って病気になってしまった場合、それは道理に合っていると言えます。

暴飲暴食や偏食をしていれば、体が不健康な状態になって病気になるのは当たり前のことなのです。

ですから、例えば毎日運動をしていたら痩せられるのも道理でしょう。

私たちは時々会話の中で、「ああ!どうりで○○なのか~」と「どうりで」という言葉を使っています。

この「どうりで」も漢字で書くと「道理で」となります。

道理にかなっているから納得がいったときに、無意識にそうした表現方法を用いることがあるのです。

事わけ

「事わけ」は「ことわけ」と読み、漢字で書くと「事訳」となります。

「事の次第やわけ、事情」などの意味がありますが、普段使いではまず耳にする機会がないでしょう。

また、ビジネスの場面やかしこまった場面でも滅多に使われることはないため、自分が知っているからと「事わけ」を使ったところで、相手には理解してもらえない可能性が高いです。

さらには文章として「事訳」と書いたところで、同じく理解してもらえない可能性がありますので、自分からはあまり積極的に使わない方が良いかもしれません。

知識として知っておけば、いつか役に立つ時がくるかもしれません。

また、小説の中では時々「事わけ」が出てくることがあるかもしれません。

所為

「所為」は「しょい」「せい」「そい」と読み方が3種類あります。

「しょい」と読む場合の意味は
「しわざや立ち振舞い」であり、また「せい」と読む場合の意味は「上の言葉を受けて、それが原因・理由であることを示す」となります。

また「そい」と読む場合の意味は「しわざや行い」となっており、それぞれに少しずつ意味も違っています。

一般的に「所為」は「せい」と読むことが多く、「○○の所為」という使われ方をよくします。

意味は原因や理由を表わしていますが、「所為」の場合には比較的ネガティブな意味の言葉として用いられることが多いです。

例えば幼い姉妹で人形遊びをしていた時に、妹があやまって人形の腕を壊してしまいます。

それを姉が母親に報告する際に、「○○のせいで人形が壊れた!」と言うことがあります。

また、友人関係で揉めた時や、仕事で誰かがミスをした際などにも、「○○の所為でこんなことになった」や「○○がミスした所為で・・・」など、相手を責めるような悪意や敵意のある使われ方をされることが残念ながら多いです。

そのため、「所為」という言葉自体に悪い印象を持っている人も少なくはないでしょう。

しかし言葉本来の意味は決して悪いものではありませんので、誤解しないように気をつけましょう。

筋合い

時々、「○○に言われる筋合いはない」という言い方を聞くことがありますが、この筋合という言葉には、「物事の道理や、確かな理由や根拠のある関係」という意味があります。

例えば自分の異性関係を同性の友人に指摘され、カッとなって「そんなこと○○に言われる筋合いはない!」と怒ったとします。

この場合の「筋合いはない」というのは、「いくら友人でも自分の異性関係が間違っているという確かな理由も根拠もないのにそんなことを言われるのは納得できない」という気持ちが込められています。

大抵の人は、「自分の事情に対して他人が口を出すのはおかしい」といった意味合いで「筋合いはない」と使うことが多いです。

しかしこれは、裏を返せば確かな理由や根拠さえあれば、堂々と他人に指摘しても良いということになります。

例えば友人の異性関係が間違っているという、客観的な理由や根拠がある場合には、いくら「お前にそんなことを言われる筋合いはない!」と怒鳴られても、「こっちはちゃんと筋合いがあるから言っているんだ!」と負けじと返すことが出来ます。

所以

「所以」は「ゆえん」と読み、「わけやいわれ、理由」などを意味します。

例えばある男性社員はとても女性社員たちから人気がありますが、その理由は男性社員が、仕事が出来て人間関係も上手にこなし、いつも笑顔で出来た人格の持ち主だからです。

それを言葉にする際に、「あの出来た人格が、彼が女性社員からモテる所以なんだよ。」と表現することが出来ます。

「○○たる所以」という言い方は、いかにも古めかしい印象を受けるかもしれませんが、現在でも時々使われています。

年配の人やビジネスシーンなどでも使われることがそれなりに多いため、意味や使い方をきちんと知っておけば、同じように自分でも使いこなすことが出来るでしょう。

また、「○○が××たる所以だ」という表現方法を用いる際には、出来るだけ文章は短くまとめるようにしましょう。

「所以」とは、それを使う前にすでに話していた内容について「だから○○の所以なんだ」などと話をまとめる際にもよく用いられます。