片付けというのは気力がなければ出来ないものです。
それと比例していつも元気な人やマメな人は部屋が綺麗ですが、精神的に病んでいる人や気力が落ちている人は片付けをするどころではなくなっています。
よくニュースなんかで特集をしているゴミ屋敷の住民は、過去に人間関係のトラブルがあってあの状態にあると思って下さい。
どんな人も最初からあのような状態であった訳ではありません。
片付けは辛いことと頭の中で定義してしまっているから
私自身も経験はありますが、仕事で上手く行かなくなった時は精神的にしんどくて何をするにもやる気はありませんでした。
物を片付けたいという気持ちは強かったのですが、片付けをしようにも身体が動かなくて辛いという気持ちが頭の中にあった気がします。
しんどい時ほど自分はゴミやホコリと同じような存在と思ってしまいますからね。
そのせいかもしれませんが、私も掃除する気になれませんでした。
ゴミを捨ててしまうと、ゴミ同然の自分も同じような目にあってしまうのではという不安があったと思います。
物を大切に出来ないから
物を大切にしている人であれば、部屋を綺麗に出来るでしょう。
大抵散らかっている人は、ものへの執着があっても汚く扱っています。
私自身、物を大切に出来ない人間なので気持ちは理解出来ますね。
何故物を大切に出来ないか?
それは無駄だと思っているからです。
物をいくら大切にした所で、壊れてしまうという考えが頭にあります。
過去に自分が大切にしていたものをバカにされてしまったり、無駄だと言われてしまった事があるので、どうせ壊れるものだと思って良い気はしないんですよね。
その考え自体間違っているのは自分でも分かっています。
しかし子供の頃からそのような環境にいた人間からすれば中々難しいかもしれません。
やらなければいけないことが他にたくさんありすぎるから
片付けが出来ない一番の理由はまさしくやらなければいけない事が他にたくさん有りすぎるからですね。
片付けというのは自分の家だけなので、困るのは自分だけで他の人が困る事はありません。
それゆえに他の事をやらなければという頭になってしまうので、どうしても片付けられないんですよ。
例として私の場合、やらなければいけない事というのは仕事と家事ですね。
家事だけならまだしも、仕事というのはいつも同じ状態でいれるわけではありません。
仕事の場合は今月までという風に、期限が設定されているケースもあります。
期限の設定をされていると早くしないとという気になりませんか?
早くして失敗しても駄目ですし、かと言って期限ギリギリなんてもってのほかですからね。
そちらの方を優先しないと、とんでもない事になってしまいます。
結構同じような境遇の人は多いと思いますよ。
ただあくまでも何かに追われている時はそれに集中して、それが済んだら掃除するというやり方が上手くいくかもしれません。
どうせ誰にも見られないから
どうせ誰にも見られないからという意識を持っている人、現代人にはとても多いかもしれませんね。
悲しい事に、今は一人で寂しく生きている人がたくさんいます。
家族との接点を持たない、友達がいないもしくは作っていないという人が増えているという残念な事実があるのです。
特に一人暮らしをしている人は、どうせ誰にも見られないという意識が強いみたいですね。
確かに来客があるとは言えませんし、部屋に上がってもらう人というのは私もそこまでいる訳でもありません。
しかしどうせ誰にも見られないからという意識を持っている人間は、誰からも信頼される事はないでしょう。
何故ならどうせ誰にも見られないという意識を持った人間は、仕事などで誤魔化す癖を持っているからです。