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柔和な人の16個の特徴。こういう人...(続き3)

それを苦も無くできている人は、恵まれた家庭環境だけではなく、生まれつき高い能力を備えている、といっても過言ではないでしょう。

才能というべきものです。

周囲の人への気遣いが立派

性格が安定している柔和な人は、意図しているわけではなくても、自然に周囲への気使いができています。

普通にしているだけですから、肩の力は抜けています。

したがって相手も警戒心を呼び起こすということがありません。

いきり立った相手も簡単にリラックスさせることができます。

とりまく空気は、すぐに和やかなものに変わります。

周囲の人のことをよく見ている

柔和な人は、他人にあまり関心がないように見えて、意外に周囲をよく見ているものです。

これも性格が安定し、澄みきった心境によるとことが大きそうです。

ただしその裏にある、他人の抱える心理的な傷にまでは、思いいたらないことが多いようです。

不幸とは無縁に過ごしてきたため、性格が良すぎるのです。

人の気持ちの葛藤に対し、敏感というには、あたりません。

その反対の鈍感の方に近そうです。

しかし、だれにもわかる心の傷くらいなら、その柔和さを十分に生かせます。

人をリラックスさせることが、苦も無くできるからです。

あまり物事に熱中しない

柔和な人は、のんびりしていて、あまり物事に熱中しないイメージがある一方で、やるときには人の目を気にせず集中しているイメージもあります。

サラリーマンとしては最も向いているタイプかも知れません。

いちいち感情的になることが少なく、こびへつらいなども少なく、とにかく安定しています。

周囲と軋轢を生むようなことがありません。

その姿は、たいていの人にとって、好ましく、頼もしくも見えるものです。

感謝の気持ちを忘れない

感謝の気持ちを忘れない柔和な人
金を貸したことは忘れても、借りたことは忘れてはならない、という言い方があります。

たしか田中角栄の関連本に載っていました。

ここで話は少し変わりますが、1950年トヨタ自動車は、経営危機に見舞われました。

創業家の豊田喜一郎社長が辞任に追い込まれ、創業以来初の人員整理も行っています。

このとき地元の東海銀行と三井銀行が中心となって融資団を組みました。

その融資のおかげで、トヨタ自動車は会社史上最大の危機を乗り越えることができました。

一方、このとき融資団に参加しなかったどころか、融資を引き上げた住友銀行を、トヨタは決して許しませんでした。

その後50年間、住友銀行はさくら銀行と合併して新銀行に衣替えするまで、トヨタとは一切の取引ができなかったのです。

これに対しては、トヨタはあまりに意固地にすぎる、という意見もあるでしょう。

しかし支援をしてくれた他の銀行に、感謝の気持ちを表している、と解釈することも可能なのではないでしょうか。

自分よりも人のことを大事にする

トヨタ自動車は法人、それも日本最大の営利法人ですが、これが個人事業の場合ならどうなのでしょうか。

砂をかけてさっていった銀行が、金持ちになったからといって、へこへこ頭を下げて取引を求めてきても、ほとんどの人は、蹴とばして追い返すのではないでしょうか。

苦しいとき支援してくれた銀行を大事にするに違いありません。

逆に銀行が困ったときは、協力してあげるといったスタンスは、ごく普通のことではないでしょうか。

倒産するかどうかという、極限の経験をした後では、とくに人とのつながりを大事に考えられるようになります。